原田英語の多読ベストジュニア このサイトについてはじめて
星はなぜキラキラまたたくの?のイラスト

空と宇宙 ・ 5/300

星はなぜキラキラまたたくの?

Why do stars twinkle?

ひとことで言うと

星の光が、ゆらゆら動く空気の中を通るときに、あちこちに曲げられて、明るさや色が細かく変わって見えるからだよ。

やさしい英語でEasy English ・ 英検5〜4級くらい

Stars are very far away. Their light comes to us as a tiny dot. The air above us moves all the time. The moving air bends the starlight this way and that. So the stars seem to twinkle.

日本語の訳を見る

星は、とても遠くにあります。星の光は、小さな点になってわたしたちにとどきます。わたしたちの上にある空気は、いつも動いています。動く空気が、星の光をあちらこちらへ曲げます。そのため、星はキラキラまたたいて見えます。

ふつうの英語でStandard English ・ 英検3〜準2級くらい

Stars are giant balls of hot gas, but they are so far away that they look like tiny points of light. Before their light reaches your eyes, it has to pass through the air above the Earth. This air is always moving. Warm air and cool air mix and swirl, like the wavy air above a hot road in summer. Each pocket of air bends the light a little, and the bending changes many times every second. Because a star looks like just a tiny dot, these changes make it look brighter, then dimmer, and sometimes even change color. That is twinkling. Planets look like tiny disks, not dots, so they usually twinkle much less.

日本語の訳を見る

星は熱いガスでできた巨大な玉ですが、とても遠くにあるので、小さな光の点に見えます。その光はあなたの目にとどく前に、地球の上の空気の中を通らなければなりません。この空気はいつも動いています。夏の暑い道路の上で空気がゆらゆらして見えるように、あたたかい空気とつめたい空気がまざり合い、うずをまいています。空気のかたまり一つ一つが光を少しずつ曲げ、その曲がり方は1秒間に何度も変わります。星は小さな点のように見えるので、この変化によって明るく見えたり暗く見えたり、ときには色が変わって見えたりします。それがまたたきです。惑星は点ではなく小さな円盤のように見えるので、ふつうはずっとまたたきにくいのです。

この質問の英単語

  • far away遠くに
  • dot点
  • bends曲げる
  • twinkleまたたく
  • swirlうずをまく
  • dimmerもっと暗い
  • planets惑星

超絶解説もっと知りたい人へ

犯人はゆらゆら動く空気

水の入ったコップにストローをさすと、水面で曲がって見えますね。光は、性質のちがうものの境目を通るときに曲がります。これを「屈折」といいます。空気も、あたたかい所とつめたい所では光の曲がり方が少しちがいます。地球の上空では、風に乗って温度のちがう空気のかたまりがたえず動いているので、星の光は進むたびにふらふらと向きを変えます。わたしたちの目に入る光の量が細かく増えたり減ったりするので、星がキラキラ光って見えるのです。

またたく星と、またたかない惑星

金星や木星などの惑星は、とても明るいのに、あまりまたたきません。惑星は星よりずっと近いので、望遠鏡で見ると小さな円盤の形をしています。円盤のあちこちから来る光がそれぞれゆれても、全体では平均されて落ち着いて見えるのです。夜空で「またたかずに、じっと明るく光る星」を見つけたら、それは惑星かもしれません。

地平線近くの星は七色に光る

星は、空の低い所にあるときほどよくまたたきます。光が通る空気の量が多いからです。冬の夜、南の低い空にかがやく一等星シリウスを見ると、白・青・赤・緑と、色がくるくる変わって見えることがあります。空気が、プリズムのように光の色を少しずつずらすためです。ほんとうに色が変わっているのではなく、空気が見せている「光のショー」なのです。

天文学者にとっては、やっかい者

またたきはきれいですが、星をくわしく調べたい天文学者にとっては、写真をぼやけさせるやっかい者です。そこで1990年、空気の上、高さ約500kmの宇宙にハッブル宇宙望遠鏡が打ち上げられました。地上では、ハワイのマウナケア山頂(高さ約4200m)にある日本のすばる望遠鏡などが、レーザーで夜空に「人工の星」を作り、そのゆれを測って、鏡の形を1秒間に何百回も細かく変えて、ゆれを打ち消しています。

冬の星がよくまたたくわけ

日本では、冬の星がとくによくまたたいて見えます。冬は空の高い所を「ジェット気流」という強い西風がふいていて、空気のかたまりが細かくみだれやすいからです。天文学者は、空気のゆれの少ない夜を「シーイングがよい」といいます。星があまりまたたかず、じっと光っている夜は、上空の空気が落ち着いているしるしで、望遠鏡で月や惑星を見るのにぴったりです。反対に、星がはげしくまたたく夜は、上空で強い風がふいているのかもしれません。星のまたたきは、空の高い所の「空気の様子」を教えてくれるのです。

みんなが驚く豆知識

  1. 『きらきら星』のメロディーは、フランスの古い歌がもとで、英語の「ABCの歌」と同じ曲です。モーツァルトはこの曲で12の変奏曲を作りました。

  2. 夜空でまたたく星の光の多くは、何十年も何百年も、なかには何千年も前に星を出発したものです。わたしたちは「星の昔の姿」を見ているのです。

  3. 宇宙ステーションから見る星は、まったくまたたきません。またたきは星のせいではなく、地球の空気が作り出しているものなのです。

おうちでやってみよう

晴れた夜、おうちの人と空を見て、高い所の星と地平線近くの星のまたたき方をくらべてみよう。またたかずにじっと光る明るい星があったら、星座アプリなどで惑星かどうか調べてみてね。

英文と解説は、このコーナーのために子ども向けに書き下ろしたものです(AIと人が作成。Codex で英語・和訳・事実をチェックし、人の目でも順次確認しています)。100年以上前の原文をそのまま載せている「おはなし」のページとは分けています。

空と宇宙の「なぜ?」をもっと

「なぜ?」300の一覧へ えいご なぞなぞ大会