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雲はなぜ落ちてこないの?
Why don't clouds fall down?

雲のつぶはとても小さくて、ものすごくゆっくりしか落ちないうえに、下からのぼってくる空気に支えられているからだよ。
やさしい英語でEasy English ・ 英検5〜4級くらい
Clouds are made of tiny drops of water. The drops are very, very small. They are much smaller than raindrops. Tiny drops fall very slowly. Air going up holds them up. So clouds float in the sky. When the drops get big, they fall as rain.
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雲は、とても小さな水のつぶでできています。そのつぶは、とっても、とっても小さいです。雨つぶよりずっと小さいのです。小さなつぶは、とてもゆっくり落ちます。上へのぼる空気が、つぶを支えます。だから雲は空にうかんでいます。つぶが大きくなると、雨になって落ちてきます。
ふつうの英語でStandard English ・ 英検3〜準2級くらい
A cloud looks soft and light, but it is made of water. In fact, one big fluffy cloud can hold hundreds of tons of water! So why doesn't it fall? The secret is the size of the drops. A cloud drop is only about one hundredth of a millimeter wide, much smaller than a grain of sand. Because it is so small, air resistance makes it fall very slowly, at about one centimeter each second. Warm air is also often rising inside or below a cloud, and this can carry the tiny drops upward. Drops that leave the cloud may evaporate before reaching the ground. Inside the cloud, drops can collide and grow, or ice crystals can grow and later melt. A raindrop may contain about as much water as a million tiny cloud drops.
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雲はふわふわで軽そうに見えますが、水でできています。じつは、大きなもくもくした雲1つが、何百トンもの水をふくんでいることがあるのです! では、なぜ落ちてこないのでしょう? ひみつは、つぶの大きさにあります。雲のつぶは、はばが100分の1ミリくらいで、砂つぶよりずっと小さいのです。とても小さいので、空気のていこうを受け、1秒に1センチメートルくらいの速さで、とてもゆっくり落ちます。雲の中や下では、あたたかい空気がのぼっていることも多く、その空気が小さなつぶを上へ運びます。雲から出たつぶは、地面に着く前に水じょう気にもどることがあります。雲の中では、水のつぶがぶつかって育ったり、氷のつぶが育ったあとでとけたりします。1つの雨つぶには、小さな雲のつぶ約100万こ分の水がふくまれることもあります。
この質問の英単語
- dropsつぶ・しずく
- raindrops雨つぶ
- slowlyゆっくり
- floatうかぶ
- risingのぼっていく
- million100万
超絶解説もっと知りたい人へ
雲の重さはゾウ100頭分!
ふわふわの雲は軽そうに見えますが、その正体は水のつぶの集まりです。アメリカの気象学者が計算したところ、たて・横・高さが1キロメートルほどの、ふつうのもくもくした雲には、およそ500トンもの水がふくまれているそうです。これはゾウ約100頭分の重さです。そんなに重いものが、どうして空にうかんでいられるのでしょうか。
小さいほど、ゆっくり落ちる
ひみつは、つぶの小ささにあります。雲のつぶは、直径が100分の1ミリほど。雨つぶ(直径1〜2ミリ)の100分の1くらいの大きさしかありません。物が空気の中を落ちるとき、空気はブレーキのようにはたらきます。つぶが小さいほど、重さのわりにこのブレーキが強くきくので、ゆっくりしか落ちられません。雲のつぶが落ちる速さは、1秒に1センチメートルくらい。1メートル落ちるだけで、1分半以上もかかるのです。窓から差しこむ日の光の中で、小さなほこりがなかなか落ちずにふわふわただよっているのと、よくにています。
下からおし上げる空気
さらに、雲ができる場所では、たいてい空気が上へのぼっています。地面があたためられると、あたたかい空気が熱気球のようにのぼっていきます。のぼった空気は冷やされ、その中の水じょう気が小さなつぶになって雲ができます。のぼる空気の速さは、1秒に数十センチメートルほどのこともあれば、夏の入道雲(積乱雲)の中では1秒に10メートル以上になることもあります。1秒に1センチしか落ちないつぶは、この風にかんたんに持ち上げられてしまうのです。また、雲の底から少し落ちたつぶも、下のかわいた空気の中でまた水じょう気にもどって消えてしまいます。ちなみに、雲の底がたいらに見えることが多いのは、のぼる空気がつぶを作り始める高さが、どこでもだいたい同じだからです。
小さなつぶが育って、雨つぶになる
では、雨はどうやって降るのでしょう。あたたかい雲では、水のつぶどうしがぶつかってくっつき、少しずつ大きくなります。冷たい雲では、氷のつぶが水じょう気やとても冷たい水のつぶを集めて育ち、落ちるとちゅうでとけて雨になることもあります。1つの雨つぶにふくまれる水の量は、小さな雲のつぶ約100万こ分になることもあります。ただし、100万こが一度にくっつくわけではありません。つぶが十分に大きくなると、空気の流れで支えきれなくなり、1秒に数メートルの速さで落ちてきます。ちなみに、本物の雨つぶは、絵にかくような「しずく形」ではありません。小さいものはほぼまんまるで、大きいものは下から空気におされ、下側がたいらになります。
みんなが驚く豆知識
いちばん高い所にできる雲「夜光雲(やこううん)」は、地上からおよそ80キロメートルの高さにうかびます。ジェット機が飛ぶ高さ(約10キロメートル)の8倍ほどもの高さです。
となりの星・金星は、硫酸(りゅうさん)のつぶでできたぶあつい雲に、星全体がすっぽりおおわれています。そのため、ふつうのカメラで宇宙から写真をとっても、地面はまったく見えません。
英語の cloud は、古い英語では「岩のかたまり」や「丘」を意味することばだったと考えられています。もくもくした雲が、岩の山のように見えたからかもしれません。on cloud nine は「最高にしあわせ」という意味です。

おうちでやってみよう
晴れた日に、窓から差しこむ日の光をよく見てみよう。小さなほこりがふわふわういて、なかなか落ちてこないね。雲のつぶも、ほこりと同じくらい小さくて軽いんだよ。毎日同じ時間に雲の形をスケッチしてくらべるのも楽しいよ。
英文と解説は、このコーナーのために子ども向けに書き下ろしたものです(AIと人が作成。Codex で英語・和訳・事実をチェックし、人の目でも順次確認しています)。100年以上前の原文をそのまま載せている「おはなし」のページとは分けています。






