原田英語の多読ベストジュニア このサイトについてはじめて
流れ星ってなに?のイラスト

空と宇宙 ・ 13/300

流れ星ってなに?

What is a shooting star?

ひとことで言うと

流れ星は星ではなく、宇宙をただよう小さなちりや石が、ものすごい速さで地球の空気に飛びこんで、光ったものだよ。

やさしい英語でEasy English ・ 英検5〜4級くらい

A shooting star is not a star. It is a tiny bit of space dust or rock. It falls into the air around the Earth very fast. It gets so hot that it glows. Then it is gone in a second.

日本語の訳を見る

流れ星は星ではありません。宇宙のちりや石の、小さなかけらです。それが、ものすごい速さで地球のまわりの空気に飛びこんできます。とても熱くなって光ります。そして1秒くらいで消えてしまうのです。

ふつうの英語でStandard English ・ 英検3〜準2級くらい

A shooting star is not really a star. Scientists call it a meteor. Space contains tiny pieces of dust and rock, and many are as small as a grain of sand. Sometimes Earth runs into one. It enters our air at an amazing speed, often tens of kilometers per second. The object squeezes the air in front of it. The air becomes very hot, and atoms from the air and the object give off light. We see a bright line high in the sky, often around 100 kilometers up. Most small objects lose all their solid material before reaching the ground. On some nights, Earth passes through a trail of dust left by a comet, and we can see many meteors. This is called a meteor shower.

日本語の訳を見る

流れ星は、ほんとうは星ではありません。科学者はこれを流星と呼びます。宇宙には小さなちりや石のかけらがたくさんあり、その多くは砂つぶくらいの大きさです。ときどき、地球がその一つにぶつかることがあります。かけらは、1秒に何十キロメートルという、おどろくような速さで空気の中に飛びこんできます。かけらは前にある空気を強くおしちぢめます。空気はとても熱くなり、空気やかけらを作る小さなつぶが光を出します。わたしたちはこれを、多くの場合、約100キロメートル上空に光る明るい線として見ます。ほとんどの小さなかけらは、地面に着く前に固体の部分をすべて失います。地球が、ほうき星(すい星)の残したちりの通り道を通る夜には、たくさんの流星が見られます。これを流星群といいます。

この質問の英単語

  • shooting star流れ星
  • dustちり
  • rock石・岩
  • glow光る
  • meteor流星
  • cometほうき星・すい星
  • meteor shower流星群

超絶解説もっと知りたい人へ

正体は砂つぶ!

夜空を一しゅんで横切る流れ星。その正体の多くは、なんと砂つぶから小石くらいの、ほんの小さなかけらです。それなのにあれほど明るく光るのは、スピードがとてつもないから。流れ星のもとになるかけらは、秒速約11kmから72kmという速さで地球の空気に飛びこんできます。時速300kmで走る新幹線の、数百倍の速さです。この速さだと、小さなつぶでも、ばく大なエネルギーをもっているのです。

光るのは「こすれる」からではない

流れ星は「空気とこすれて熱くなる」と説明されることがありますが、主な理由はそれだけではありません。猛スピードのつぶは、前にある空気をぎゅっとおしちぢめます。空気はおしちぢめられると熱くなる性質があり、つぶのまわりの空気は何千度にもなります。その熱でつぶの表面がとけて蒸発し、まわりの空気といっしょに光るのです。光り始めるのは高さ約100km前後。飛行機が飛ぶ高さ(約10km)の10倍も上空です。

流星群の多くは、ほうき星の落とし物

ほうき星(すい星)は、氷、ちり、岩石などでできた天体です。太陽に近づくと、氷の一部が液体にならずに気体へ変わり、ちりをまき散らします。そのちりは、ほうき星の通り道にそって帯のように残ります。地球が毎年同じ時期にその帯を通りぬけると、たくさんの流れ星が夜空の1か所から飛び出すように見えます。これが流星群です。ただし、すべての流星群が、今も活動しているほうき星からできるわけではありません。たとえば、12月のふたご座流星群のもとは、小惑星ファエトンです。8月のペルセウス座流星群、12月のふたご座流星群、1月のしぶんぎ座流星群は「三大流星群」と呼ばれ、条件がよければ1時間に数十個も見られます。

地上までとどいたら「隕石」

大きめのかけらは、すべてを失わずに地上まで落ちてくることがあります。これを「隕石」といいます。2020年7月には、関東の空に明るい火の玉のような流星が見られ、そのかけらが千葉県習志野市で見つかって「習志野隕石」と名づけられました。見つかっている一つの隕石のかたまりとして世界最大なのは、アフリカのナミビアにある「ホバ隕石」で、重さは約60トンもあります。隕石は、太陽系ができたころのようすを伝える、宇宙からのタイムカプセルなのです。

流れ星をねらうなら、明け方

流れ星は、夕方よりも真夜中すぎから明け方の方が多く見えます。この時間、わたしたちのいる側は、地球が宇宙を進んでいく「前の方」を向いているからです。雨の中を車で走ると、前のガラスには後ろのガラスよりたくさん雨つぶが当たりますね。それと同じで、地球の進む方向を向いている側には、宇宙のちりがたくさん飛びこんでくるのです。流れ星の多くは1秒もかからずに消えてしまうので、空を広く見わたすことが大切です。

みんなが驚く豆知識

  1. 英語の meteor(流星)は、ギリシャ語の「空高くにあるもの」が語源です。天気を研究する学問を meteorology(気象学)と言うのも同じ語源から来ています。

  2. 宇宙から地球に降ってくるちりは、1日に数十トンにもなると見積もられています(研究によって数字には大きなはばがあります)。

  3. 1833年11月、アメリカでしし座流星群の大出現があり、1時間に数万個以上ともいわれる流れ星が雨のように降りました。人びとはおどろき、記録が多く残っています。

おうちでやってみよう

流星群の夜に、おうちの人といっしょに、街灯の少ない安全な場所で、レジャーシートにねころんで空全体をながめよう。目が暗さになれるまで15分ほど待つのがコツ。いくつ見えたか数えてみてね。

英文と解説は、このコーナーのために子ども向けに書き下ろしたものです(AIと人が作成。Codex で英語・和訳・事実をチェックし、人の目でも順次確認しています)。100年以上前の原文をそのまま載せている「おはなし」のページとは分けています。

空と宇宙の「なぜ?」をもっと

「なぜ?」300の一覧へ えいご なぞなぞ大会