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食べもの ・ 192/300

冷蔵庫に入れるとなぜ長もちするの?

Why does the fridge keep food fresh?

ひとことで言うと

食べものをくさらせる細菌やカビは、冷たいと動きがにぶくなって、ふえるのがとてもおそくなるからだよ。食べもの自身が変わっていくスピードもゆっくりになるんだ。

やさしい英語でEasy English ・ 英検5〜4級くらい

Food goes bad because of tiny germs. Many germs grow fast in warm places. A fridge is cold inside. In the cold, most germs grow much more slowly. So food stays fresh longer. But some germs can still grow, and food does not stay fresh forever!

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食べものが悪くなるのは、小さなばいきんが原因の一つです。多くのばいきんは、あたたかい所で速くふえます。冷蔵庫の中は冷たいです。冷たい所では、ほとんどのばいきんがふえる速さはずっとおそくなります。だから、食べものが長もちします。でも、冷たい所でもふえるばいきんがいるので、ずっと新鮮なままではありません!

ふつうの英語でStandard English ・ 英検3〜準2級くらい

Food goes bad mostly because of tiny living things such as bacteria and mold. They can reach food from the air, our hands, and many surfaces. When food is warm and wet, many of them grow quickly. Under ideal conditions, some bacteria can double in number in about twenty minutes. Cold slows them down. A fridge is only a few degrees above zero, so most bacteria grow much more slowly. Changes inside the food also happen more slowly. In a freezer at about minus eighteen degrees, microbial growth almost stops. However, cold does not kill most germs. After food warms up, surviving germs can start growing again. That is why we should not leave food out for a long time. Some foods do not keep well in the cold. For example, a banana's skin may turn black in the fridge, although the fruit inside may still be edible.

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食べものが悪くなるおもな原因の一つは、細菌やカビのような小さな生きものです。それらは、空気やわたしたちの手、いろいろな物の表面から食べものにつきます。食べものがあたたかく、しめっていると、多くの微生物が速くふえます。温度、水分、栄養などの条件がとてもよいと、約20分で数が2倍になる細菌もいます。冷たくすると、その動きはおそくなります。冷蔵庫の中は0度より数度高いくらいなので、ほとんどの細菌がふえる速さはずっとおそくなります。食べものの中で起こる変化も、ゆっくりになります。マイナス18度くらいの冷凍庫では、微生物の増殖はほとんど止まります。ただし、冷たくしても、ほとんどのばいきんは死にません。食べものがあたたまると、生き残ったばいきんがまたふえ始めます。だから、食べものを長い時間、室温に出したままにしてはいけません。冷たさが苦手な食べものもあります。たとえば、バナナは冷蔵庫で皮が黒くなることがありますが、中身はまだ食べられる場合があります。

この質問の英単語

  • fridge冷蔵庫
  • germsばいきん
  • fresh新鮮な
  • warmあたたかい
  • bacteria細菌
  • freezer冷凍庫
  • multiplyふえる

超絶解説もっと知りたい人へ

犯人は、目に見えない「ふえる名人」

食べものがくさる、カビが生える、いやなにおいが出る……。その多くは、細菌やカビが食べものの成分を使ってふえることで起こります。食中毒を起こす細菌の中には、30~40度くらいで速くふえるものがいます。温度、水分、栄養などの条件がとてもよいと、約20分で一つが二つに分かれる細菌もあります。20分後に2倍、40分後に4倍とふえると、5時間後には計算上3万2768倍です。ただし、実際の食べものの中では、細菌の種類やまわりの条件によって、ふえる速さは変わります。夏に食べものを室温に出したままにしないことが大切です。

冷蔵庫の中は「スローモーションの世界」

温度が下がると、細菌の体の中の化学反応がにぶくなり、ふえるスピードがぐっとおそくなります。家庭の冷蔵室はふつう2〜6度くらいで、国の衛生のめやすでは、冷蔵は10度以下、冷凍はマイナス15度以下にしましょうとされています。冷凍庫では、食べものの中の水が氷になるので、ばいきんは水を使えず、ほとんど活動できません。また、くだものが茶色くなるような、食べもの自身の変化もゆっくりになります。ただし、冷たさでばいきんが死ぬわけではなく、冷蔵庫の中でもゆっくりふえる菌もいます。だから冷蔵庫に入れても、早めに食べることが大切です。冷蔵庫の中でも、0度近くのチルド室や、少し温度の高い野菜室など、場所によって温度がちがうので、食べものによって置き場所を使い分けています。

冷蔵庫がなかったころ

日本では、昔から冬の氷を山かげの「氷室(ひむろ)」にたくわえて夏まで使う工夫があり、『日本書紀』にも記録があります。明治から昭和のはじめには、上の段に大きな氷のかたまりを入れて冷やす木の「冷蔵庫」が使われました。日本で初めての家庭用電気冷蔵庫は、1930年に作られました。1950年代の終わりごろには、テレビ、洗たく機とならんで「三種の神器」とよばれるあこがれの家電になり、やがてどの家にもあるものになりました。

冷蔵庫がにがてな食べもの

南の国で育つバナナは寒さに弱く、冷蔵庫に入れると皮が黒くなります(中身はたいてい食べられます)。パンは、でんぷんがかたくなる「老化」が0〜5度くらいでいちばん速く進むので、冷蔵庫に入れるとかえってパサパサになりやすいのです。じゃがいもは冷やしすぎると、でんぷんの一部が糖に変わってあまくなります。食べものに合った置き場所を選ぶのも、科学なのです。

みんなが驚く豆知識

  1. 20分ごとに2倍にふえる細菌が1つあると、5時間後には3万2768こになる計算です。じっさいには食べものや温度で変わりますが、あたたかい所に置くとあっというまにふえるのは本当です。

  2. アメリカのクラレンス・バーズアイは、北アメリカのラブラドール地方でイヌイットの人々が、マイナス40度の寒さで一気にこおらせた魚がとけてもおいしいことにおどろき、1920年代に「急速冷凍」の方法を作りました。

  3. 英語の refrigerator(冷蔵庫)は、ラテン語の frigus(寒さ)から生まれた言葉です。長いので、ふだんは fridge(フリッジ)と短くよびます。freezer(冷凍庫)は freeze(こおる)から来ています。

おうちでやってみよう

同じ日に買ったバナナを2本用意して、1本は冷蔵庫に、1本は部屋に置き、3日間、皮の色を観察しよう。冷蔵庫のほうは皮が黒くなるけれど、中身はどうかな?おうちの人と皮をむいて、くらべてみよう。

英文と解説は、このコーナーのために子ども向けに書き下ろしたものです(AIと人が作成。Codex で英語・和訳・事実をチェックし、人の目でも順次確認しています)。100年以上前の原文をそのまま載せている「おはなし」のページとは分けています。

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