
空と宇宙 ・ 7/300
太陽はなぜあんなに熱いの?
Why is the sun so hot?

太陽の中心では、水素のつぶどうしがぶつかって合体し、そのときにものすごい熱と光が生まれているからだよ。
やさしい英語でEasy English ・ 英検5〜4級くらい
The sun is a giant ball of hot gas. Deep inside, tiny bits crash together and make lots of heat and light. This never stops. The sun is so big that more than one million Earths can fit inside it!
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太陽は、熱いガスでできた巨大な玉です。おくふかい中心で、小さなつぶがぶつかり合い、たくさんの熱と光を作ります。これはずっと止まりません。太陽はとても大きく、地球が100万個以上も入ってしまいます!
ふつうの英語でStandard English ・ 英検3〜準2級くらい
The sun is a huge ball of hot gas, mostly hydrogen. It is so big and heavy that its own weight squeezes its middle very hard. In the center, called the core, the temperature is about 15 million degrees Celsius. There, tiny pieces of hydrogen smash together so hard that they join and become a different gas, helium. This is called nuclear fusion. Each time they join, a little bit of matter turns into energy, and that energy comes out as heat and light. The sun does this nonstop, every second of every day. The heat slowly travels to the surface, which is about 5,500 degrees, and then the light flies across space to warm our Earth.
日本語の訳を見る
太陽は、おもに水素でできた熱いガスの巨大な玉です。とても大きくて重いので、自分の重さで中心がものすごく強くおしつぶされています。中心は「核」と呼ばれ、温度は約1500万度です。そこでは、水素の小さなつぶがはげしくぶつかり合って合体し、ヘリウムという別のガスに変わります。これを核融合といいます。合体するたびに、ほんの少しの物質がエネルギーに変わり、そのエネルギーが熱と光になって出てきます。太陽は毎日、1秒も休まずにこれを続けています。熱はゆっくりと表面まで運ばれ(表面は約5500度)、そこから光が宇宙を飛んで、わたしたちの地球をあたためるのです。
この質問の英単語
- gasガス・気体
- heat熱
- core中心・核
- hydrogen水素
- energyエネルギー
- surface表面
- nuclear fusion核融合
超絶解説もっと知りたい人へ
太陽は「燃えて」いない!
太陽は大きなたき火のようなものだと思っていませんか? じつは、ものが燃えるには酸素が必要ですが、太陽はたき火のように燃えているのではありません。もし太陽が全部石炭でできていて、十分な酸素を使って今と同じ明るさで燃えているとしたら、数千年ほどで燃えつきてしまう計算になります。でも太陽は約46億年も光り続けています。19世紀の科学者たちは、この「なぜ燃えつきないのか」というなぞに長いあいだ頭をなやませました。
中心は1500万度、ぎゅうぎゅうの世界
答えは20世紀になってわかりました。太陽の中心は、自分の重さでぎゅうぎゅうにおしつぶされ、温度は約1500万度。そこでは、水素の原子の中心(原子核)どうしが猛スピードでぶつかって合体し、ヘリウムに変わります。これが「核融合」です。合体すると、重さがほんの少しだけ減り、その分が、アインシュタインの式E=mc²のとおり、とてつもないエネルギーになります。太陽は1秒ごとに約400万トンも軽くなりながら光っているのです。それでも太陽はとても重いので、あと約50億年は光り続けると考えられています。
光の、とても長い旅
中心で生まれたエネルギーは、すぐに外へは出られません。ぎっしりつまったガスの中で、ぶつかってはね返されることを数えきれないほどくり返すので、表面にたどりつくまでに数万年から十数万年かかると考えられています。ところが、表面を出た光が地球にとどくまでは、たったの約8分20秒。いまあなたが見ている太陽の光は、何万年も前に中心で生まれたエネルギーなのです。
表面より、まわりのほうが熱い?
太陽の表面の温度は約5500度ですが、その外側に広がる「コロナ」という、うすいガスの層は100万度以上もあります。熱いものからはなれるほど温度が上がるなんて、ふしぎですね。なぜそうなるのかは、まだ完全にはわかっていない、太陽のなぞの1つです。このなぞを調べるため、NASAの探査機パーカー・ソーラー・プローブは、2024年12月に太陽の表面から約610万kmまで近づき、時速約69万kmという、人が作ったものとして史上最速のスピードを記録しました。
太陽をバスケットボールにすると
太陽の直径は地球の約109倍。中に地球を入れると、約130万個も入ってしまいます。太陽をバスケットボール(直径約24cm)の大きさにちぢめると、地球は直径約2mmの小さなつぶになり、太陽から約26mもはなれた所を回っていることになります。こんなに遠くはなれていても、地球はあたたかい光をたっぷり受け取っています。太陽がどれほどばく大なエネルギーを出しているかがわかりますね。
みんなが驚く豆知識
ヘリウムは、地球より先に太陽の光の中から見つかりました。1868年のことです。名前はギリシャ語で太陽を意味する helios から。英語の Sunday も「太陽の日」です。
太陽系にあるものの重さを全部たすと、そのうち約99.8%が太陽です。地球や木星などの惑星は、のこりのほんの少しにすぎません。
太陽の表面の黒いしみ「黒点」は、じつは約4000度もあって明るく光っています。まわりがもっと明るいので、黒く見えるだけなのです。

おうちでやってみよう
晴れた日に、白い紙と黒い紙を日なたに10分ほど置いて、手でさわって温かさをくらべてみよう。日かげに置いた紙ともくらべてね。太陽は目をいためるので、絶対に直接見ないこと。
英文と解説は、このコーナーのために子ども向けに書き下ろしたものです(AIと人が作成。Codex で英語・和訳・事実をチェックし、人の目でも順次確認しています)。100年以上前の原文をそのまま載せている「おはなし」のページとは分けています。






