
空と宇宙 ・ 3/300
月はなぜ形が変わるの?
Why does the moon change shape?

月は太陽の光で光っていて、地球のまわりを回るうちに、光が当たっている所の見え方が毎日変わるからだよ。
やさしい英語でEasy English ・ 英検5〜4級くらい
The moon does not make its own light. The sun shines on it. The moon goes around the Earth. Each night, we see a different part of its sunny side. So the moon looks round, then thin, then round again.
日本語の訳を見る
月は自分で光を出していません。太陽が月をてらしています。月は地球のまわりを回っています。毎晩、わたしたちは月の日が当たっている側の、ちがう部分を見ています。だから月は、丸く見えたり、細く見えたり、また丸く見えたりするのです。
ふつうの英語でStandard English ・ 英検3〜準2級くらい
The moon does not glow by itself. It shines because sunlight hits it, just like a ball in the light of a lamp. Half of the moon is always lit by the sun, and the other half is dark. The moon travels around the Earth, and one trip takes about a month. As it moves, we see the bright half from different angles. When the moon is between the Earth and the sun, the bright side faces away from us, and we can hardly see it. This is called a new moon. When the moon is on the far side of the Earth, we can see the whole bright side. This is a full moon. In between, we see thin crescents and half moons.
日本語の訳を見る
月は自分では光っていません。ランプの光に当たったボールのように、太陽の光が当たっているから光って見えるのです。月の半分はいつも太陽にてらされていて、もう半分は暗くなっています。月は地球のまわりを回っていて、1周するのにおよそ1か月かかります。月が動くにつれて、わたしたちは明るい半分をいろいろな角度から見ることになります。月が地球と太陽のあいだにあるとき、明るい側はわたしたちと反対の方を向いているので、月はほとんど見えません。これを新月といいます。月が地球をはさんで太陽の反対側にあるときは、明るい側を全部見ることができます。これが満月です。そのあいだには、細い三日月や半月が見えます。
この質問の英単語
- glow光る
- litてらされた
- travels進む・回る
- angles角度
- new moon新月
- full moon満月
- crescents三日月
超絶解説もっと知りたい人へ
月はボール、太陽はライト
月の形が変わるのは、月そのものがけずれたり、ふくらんだりしているからではありません。月はいつも半分だけ太陽の光を浴びています。地球のまわりを回る月を、わたしたちは毎日ちがう方向からながめるので、「明るい半分」のうち見えている部分の大きさが変わるのです。新月から約1週間で右側が光る半月(上弦の月)、約2週間で満月、約3週間で左側が光る半月(下弦の月)になり、また新月にもどります。
「地球のかげ」説はまちがい
「月が欠けるのは地球のかげが月にかかるから」と思っている人は、大人にもたくさんいます。でもこれはまちがい。地球のかげが月にかかるのは「月食」のときだけで、それは満月の夜に、太陽・地球・月がほぼ一直線にならんだときにしか起こりません。ふだんの満ち欠けは、あくまで「どの角度から月を見ているか」で決まります。
29.5日のふしぎ
月が地球のまわりを1周するのにかかるのは約27.3日。ところが新月から次の新月までは約29.5日かかります。月が1周するあいだに、地球も太陽のまわりを少し進んでしまうので、月はもう少し追いかけないと同じ形にならないのです。また、月はいつもほぼ同じ面を地球に向けています。地球のまわりを1周する時間と、自分が1回転する時間がほぼ同じだからです。昔の日本では、この満ち欠けをもとに「こよみ」を作っていました。三日月は「月の3日目の月」、十五夜は「15日目の月」という意味です。
細い月の暗い部分が、うっすら見える
三日月の夜によく見ると、暗いはずの部分がぼんやり光って、丸い月の形がうっすらわかることがあります。これは「地球照」といって、地球ではね返った太陽の光が月の暗い部分をてらしているのです。この正体を500年ほど前に見ぬいたのは、なんと画家のレオナルド・ダ・ヴィンチ。月から見ると、そのとき地球は大きく明るくかがやいているのです。
月の形を見れば、時こくがわかる
月の形と、見える時こくにはきまりがあります。満月は太陽と反対側にあるので、夕方に東から上り、真夜中に南の空で一番高くなり、明け方に西へしずみます。三日月は太陽のすぐあとを追いかけているので、夕方の西の空に少しだけ見えて、すぐにしずんでしまいます。右側が光る上弦の月は、昼すぎに上って夕方に南の空に、左側が光る下弦の月は、真夜中に上ってきます。だから、昼間の青空に白い月が見えることもめずらしくないのです。昔の人は、月の形と位置で夜の時こくを知りました。
みんなが驚く豆知識
英語の month(月・1か月)は moon と同じ語源です。Monday(月曜日)も「月の日」という意味。カレンダーには月がかくれているのです。
地球で新月のとき、月からは地球がまん丸にかがやく「満地球」が見えます。地球と月の満ち欠けは、いつもちょうど反対なのです。
オーストラリアなど南半球では、月の光っている側が日本とは左右反対に見えます。また、赤道の近くでは、季節や時こくによって、三日月がボートのように横たわって見えることがあります。

おうちでやってみよう
部屋を少し暗くし、足元を片づけてから、明かりを1つだけつけます。明かりから少しはなれ、白いボールを顔より少し高い所に持って、うでをのばします。その場でゆっくり1回転すると、ボールの光っている部分が三日月、半月、満月のように変わって見えるよ。
英文と解説は、このコーナーのために子ども向けに書き下ろしたものです(AIと人が作成。Codex で英語・和訳・事実をチェックし、人の目でも順次確認しています)。100年以上前の原文をそのまま載せている「おはなし」のページとは分けています。






