
空と宇宙 ・ 282/300
月はなぜ夜に光っているの?
Why does the moon shine at night?

月は自分で光っているのではなく、太陽の光をはね返しているんだよ。まわりの夜空が暗いから、とても明るく見えるんだ。
やさしい英語でEasy English ・ 英検5〜4級くらい
The moon does not make its own light. The sun shines on the moon. The moon sends some of that light back to us. At night, the sky is dark, so the moon looks very bright. The moon's shape seems to change because we see different parts of its sunny side.
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月は自分で光を作っていません。太陽が月をてらしています。月はその光の一部を、わたしたちのほうへはね返しているのです。夜は空が暗いので、月はとても明るく見えます。月の形が変わって見えるのは、日の当たっている側のうち、見える部分がちがうからです。
ふつうの英語でStandard English ・ 英検3〜準2級くらい
The moon looks like a big lamp in the night sky, but it has no light of its own. It is a huge ball of rock, and sunlight usually lights half of it. The moon bounces some of that sunlight back toward Earth, and that is the light we see. Surprisingly, the moon's surface is quite dark gray, a bit like an old road. It looks bright partly because the night sky around it is so dark. As the moon travels around Earth about once a month, we see different amounts of its sunlit half. That is why the moon seems to change shape, from a thin crescent to a full, round moon and back again. During a lunar eclipse, Earth blocks most or all of the direct sunlight.
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月は夜空の大きなランプのように見えますが、自分の光は持っていません。月は大きな岩のボールで、ふつうは半分が太陽の光にてらされています。月はその光の一部を地球のほうへはね返していて、それがわたしたちの見ている光です。おどろくことに、月の表面はかなり黒っぽい灰色で、古い道路に少しにています。月が明るく見える理由のひとつは、まわりの夜空がとても暗いことです。月はおよそ1か月かけて地球のまわりを回るので、日の当たった半分のうち、見える量が変わります。だから月は、細い三日月から丸い満月へ、そしてまた元へと、形を変えるように見えるのです。月食のときは、地球が太陽の光の多く、またはすべてをさえぎります。
この質問の英単語
- light光
- shinesてらす・かがやく
- bouncesはね返す
- surface表面
- crescent三日月
- shape形
- rock岩
超絶解説もっと知りたい人へ
月は、太陽の光を映す大きな岩のボール
月の直径は約3500km。地球の約4分の1の大きさで、地球から約38万kmはなれています。光の速さでも約1.3秒かかるので、わたしたちが見ている月は「1.3秒前の月」です。月はおもに岩でできていて、表面は細かい砂のようなものでおおわれています。自分で明るい光を作るしくみはなく、太陽の光が当たった所が光って見えます。ちょうど、暗い部屋で懐中電灯を当てたボールが明るく見えるのと同じです。
本当は黒っぽい!月の意外な色
月はかがやいて見えますが、表面が光をはね返す割合は、たったの1割ほど。使い古したアスファルトの道路くらいの黒っぽさです。新しい雪は8〜9割も光をはね返すので、もし月が雪でできていたら、今よりずっとまぶしいはずです。それでも明るく見えるのは、まわりの夜空が真っ暗だから。昼間に空に出ている白い月が、夜よりずっと地味に見えるのはそのためです。ちなみに満月の明るさは、太陽の約40万分の1しかありません。
満月は半月の約10倍明るい
光っている面積だけを考えると、満月は半月の2倍のはずです。ところが実際は、満月のほうが10倍ほど明るく見えます。半月のころは太陽の光が月面にななめから当たり、細かなでこぼこにたくさんのかげができます。満月のころは、太陽の光が地球から見る方向とほぼ同じ向きから月に当たるので、かげが見えにくくなります。さらに、月の砂が光を正面近くへ強く返す性質も重なり、満月はぐっと明るくなるのです。太陽・地球・月がぴったり一直線に並ぶと、満月ではなく月食が起こります。
形が変わって見えるしくみ
月はおよそ29.5日で、新月から満月へ、また新月へと形を変えます。月が太陽と同じ方向にあるときは、光っている側が向こうを向いているので見えません。これが新月です。月が太陽と反対側に来ると、光っている面がまるごとこちらを向いて満月になります。月が欠けるのは地球のかげが月にかかるからだと思っている人もいますが、それはまちがい。地球のかげが月にかかるのは、ときどき起こる「月食」のときだけです。
欠けた部分がうっすら見える「地球照」
細い三日月のとき、暗いはずの部分がぼんやり見えることがあります。これは、太陽の光が地球ではね返り、その光がさらに月をてらしているからで、「地球照(ちきゅうしょう)」といいます。500年ほど前、画家のレオナルド・ダ・ヴィンチがこのしくみをノートに書いていました。地球から細い月が見えるころ、月からは、ほぼ丸く光る地球が見えます。その地球は、地球から見る満月より大きく、数十倍も明るく見えることがあります。
みんなが驚く豆知識
月は1年に約3.8cmずつ、地球から遠ざかっています。アポロの宇宙飛行士が月に置いてきた鏡に地球からレーザーを当て、光が帰ってくるまでの時間をはかってわかりました。
月はいつも同じ面を地球に向けているので、地球から裏側は見えません。人類が初めて月の裏側を見たのは1959年、旧ソ連の探査機ルナ3号が写真をとったときでした。
英語の once in a blue moon(青い月のときに一度)は「めったにない」という意味。1か月に満月が2回あるとき、2回目を「ブルームーン」とよぶことがありますが、月が青くなるわけではありません。

おうちでやってみよう
1週間、毎晩同じ時間に月を見て、形を絵にかいてみよう。夕方の西の空に細い三日月が見えたら、欠けている部分がうっすら見えないか、よく見てね。それが地球照です。
英文と解説は、このコーナーのために子ども向けに書き下ろしたものです(AIと人が作成。Codex で英語・和訳・事実をチェックし、人の目でも順次確認しています)。100年以上前の原文をそのまま載せている「おはなし」のページとは分けています。






