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食べものはなぜ火を通すの?

Why do we cook food?

ひとことで言うと

火を通すと、食べものについたばいきんをやっつけられるうえ、やわらかく消化しやすくなり、香りや味もよくなるからだよ。

やさしい英語でEasy English ・ 英検5〜4級くらい

Cooking makes food safe. Heat kills many germs. Cooking makes food soft, too. Soft food is easy to chew and easy for your tummy. Cooking also makes yummy smells, like toast and grilled fish. Hot food can taste great!

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料理をすると、食べものが安全になります。熱は、たくさんのばいきんをやっつけます。料理をすると、食べものはやわらかくもなります。やわらかい食べものは、かみやすく、おなかにもやさしいです。料理をすると、トーストや焼き魚のような、おいしいにおいも生まれます。あたたかい食べものは、とてもおいしいのです!

ふつうの英語でStandard English ・ 英検3〜準2級くらい

People are the only animals that cook their food, and cooking helps us in many ways. First, it keeps us safe. Raw meat, fish, and eggs can carry germs, and heat kills most of them. Second, cooking makes food softer and easier to digest, which means your body can break it down and use it more easily. For example, heat softens the starch in rice and potatoes, so your body can get energy from it. Third, cooking makes food tastier. When bread or meat turns brown, hundreds of new flavors and smells appear. Some scientists even think that cooking helped early humans get more energy from food, and that this helped our big brains grow. Of course, some foods, like fruit and fresh sashimi, are great raw. But for many foods, a little heat makes a big difference!

日本語の訳を見る

食べものを料理する動物は人間だけで、料理はいろいろな形でわたしたちを助けてくれます。1つ目に、料理はわたしたちの安全を守ります。生の肉や魚や卵には、ばいきんがついていることがあり、熱はそのほとんどをやっつけます。2つ目に、料理をすると、食べものがやわらかく、消化しやすくなります。つまり、体が食べものを分解して、もっと楽に使えるようになるのです。たとえば、熱はごはんやじゃがいものでんぷんをやわらかくするので、体はそこからエネルギーをとり出せます。3つ目に、料理をすると、食べものがもっとおいしくなります。パンや肉がこんがり茶色くなると、何百もの新しい味や香りが生まれます。料理のおかげで、大昔の人間は食べものからより多くのエネルギーをとれるようになり、それが大きな脳が育つのを助けた、と考える科学者もいます。もちろん、果物や新鮮なさしみのように、生でおいしい食べものもあります。でも多くの食べものにとっては、少しの熱が大きなちがいを生むのです!

この質問の英単語

  • cook料理する、火を通す
  • heat熱
  • germsばいきん
  • raw生の
  • digest消化する
  • softやわらかい
  • flavors味、風味

超絶解説もっと知りたい人へ

火は、いちばんたよれる「ばいきんたいじ」

食中毒を起こす細菌の多くは、熱に弱い生きものです。国の食中毒予防のめやすでは、肉などは「中心部を75度で1分間以上」加熱するとよいとされています。表面だけでなく、まん中まで火を通すことが大切なのです。また、生のままだと体に悪い成分をもつ食べものもあります。たとえば、金時豆などのいんげん豆のなかまは、生や加熱不足だと、おなかをこわす成分がのこります。しっかりにることで、この成分がこわれて安心して食べられるようになるのです。

卵で見る「たんぱく質の変身」

卵を熱すると、すきとおった白身が、まっ白に固まります。白身のたんぱく質は、ふだんは毛糸玉のように丸まっていますが、熱でほどけてからみ合い、固まるのです。白身は60度くらいから固まりはじめ、80度くらいでしっかり固まります。黄身は65〜70度くらいで固まります。温泉卵は、この温度のちがいを利用して、黄身がとろりと固まり、白身がまだやわらかい状態にしたもの。ほどけたたんぱく質は、おなかの中で分解されやすくもなります。

こんがりの香りは「メイラード反応」

トーストや焼き肉、焼き魚のこげ目の香りは、なぜあんなにおいしそうなのでしょう。1912年、フランスの化学者メイラールは、糖とアミノ酸(たんぱく質のもと)をいっしょに熱すると、茶色くなって香りが生まれることを発見しました。これを「メイラード反応」といいます。高い温度で、何百種類もの香りの物質が新しく作られるのです。しょうゆやみその色、コーヒー豆をいった香りにも、この反応がかかわっています。

料理が人間を人間にした?

人類が火を使っていたあとは、南アフリカの洞くつで約100万年前のものが見つかっています。アメリカの人類学者リチャード・ランガムは、「料理を始めたことで、かたい生の食べものを長い時間かまなくてもよくなり、食べものから多くのエネルギーをとれるようになった。それが大きな脳をささえた」という説をとなえています。チンパンジーは、1日に何時間も食べものをかんですごします。この説が正しいかどうかは、今も研究が続いていますが、料理が人間のくらしを大きく変えたのはたしかです。

みんなが驚く豆知識

  1. 肉などを安全に食べるめやすは「中心部を75度で1分間以上」です。ただし、ハンバーグは中の色だけでは火が通ったか判断できません。おうちの人が食品用温度計で中心の温度を測り、十分に加熱できたことを確かめるのが安全です。

  2. 南アフリカのワンダーウェルク洞くつでは、約100万年前に火を使ったあと(燃えた骨や植物の灰)が見つかっています。人類は、とても長いあいだ火とともにくらしてきたのです。

  3. 英語には Too many cooks spoil the broth.(料理人が多すぎるとスープがだめになる)ということわざがあります。指図する人が多すぎると、物事がうまくいかないという意味で、日本の「船頭多くして船山にのぼる」とそっくりです。

おうちでやってみよう

生卵とゆで卵を1つずつ用意して、テーブルの上でコマのように回してみよう(落とさないように、おうちの人といっしょに)。よく回るのはどっちかな?ゆで卵は中身が固まっているので、くるくるよく回ります。熱で中が変身したしょうこです。

英文と解説は、このコーナーのために子ども向けに書き下ろしたものです(AIと人が作成。Codex で英語・和訳・事実をチェックし、人の目でも順次確認しています)。100年以上前の原文をそのまま載せている「おはなし」のページとは分けています。

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