
空と宇宙 ・ 1/300
空はなぜ青いの?
Why is the sky blue?

太陽の光が空気のつぶにぶつかると、青い光ほどたくさん散らばって、空いっぱいに広がるからだよ。
やさしい英語でEasy English ・ 英検5〜4級くらい
Sunlight looks white, but it has many colors in it. When sunlight comes into the air, it hits very tiny bits of air. Blue light bounces around much more than red light. So blue light comes to our eyes from all over the sky. That is why the sky looks blue.
日本語の訳を見る
太陽の光は白く見えますが、中にたくさんの色が入っています。太陽の光が空気の中に入ってくると、とても小さな空気のつぶにぶつかります。青い光は、赤い光よりもずっとたくさんはね回ります。だから、青い光が空のあらゆる所から、わたしたちの目にとどきます。それで空は青く見えるのです。
ふつうの英語でStandard English ・ 英検3〜準2級くらい
Sunlight looks white, but it is really a mix of all the colors of the rainbow. The air around the Earth is made of tiny particles, much too small to see. When sunlight passes through the air, these particles scatter the light, which means they send it off in all directions. Blue light has short waves, so it gets scattered much more than red light, which has long waves. This scattered blue light fills the whole sky, and it reaches your eyes from every direction you look. Violet light scatters even more, but the sun sends out less of it, and our eyes are not very good at seeing it. So the sky looks blue to us. Out in space, there is no air to scatter light, so the sky there is black.
日本語の訳を見る
太陽の光は白く見えますが、ほんとうはにじのすべての色がまざったものです。地球のまわりの空気は、小さすぎて目に見えないつぶ(粒子)でできています。太陽の光が空気の中を通るとき、このつぶが光を散らします。つまり、光をあちこちの方向へ飛ばすのです。青い光は波が短いので、波が長い赤い光よりもずっとたくさん散らされます。この散らされた青い光が空全体に広がり、あなたがどの方向を見ても目にとどきます。むらさきの光はもっと散らばりますが、太陽が出すむらさきの光は少なめで、わたしたちの目もむらさきを見るのがあまりとくいではありません。だから、空は青く見えるのです。宇宙には光を散らす空気がないので、そこの空は真っ黒です。
この質問の英単語
- sunlight太陽の光
- colors色
- air空気
- particlesつぶ・粒子
- scatter散らす
- waves波
- violetむらさき色
超絶解説もっと知りたい人へ
白い光は、じつは七色のチーム
1666年ごろ、イギリスの科学者ニュートンは、三角のガラス(プリズム)に太陽の光を通して、白い光がにじの色に分かれることを見つけました。光は波のようなもので、色によって波の長さがちがいます。青い光の波の長さは0.00045mmくらい、赤い光は0.0007mmくらい。青は「細かくゆれる波」、赤は「ゆったりした波」なのです。
犯人は空気のつぶ
空気は、ちっ素や酸素の小さなつぶ(分子といいます)の集まりです。このつぶは光の波よりもずっと小さく、波がぶつかると、光をあちこちへはね飛ばします。これを「散乱」といいます。おもしろいのは、波が短いほどはげしく散らばること。青い光は赤い光の5倍以上も散らばります。こうして空のどこを見ても、はね返ってきた青い光が目に入ってくるのです。このしくみを1871年に計算で説明したのが、イギリスのレイリー卿。だからこの現象は「レイリー散乱」と呼ばれています。
じゃあ、なぜむらさきの空にならないの?
波の長さだけで考えると、いちばん散らばるのはむらさきです。それでも空がむらさきにならないのには3つの理由があります。①太陽の光にふくまれるむらさきは、青より少ない。②むらさきの一部は、空の高い所で吸いこまれてしまう。③人の目は、むらさきを感じる力が弱い。この3つが重なって、わたしたちには「青い空」に見えるのです。
宇宙の空は黒、火星の空はオレンジ
月には空気がほとんどないので、昼でも空は真っ黒です。アポロの宇宙飛行士たちは、太陽がかがやく黒い空の下を歩きました。火星の昼の空は、細かい赤い砂ぼこりのせいで、うすいオレンジ色やピンクがかった色に見えます。ところが火星の夕焼けは、なんと青っぽいのです。空の色は、空気の中に何がうかんでいるかで決まる、ということがよくわかりますね。
地平線の近くの空が白っぽいわけ
空をよく見ると、頭の真上はこい青なのに、地平線に近づくほど白っぽくなっています。地平線の方から来る光は、たくさんの空気の中を長く通るあいだに何度も何度も散らされて、いろいろな色がまざり合い、白に近づくからです。反対に、高い山に登ると、上にある空気がうすくなるので、空はぐっとこい青に見えます。旅客機が飛ぶ高さ約1万mから見上げる空が、地上よりずっとこい青なのも同じ理由です。空気が多いか少ないかで、青のこさが変わるのですね。晴れた日に、真上と地平線近くの空の色をくらべてみましょう。
みんなが驚く豆知識
空気のつぶ(分子)の大きさは、青い光の波の長さの1000分の1にもなりません。そんなに小さなつぶが、空全体を青くそめているのです。
日本語の「青」は緑もふくみます。青信号、青りんご、青葉はどれも緑色ですね。英語では信号は green light、りんごは green apple と言います。
19世紀、イギリスのグラッドストン(のちの首相)は、古代ギリシャのホメロスの詩で海が「ワイン色」と書かれ、「青」にあたる言葉がほとんど出てこないことに気づき、大きな話題になりました。

おうちでやってみよう
とうめいなコップに水を入れ、牛乳を2〜3てきたらしてまぜます。暗い部屋で懐中電灯(スマホのライトでもOK)を横から当てると、横から見た水は青っぽく、ライトの反対側から見ると光がオレンジっぽく見えるよ。
英文と解説は、このコーナーのために子ども向けに書き下ろしたものです(AIと人が作成。Codex で英語・和訳・事実をチェックし、人の目でも順次確認しています)。100年以上前の原文をそのまま載せている「おはなし」のページとは分けています。






