
空と宇宙 ・ 2/300
夕焼けはなぜ赤いの?
Why are sunsets red?

夕方の太陽の光は、空気の中を長い道のりで進むので、とちゅうで青い光の多くが散らばり、赤やオレンジの光が多くとどくからだよ。
やさしい英語でEasy English ・ 英検5〜4級くらい
In the evening, the sun is low in the sky. Its light must go through a lot of air to get to us. On the way, much of the blue light bounces away. Red and orange light do not bounce away as much. So more red and orange light reaches our eyes, and the sky looks red and orange.
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夕方には、太陽は空の低い所にあります。その光は、わたしたちのところへ来るまでに、たくさんの空気の中を通らなければなりません。そのとちゅうで、青い光の多くがはね飛ばされます。赤やオレンジの光は、それほどはね飛ばされません。だから、赤やオレンジの光がより多く目にとどき、空が赤やオレンジに見えるのです。
ふつうの英語でStandard English ・ 英検3〜準2級くらい
At noon, the sun is high above you, and its light takes a short trip through the air. But in the evening, the sun is low, near the horizon. Now its light has to travel through much more air before it reaches your eyes. Along the way, tiny particles in the air keep scattering the blue light out to the sides. By the time the light gets to you, most of the blue has been lost. The light that is left is mostly orange and red, because these colors are not scattered as easily. Dust, smoke, and tiny water drops in the air can make the colors even stronger. That is why sunsets and sunrises often paint the sky in warm colors.
日本語の訳を見る
お昼には、太陽はあなたの頭の上の高い所にあり、その光は空気の中を短い道のりで通ってきます。でも夕方になると、太陽は低く、地平線の近くにあります。すると光は、あなたの目にとどくまでに、ずっとたくさんの空気の中を進まなければなりません。そのとちゅうで、空気の中の小さなつぶが、青い光を横へ横へと散らし続けます。光があなたのところへとどくころには、青い光のほとんどはなくなっています。残った光は、おもにオレンジと赤です。これらの色は、かんたんには散らされないからです。空気の中のちりやけむり、小さな水のつぶは、色をもっとこくすることがあります。だから夕焼けや朝焼けは、空をあたたかい色にそめることが多いのです。
この質問の英単語
- evening夕方
- low低い
- horizon地平線
- travel進む・旅する
- scattering散らすこと
- dustちり・ほこり
- sunrises日の出
超絶解説もっと知りたい人へ
夕方の光は「空気の長いトンネル」を通る
空気の層は、地球のまわりをうすい皮のように包んでいます。真上からさす光は、この層をまっすぐ短く通りぬけます。ところが地平線すれすれの光は、層をななめに長く進むので、真上からの光の約40倍もの空気を通ることになります。長いトンネルを進むうちに、散らばりやすい青い光は次々に横へはね飛ばされ、最後に残るのは散らばりにくい赤やオレンジ。これが夕日の色の正体です。
雲があると夕焼けがもっとすごくなる
太陽がしずんだあとも、空の高い所にある雲には、まだ夕日の赤い光が下から当たっています。そのため、雲がスクリーンのように赤やピンクにかがやき、空全体が燃えるように見えることがあります。空気中のちりや小さな水のつぶも、光の散らばり方を変えて、色を強めたり、むらさきがかった色を生んだりします。毎日ちがう夕焼けになるのは、空にうかんでいるものが毎日ちがうからです。
火山の噴火で、世界中の夕焼けが真っ赤に
1883年、インドネシアのクラカタウ火山が大噴火し、大量の細かいちりが空の高い所に広がりました。それから何か月も、世界中でおそろしいほどあざやかな夕焼けが見られ、アメリカのニューヨークでは、「火事だ!」とかんちがいして消防車が出動したという記録が残っています。ノルウェーの画家ムンクの名画『さけび』の赤い空は、このときの夕焼けがもとになったという説もあります。
火星の夕焼けは青い!
地球とは反対に、火星の夕焼けは青っぽく見えます。火星の空にうかぶ細かい砂ぼこりは、青い光を、太陽のある方向へ進ませやすい性質をもっているため、しずむ太陽のまわりだけが青白く光るのです。2015年にはNASAの探査車キュリオシティが、この青い夕焼けの写真をとどけてくれました。同じ太陽の光でも、空気と砂ぼこりしだいで夕焼けの色はまったく変わるのです。
夕日はなぜ平たく、大きく見えるの?
しずむ直前の夕日をよく見ると、上下につぶれたおもちのような形になっていることがあります。空気は光を曲げますが、その曲がり方は地平線に近いほど強くなります。太陽の下のふちは上のふちよりも強く持ち上げられるので、上下がちぢんで平たく見えるのです。また、夕日がとても大きく見えるのは、月と同じ「目の錯覚」で、写真で測ると昼の太陽と大きさは変わりません。ただし、太陽を直接見るのは目をいためるので、まぶしいときは決して見つめないでください。
みんなが驚く豆知識
地平線にしずみかけて見える太陽は、ほんとうはもう地平線の下にあります。空気が光を曲げるので、しずんだあとも2分ほど見えているのです。
英語には Red sky at night, sailor's delight(夕焼けの次の日は晴れ)ということわざがあります。日本の「夕焼けの次の日は晴れ」とそっくりです。
太陽がしずむしゅん間、ほんの1〜2秒だけ太陽のふちが緑色に光る「グリーンフラッシュ」という、めったに見られない現象があります。

おうちでやってみよう
細長いとうめいなペットボトルに水を入れ、牛乳を数てきまぜます。暗い部屋で、ボトルの底に懐中電灯を当て、反対側の口からのぞいてみよう。光が長い道のりを通ると、オレンジ色の「夕日」が見えるよ。
英文と解説は、このコーナーのために子ども向けに書き下ろしたものです(AIと人が作成。Codex で英語・和訳・事実をチェックし、人の目でも順次確認しています)。100年以上前の原文をそのまま載せている「おはなし」のページとは分けています。






