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食べもの ・ 191/300

はちみつはなぜくさらないの?

Why doesn't honey go bad?

ひとことで言うと

はちみつは水分が少なく、糖が水を強くつかまえているうえ、酸性でもあるので、多くの細菌やカビが増えにくいんだよ。でも、菌の芽胞などが残ることはあるので、1歳未満の赤ちゃんにはあげてはいけないよ。

やさしい英語でEasy English ・ 英検5〜4級くらい

Honey is very sweet and thick. It has very little water. Most germs need water to grow. In honey, they cannot get enough water, so they cannot grow well. Honey can stay good for a very long time. Close the lid to keep water out!

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はちみつは、とてもあまくて、とろりとしています。水分はとても少ないです。多くのばいきんは、ふえるために水がいります。はちみつの中では十分な水を使えないので、うまくふえることができません。はちみつは、とても長くよい状態をたもてます。水が入らないように、ふたをしめておきましょう!

ふつうの英語でStandard English ・ 英検3〜準2級くらい

Honeybees make honey from flower nectar. Nectar contains a lot of water, but bees help remove much of it. They add enzymes and fan the nectar with their wings. Finished honey is about four-fifths sugar and less than one-fifth water. Most bacteria and molds need more available water than honey provides. Its sugar holds water tightly, so these microbes usually cannot grow. Honey is also acidic. An enzyme from the bees can help make a small amount of hydrogen peroxide when honey is mixed with water. Together, these things make honey a poor home for most microbes. However, some microbes and spores can remain alive. If extra water gets into honey, yeast may grow and the honey may ferment. Keep the lid closed, and never give honey to a baby under one year old.

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ミツバチは、花のみつからはちみつを作ります。花のみつには水分がたくさんありますが、ミツバチはその多くを取りのぞきます。こうそを加え、羽で風を送って水分をへらすのです。できあがったはちみつは、約5分の4が糖で、水分は5分の1より少なくなります。多くの細菌やカビが育つには、はちみつにあるよりも多くの、使える水が必要です。はちみつの糖は水を強くつかまえているので、これらの微生物はふつう増えることができません。はちみつは酸性でもあります。また、ミツバチが加えるこうそは、はちみつに水がまざったとき、少量の過酸化水素を作る助けをします。これらのはたらきで、はちみつは多くの微生物にとって育ちにくい場所になります。ただし、一部の微生物や芽胞は生きたまま残ることがあります。水が入ると酵母が増え、発酵することもあります。ふたをしめて保存し、1歳未満の赤ちゃんにはぜったいにあげないでください。

この質問の英単語

  • honeyはちみつ
  • honeybeesミツバチ
  • nectar花のみつ
  • germsばいきん
  • moldカビ
  • wings羽
  • sourすっぱい

超絶解説もっと知りたい人へ

花のみつが、はちみつになるまで

花のみつは、多くが半分以上水でできた、うすいあまい水です。ミツバチはそれをすって巣に持ち帰り、仲間に口うつしでわたしながら、自分の体の「こうそ(物質を変える道具)」をまぜていきます。こうそは、みつの砂糖を、ブドウ糖と果糖という、より小さな糖に分けます。さらにハチたちは巣の部屋の前で羽をブンブンふるわせ、風を送って水分をとばします。水分が2割ほどまで減ると、ろうでふたをして保存します。こうして、くさりにくい「保存食」ができあがるのです。

ばいきんが「ひからびる」しくみ

野菜に塩をふると、水がしみ出してしんなりしますね。こい砂糖水にも、まわりの水を引っぱる力があります。はちみつには糖がとても多く、糖が水を強くつかまえています。そのため、多くの細菌やカビは、育つために必要な水を使えません。ただし、芽胞など、生きたまま残れるものもあります。はちみつはレモンほどではありませんが酸性で、多くの菌が育ちにくい環境です。さらに、ミツバチが加えるこうその一つは、はちみつに少し水がまざったとき、過酸化水素という物質を少し作ります。いくつもの「守り」が重なっているのです。

昔から大切にされてきたはちみつ

古代エジプトには、ミツバチを飼ってはちみつを集めるようすをえがいた絵や、はちみつを食べものや薬として使った記録があります。人は何千年も前から、はちみつが長もちすることを知っていたのです。ただし、「お墓から見つかった何千年も前のはちみつが、今でも食べられた」という有名な話は、たしかな記録で確かめられていません。はちみつも、ふたを開けたまま湿気の多い所に置いたり、ぬれたスプーンを入れたりすると、水分が増えて発酵することがあります。

白く固まってもだいじょうぶ。でも赤ちゃんはダメ

寒い所に置いたはちみつが白くジャリジャリになるのは、ブドウ糖が結晶になっただけで、くさったわけではありません。おうちの人にお湯につけてもらうと、とろりともどります。ひとつだけ大事な注意があります。はちみつには、ボツリヌス菌という菌の「芽胞(かたいカプセル)」がまじっていることがあります。おとなや大きな子のおなかでは問題になりませんが、1さい未満の赤ちゃんのおなかでは育ってしまい、重い病気になることがあります。だから、赤ちゃんにはぜったいにあげてはいけないのです。

みんなが驚く豆知識

  1. 1匹のミツバチが一生のあいだに集めるはちみつは、ティースプーン12分の1ほどといわれます。びん1本のはちみつは、何百、何千というハチのはたらきのたまものなのです。

  2. ミツバチは、えさのある花の場所を「8の字ダンス」で仲間に教えます。ダンスの向きで方角を、おしりをふる長さで距離を伝えます。これを解き明かしたフリッシュは、1973年にノーベル賞を受けました。

  3. 英語では、大切な人や家族を honey とよぶことがあります。honeymoon は今では「新婚旅行」という意味ですが、この言葉がどのように生まれたかは、はっきりしていません。「あまい時期が月のように欠けていく」という説明は、有名な説の一つにすぎません。

おうちでやってみよう

スーパーやおうちで、はちみつのびんのラベルを見て、何の花から集めたはちみつか調べてみよう。レンゲ、アカシア、ミカンなど、花によって色や香りがちがうよ。(1さい未満の赤ちゃんにはあげないでね)

英文と解説は、このコーナーのために子ども向けに書き下ろしたものです(AIと人が作成。Codex で英語・和訳・事実をチェックし、人の目でも順次確認しています)。100年以上前の原文をそのまま載せている「おはなし」のページとは分けています。

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