
空と宇宙 ・ 24/300
星はなにでできているの?
What are stars made of?

太陽のように自分で光る星は、おもに水素とヘリウムという、とても軽いガスでできているよ。中心で起きる「核融合」で、光と熱を出しているんだ。
やさしい英語でEasy English ・ 英検5〜4級くらい
Stars are big balls of hot gas. Most of the gas is hydrogen. Some of it is helium. Deep inside a star, it is very, very hot. There, tiny parts of hydrogen join together. This makes light and heat. Our sun is a star, too.
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星は、熱いガスでできた大きな玉です。ガスのほとんどは水素です。一部はヘリウムです。星のおくふかくは、とてもとても熱いです。そこで、水素の小さなつぶがくっつき合います。それが光と熱を生みます。わたしたちの太陽も星です。
ふつうの英語でStandard English ・ 英検3〜準2級くらい
The twinkling stars in the night sky are suns, just like ours, but very far away. A star is a huge ball of glowing gas. About three quarters of the sun's mass is hydrogen, the lightest kind of gas, and most of the rest is helium. Stars are so hot that their gas glows brightly. In the center of the sun, the temperature is about fifteen million degrees Celsius. There, hydrogen joins together to make helium. This is called nuclear fusion, and it gives off a huge amount of energy as light and heat. How do we know all this without visiting a star? Scientists split starlight into a rainbow and read the dark lines in it, like a secret code that shows what a star is made of.
日本語の訳を見る
夜空にまたたく星は、わたしたちの太陽と同じように、自分で光る天体ですが、とても遠くにあります。星は、光りかがやくガスの巨大な玉です。太陽の重さのおよそ4分の3は、いちばん軽いガスである水素で、残りのほとんどはヘリウムです。星はとても熱いので、ガスが明るく光っています。太陽の中心の温度は、約1500万℃です。そこでは、水素どうしがくっついてヘリウムになります。これを「核融合」といい、光と熱として、ものすごい量のエネルギーを出します。星に行かずに、どうしてこんなことがわかるのでしょう?科学者は星の光を虹のように分けて、その中の暗い線を読みとります。それは、星がなにでできているかを教えてくれる、ひみつの暗号のようなものです。
この質問の英単語
- stars星
- gasガス
- hydrogen水素
- heliumヘリウム
- hot熱い
- light光
- heat熱
超絶解説もっと知りたい人へ
「星の成分は永遠にわからない」はずだった
1835年、フランスの哲学者オーギュスト・コントは、「星がなにでできているかは、人間には決してわからないだろう」と書きました。星まで行って、かけらを持って帰ることはできないからです。ところが、それから約25年後、ドイツのブンゼンとキルヒホッフが大発見をします。ものを熱して出る光を虹のように分けると、ものの種類ごとに、決まった場所に線が現れるのです。光は、ものの「指紋」だったのです。太陽の光を分けたときに見える暗い線を調べると、太陽にどんなものがあるかがわかるようになりました。コントの予言は、あっというまにくつがえされたのです。
地球より先に太陽で見つかったもの
1868年、日食のときに太陽の光を調べていた天文学者たちは、それまでに知られていない黄色い線を見つけました。これは地球では見つかっていない、新しいものだと考えられ、ギリシャ語で太陽を意味する helios(ヘリオス)から「ヘリウム」と名づけられました。ヘリウムが地球の上で見つかったのは、それから27年後の1895年のことです。風船をうかせるのにも使われるヘリウムは、地球より先に太陽で見つかったのです。なお、ヘリウムを吸うと酸素が足りなくなってとても危険なので、絶対に吸ってはいけません。
星は水素でできていると見ぬいた女性
1925年、イギリス生まれの若い天文学者セシリア・ペインは、星の光を細かく調べて、星はおもに水素とヘリウムでできていると結論しました。ところが当時は、「星も地球と同じような成分でできている」と考えられていたので、えらい先生から「それはまちがいだろう」と言われ、論文では自分の発見をひかえめに書くしかありませんでした。しかし数年後、ほかの研究でもペインの考えが正しいことがわかります。今では、宇宙にあるふつうの物質の大部分が水素とヘリウムだということは、天文学の基本になっています。
太陽は1秒に約400万トンやせている
太陽の中心では、水素の小さなつぶが4つ集まって、ヘリウム1つになる「核融合」が起きています。このとき、ほんの少し(約0.7パーセント)だけ重さが減り、その分がとてつもないエネルギーに変わります。太陽は、1秒間に約400万トンずつ軽くなっている計算です。それでも太陽はとても重いので、これから何十億年もかがやき続けます。また、星の色は表面の温度を教えてくれます。青白い星はとても熱く、赤い星は比べると温度が低いのです。わたしたちの太陽の表面は約5500℃で、地球からは黄色っぽく見えることがあります。
みんなが驚く豆知識
太陽の中心で生まれた光が太陽の表面にたどり着くまでには、数万年から十数万年もかかると考えられています。まわりのガスに何度もぶつかって向きを変えるからです。表面を出てから地球までは、たったの約8分20秒です。
宇宙にある金(きん)の少なくとも一部は、星が一生を終えたあとに残る「中性子星」どうしがぶつかるときにつくられると考えられています。2017年には、実際にその衝突で金などの重い物質がつくられたしるしが観測されました。ただし、宇宙の金がどのような天体現象で、どれくらいつくられたのかは、今も研究が続いています。
英語の star は、「スター選手」のように人気者の意味でも使います。また、ヒトデは英語で starfish(星の魚)。でも、ヒトデは魚ではなく、ウニの仲間です!

おうちでやってみよう
CDやDVDの、なにも書いていない面に部屋の電灯の光をうつして、角度を変えてみよう。虹のような色の帯が見えるよ。科学者はこんなふうに光を色に分けて、星の成分を調べているんだ。太陽は直接見ないでね。
英文と解説は、このコーナーのために子ども向けに書き下ろしたものです(AIと人が作成。Codex で英語・和訳・事実をチェックし、人の目でも順次確認しています)。100年以上前の原文をそのまま載せている「おはなし」のページとは分けています。






