
空と宇宙 ・ 22/300
天の川ってなに?
What is the Milky Way?

天の川は、ものすごくたくさんの星の集まりだよ。わたしたちの太陽も、その中のひとつなんだ。
やさしい英語でEasy English ・ 英検5〜4級くらい
On a dark night, you can see a long white path of light in the sky. It is the Milky Way. It looks like milk or a cloud. But it is made of many, many stars. They are very far away. Our sun is one of these stars, too.
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暗い夜には、空に長くて白い光の道が見えます。それが天の川です。ミルクや雲のように見えます。でも、それは、とてもとてもたくさんの星でできています。星たちはとても遠くにあります。わたしたちの太陽も、それらの星のひとつです。
ふつうの英語でStandard English ・ 英検3〜準2級くらい
The Milky Way is our galaxy, a giant group of stars, gas and dust. Scientists think it has a few hundred billion stars, and our sun is just one of them. The galaxy is shaped like a flat disk, a bit like a thin pancake. We live inside the disk, about halfway out from the center. When we look along the disk, we see so many faraway stars that their light blends together into a soft white path. That is the Milky Way you see in the night sky. In 1610, Galileo looked at it with his telescope and found that it was made of countless stars. Today, city lights hide it, so the best place to see it is somewhere very dark.
日本語の訳を見る
天の川は、わたしたちの銀河です。星やガスやちりが集まった、巨大な集団です。科学者は、そこに数千億この星があると考えていて、太陽はそのひとつにすぎません。銀河は、うすいパンケーキのような、平らな円ばんの形をしています。わたしたちは円ばんの中の、中心からはしまでの半分くらいのところに住んでいます。円ばんにそって見ると、遠くの星がとてもたくさん見えるので、その光がまざり合って、やわらかい白い道になります。それが、夜空に見える天の川です。1610年、ガリレオは望遠鏡で天の川を見て、それが数えきれないほどの星でできていることを知りました。今は町の明かりで見えにくいので、見るならとても暗い場所がいちばんです。
この質問の英単語
- stars星
- galaxy銀河
- disk円ばん
- light光
- telescope望遠鏡
- path道
- dustちり
超絶解説もっと知りたい人へ
天の川の正体は「中から見た銀河」
わたしたちの太陽は、「天の川銀河」という星の大集団の一員です。天の川銀河は、うすい円ばんのような形で、直径はおよそ10万光年。光の速さ(1秒で地球を7周半!)で横切っても、10万年かかる大きさです。星の数は数千億こ。太陽は、中心から約2万6000光年はなれた、いわば「いなか」にあります。わたしたちは円ばんの中にいるので、円ばんの方向を見ると、遠くの星が何重にも重なって、白い帯に見えます。反対に、円ばんの外の方向を見ると、星はまばらです。これが、天の川が空をぐるりと一周する帯に見えるわけです。
夏の天の川がこいわけ
日本で天の川がいちばんよく見えるのは夏です。夏の夜は、銀河の中心がある「いて座」の方向を見ることになるからです。中心のほうには星がぎっしり集まっているので、天の川は太く明るく見えます。いっぽう冬の夜は、銀河のはしのほうをながめるので、天の川はうすく見えます。七夕の織姫(こと座のベガ)と彦星(わし座のアルタイル)は、夏の天の川をはさんでかがやいています。じつはこの2つの星は、おたがいに約15光年もはなれています。光の速さでも15年かかるので、1年に1回会うのは、ちょっとむずかしそうです。
銀河の中心には巨大ブラックホール
天の川銀河の中心には、「いて座エースター」とよばれる、とても重いブラックホールがあります。重さは太陽の約400万倍。光さえ出てこられないので、直接見ることはできません。でも2022年、世界中の電波望遠鏡をつないだ国際チームが、そのブラックホールの「かげ」の画像を発表しました。このチームには日本の研究者も参加していました。科学者は、中心のまわりを回る星の動きを何十年も観察して、そこに見えない重いものがあることを確かめてきたのです。
太陽も銀河の中を旅している
太陽は、じっとしているわけではありません。地球やほかの惑星をつれて、秒速200キロメートル以上という速さで、銀河の中心のまわりを回っています。それでも銀河はとても大きいので、1周するのに約2億年以上かかります。前回、太陽が今と同じあたりにいたころ、地球では恐竜が現れはじめたばかりでした。わたしたちは、自分では気づかないまま、銀河という大きな回転木馬に乗って、宇宙を旅しているのです。
みんなが驚く豆知識
英語の galaxy(銀河)は、ギリシャ語の gala(ミルク)から来ています。ギリシャ神話では、女神ヘラのお乳が空に飛び散って天の川ができたといわれ、Milky Way(ミルクの道)という名前もそこから生まれました。
2016年の研究によると、世界の人の3分の1以上が、住んでいる場所の明かりのせいで天の川を見ることができません。ヨーロッパでは約6割、北アメリカでは約8割の人が、ふだんの夜空で天の川を見られないそうです。
秋の夜空に見える「アンドロメダ銀河」は、目で見えるいちばん遠いもののひとつで、約250万光年もはなれています。今あなたが見るその光は、約250万年前に出発した光なのです。

おうちでやってみよう
夏休みに、おうちの人といっしょに、町の明かりが少ない山や海へ出かけたら、月のない夜に空を見上げてみよう。目が暗さになれるまで15分ほど待つと、白い天の川が見えてくるかもしれないよ。双眼鏡で見ると、つぶつぶの星が見えるよ。
英文と解説は、このコーナーのために子ども向けに書き下ろしたものです(AIと人が作成。Codex で英語・和訳・事実をチェックし、人の目でも順次確認しています)。100年以上前の原文をそのまま載せている「おはなし」のページとは分けています。






