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昼間はなぜ星が見えないの?のイラスト

空と宇宙 ・ 6/300

昼間はなぜ星が見えないの?

Why can't we see stars in the daytime?

ひとことで言うと

星は昼も空にあるけれど、太陽の光で空全体が明るくなって、弱い星の光がかくれてしまうからだよ。

やさしい英語でEasy English ・ 英検5〜4級くらい

Stars are in the sky in the day, too. But the sun makes the sky very bright. The bright sky hides the weak starlight. At night, the sky is dark, so we can see the stars again.

日本語の訳を見る

星は昼間も空にあります。でも、太陽が空をとても明るくします。明るい空が、弱い星の光をかくしてしまいます。夜には空が暗くなるので、また星が見えるのです。

ふつうの英語でStandard English ・ 英検3〜準2級くらい

The stars do not go away in the daytime. They are still up there, shining as always. The problem is the sun. Sunlight is scattered by the air, and that makes the whole sky bright blue. Starlight is very weak compared to this bright sky, so it gets lost, just like a small flashlight is hard to see on a sunny afternoon. When the sun sets and the sky becomes dark, the stars appear again. During a total solar eclipse, when the moon covers the sun, the sky turns dark in the middle of the day, and people can see bright stars and planets. On the moon, where there is no air, the sky is black even in the daytime.

日本語の訳を見る

昼間も、星が消えてしまうわけではありません。星はいつもと同じように、空の上で光っています。星が見えないのは、太陽のためです。太陽の光は空気によってあちこちに散らされ、空全体を明るい青色にします。星の光はこの明るい空にくらべるととても弱いため、まぎれて見えなくなります。晴れた日の午後には、小さな懐中電灯の光が見えにくいのと同じです。太陽がしずんで空が暗くなると、星はまた見えるようになります。皆既日食で月が太陽をかくすと、昼間なのに空が暗くなり、明るい星や惑星が見えます。空気のない月では、昼間でも空は黒く見えます。

この質問の英単語

  • daytime昼間
  • bright明るい
  • weak弱い
  • hidesかくす
  • flashlight懐中電灯
  • eclipse日食
  • planets惑星

超絶解説もっと知りたい人へ

星は昼もちゃんとそこにいる

地球が回っているので、昼間の空にも、夜と同じように星がならんでいます。たとえば夏の昼間の空には、冬の夜に見えるオリオン座がうかんでいるのです。見えないのは、星が消えたからではなく、まわりが明るすぎるから。昼の青空は、星がたくさん見えるような暗い夜空にくらべて、なんと1000万倍以上も明るいのです。明るい部屋でホタルの光が見えないのと同じで、星の弱い光は、空にあふれる太陽の光にうもれてしまうのです。

昼でも見える星がある

じつは、昼間でも見えることがある星もあります。いちばん有名なのは、惑星の金星です。夜空で月の次に明るく、どこにあるかがわかっていれば、晴れた青空の中に白い小さな点として見つけられることがあります。月も昼間によく見えますね。恒星(自分で光る星)の中でいちばん明るいシリウスは、望遠鏡を使えば昼でも見ることができます。天文台では、昼間に明るい星を観測することもあります。夕方、空にいちばん最初に見えてくる「一番星」は、金星や木星などの惑星のこともあれば、シリウスなどの明るい恒星のこともあります。

井戸の底から昼の星が見える?

「深い井戸の底やえんとつの中から見上げると、昼でも星が見える」という話が、古代ギリシャの哲学者アリストテレスのころから2000年以上も語りつがれてきました。でも、これは俗説です。科学者たちが実際にためしてみても、星は見えませんでした。井戸の底から見ても、空の明るさそのものは変わらないからです。本で読んだことでも、ためしてみることが科学のはじまりなのですね。

真昼に星があらわれる日

皆既日食のとき、月が太陽をすっぽりかくすと、真昼の空が夕暮れのように暗くなり、明るい星や惑星がぱっとあらわれます。鳥が鳴きやんだり、気温が下がったりすることもあります。1919年には、イギリスのエディントンたちが皆既日食のときに太陽の近くに見える星の位置を測り、「太陽の重力で星の光がわずかに曲がる」というアインシュタインの予言を確かめて、世界中を大さわぎさせました。

月の昼は、太陽がかがやく黒い空

空気のない月では、光を散らすものがないので、太陽が出ている昼でも空は真っ黒です。でも、アポロの宇宙飛行士がとった写真には、星が写っていません。これは、明るい地面や宇宙服に合わせてカメラを調整したので、暗い星の光が写らなかったため。「写真に星がないから月に行っていない」という話がありますが、まちがいです。

みんなが驚く豆知識

  1. 日本の陸地で次に皆既日食が見られるのは2035年9月2日。北陸から関東の北部にかけて、真昼に星が見られるかもしれません。

  2. 明け方に見える金星を「明けの明星」、夕方に見える金星を「宵の明星」と呼びます。英語でも morning star、evening star と、同じように呼び分けます。

  3. 夏の昼間、頭の上の青空には、冬の夜空の主役オリオン座がのぼっています。見えなくても、星座は24時間ずっと空を回っているのです。

おうちでやってみよう

上弦の月のころ(新月から1週間くらい)の晴れた午後、東から南の空に白い月をさがしてみよう。昼の月を見つけると、空に星がいることを感じられるよ。太陽は絶対に直接見ないでね。

英文と解説は、このコーナーのために子ども向けに書き下ろしたものです(AIと人が作成。Codex で英語・和訳・事実をチェックし、人の目でも順次確認しています)。100年以上前の原文をそのまま載せている「おはなし」のページとは分けています。

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