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火星はなぜ赤いの?のイラスト

空と宇宙 ・ 17/300

火星はなぜ赤いの?

Why is Mars red?

ひとことで言うと

火星の地面は、鉄がさびてできた赤い砂ぼこりにおおわれているからだよ。

やさしい英語でEasy English ・ 英検5〜4級くらい

Mars is covered with red dust. The dust has iron in it. Iron turns red when it rusts, like an old nail. The wind blows the dust all over Mars. So Mars looks red. Even its sky is a little pink!

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火星は赤い砂ぼこりにおおわれています。その砂ぼこりには鉄が入っています。鉄は、古いくぎのように、さびると赤くなります。風が砂ぼこりを火星じゅうにふき飛ばします。だから火星は赤く見えるのです。空まで少しピンク色なのです!

ふつうの英語でStandard English ・ 英検3〜準2級くらい

Mars looks red because its ground is covered in fine dust that contains iron. When iron mixes with oxygen, it changes into rust, like the red-brown color on an old bicycle chain. The rocks and dust on Mars are full of these rusty iron minerals. Strong winds carry the dust high into the air, so even the sky on Mars often has a pinkish orange color. Sometimes the dust storms grow so big that they cover the whole planet for weeks. Interestingly, the red color is mostly on the surface. When a rover drilled into Martian rocks, the powder inside was gray. Scientists are still studying exactly how the rust formed, and some think water helped long ago.

日本語の訳を見る

火星が赤く見えるのは、地面が鉄をふくむ細かい砂ぼこりにおおわれているからです。鉄は酸素とむすびつくと、古い自転車のチェーンについている赤茶色のように、さびに変わります。火星の岩や砂ぼこりには、こうしたさびた鉄の鉱物がたっぷりふくまれています。強い風が砂ぼこりを空高く運ぶので、火星の空もピンクがかったオレンジ色になることがよくあります。ときには砂あらしがとても大きくなり、何週間も火星全体をおおってしまうこともあります。おもしろいことに、赤い色はおもに表面だけです。探査車が火星の岩にドリルで穴をあけると、中の粉は灰色でした。さびがどのようにしてできたのか、科学者たちは今もくわしく調べていて、大昔に水が関わったと考える人もいます。

この質問の英単語

  • dust砂ぼこり・ちり
  • iron鉄
  • rustさび
  • oxygen酸素
  • dust storms砂あらし
  • rover探査車
  • surface表面

超絶解説もっと知りたい人へ

火星は「さびた星」

鉄のくぎを雨の当たる所に置いておくと、赤茶色にさびますね。さびは、鉄が酸素とむすびついてできた「酸化鉄」というものです。火星の地面には、この酸化鉄をふくむ、小麦粉よりも細かい砂ぼこりが厚くつもっています。この砂ぼこりが太陽の光の中の赤い光を多くはね返すので、火星は赤く見えるのです。じつは、火星の岩そのものには鉄がたくさんふくまれていて、その表面がさびているというわけです。

2025年の新しい発見

これまで、火星の赤さのもとは「ヘマタイト」という、水をふくまない酸化鉄だと考えられてきました。ところが2025年、アメリカのブラウン大学などの研究チームが、探査機のデータと、実験室で作った「火星の砂ぼこり」をくらべ、「フェリハイドライト」という、水をふくむ酸化鉄の方がよく合うと発表しました。この考えが正しければ、火星がさびたのは、まだ水がある時代だったことになります。確かめるには、火星の砂を地球に持ち帰って調べる必要があり、研究が続いています。

星全体をつつむ砂あらし

火星では、ときどき星全体をおおうほどの巨大な砂あらしが起こります。2018年の大砂あらしでは、空が何か月も暗くなり、太陽の光で動いていたNASAの探査車オポチュニティが電気を作れなくなって、通信がとだえてしまいました。もともと約90日の予定で2004年に着陸したオポチュニティは、なんと約15年も走り続けた、がんばり屋の探査車だったのです。

中は赤くない、灰色の火星

探査車キュリオシティが2013年に火星の岩にはじめてドリルで穴をあけたとき、出てきた粉は赤ではなく灰色でした。赤いのは表面のうすい部分だけなのです。また火星には、高さ約22kmと、エベレストの2倍以上もある太陽系最大級の火山「オリンポス山」があります。重力が地球の約4割と小さく、地面が大きく動かないので、こんなに巨大な山が育ったと考えられています。

火星で人がくらすなら、氷や空気が役に立つ?

火星の空気はとてもうすく、ほとんどが二酸化炭素で、人はそのままでは息ができません。平均気温もマイナス60度ほどと、とても寒い星です。それでも、火星は月の次に人が行く場所として注目されています。地面の下や北極・南極には氷があることがわかっていて、水や酸素を作るのに使えるかもしれないからです。2021年に着陸したNASAの探査車パーサビアランスは、火星の空気から少しだけ酸素を作る実験にも成功しました。

みんなが驚く豆知識

  1. 英語の March(3月)は、ローマ神話の戦いの神マルスにちなんだ名前で、火星 Mars も同じマルスから来ています。赤い色が血や戦いを思わせたからです。

  2. 日本語の「火星」は、古代中国の考え方で、赤い色を「火」に結びつけたことから来た名前です。昔の中国では「熒惑(けいこく)」とも呼ばれ、見える位置や明るさが変わる、ふしぎな星と考えられていました。

  3. 火星の昼の空はピンクがかったオレンジ色なのに、夕焼けは青っぽくなります。昼が青くて夕焼けが赤い地球と、ちょうど反対の色の組み合わせなのです。

おうちでやってみよう

大人といっしょに、家のまわりで赤茶色にさびた鉄製品を探してみよう。古い自転車のチェーンや手すりなどを、さわらずに色だけ観察します。さびた鉄の色は、火星の砂にふくまれる鉄の鉱物の色とよく似ています。道路や危険な場所には近づかず、見つからなくても無理に探さないでください。

英文と解説は、このコーナーのために子ども向けに書き下ろしたものです(AIと人が作成。Codex で英語・和訳・事実をチェックし、人の目でも順次確認しています)。100年以上前の原文をそのまま載せている「おはなし」のページとは分けています。

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