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こころとくらし ・ 264/300

音楽を聞くとなぜ楽しくなるの?

Why does music make us happy?

ひとことで言うと

好きな音楽を聞くと、脳の「ごほうび」に関わるしくみが働き、ドーパミンなどが出るため、楽しく感じることがあるんだよ。

やさしい英語でEasy English ・ 英検5〜4級くらい

You hear your favorite song. You want to dance and sing! Your ears turn the sound into messages for your brain. Parts of your brain that help you enjoy things become active. This can make you feel good. Singing with friends is fun, too. Music can help people feel close to each other.

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大好きな歌が聞こえてきます。おどったり、歌ったりしたくなります! 耳は音を、脳へ送る合図に変えます。ものを楽しむときに働く脳の部分が活発になります。そのため、いい気持ちになることがあります。友だちといっしょに歌うのも楽しいです。音楽は、人と人が近く感じるのを助けてくれます。

ふつうの英語でStandard English ・ 英検3〜準2級くらい

When you listen to music you love, the brain's reward system can become active. It may release dopamine, a chemical involved in learning, motivation, and expecting rewards. Dopamine is not simply a “happy chemical,” but its activity can be linked with pleasure. In one study, people chose music that gave them strong chills. Dopamine activity increased both while they waited for a favorite moment and when that moment arrived. Music can also cause chills or a tingly feeling on the skin. Music has a social side, too. When people sing, clap, or dance together, they match their timing. This can help them feel connected. Musical instruments about 40,000 years old have been found, so humans have made music for a very long time.

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大好きな音楽を聞くと、脳の「ごほうび」に関わるしくみが活発になることがあります。すると、学習や意欲、ごほうびの予想に関わるドーパミンという物質が出ることがあります。ドーパミンは、ただの「幸せ物質」ではありませんが、その働きは気持ちよさと結びつくことがあります。ある研究では、参加者が強い鳥肌を感じる音楽を自分で選びました。好きな場面を待っているときと、その場面が来たときの両方で、ドーパミンの働きが高まりました。音楽で、皮ふがぞくぞくする鳥肌を感じることもあります。音楽には、人と人をつなぐ面もあります。みんなで歌ったり、手をたたいたり、おどったりすると、動くタイミングが合います。これによって、たがいを近く感じることがあります。およそ4万年前の楽器が見つかっているので、人間はとても長い間、音楽を作ってきたことがわかります。

この質問の英単語

  • favorite大好きな
  • chemical物質
  • dopamineドーパミン
  • pleasure気持ちよさ・よろこび
  • chorusサビ・コーラス
  • chillsぞくぞくする感じ・鳥肌
  • togetherいっしょに

超絶解説もっと知りたい人へ

音はただの空気のふるえなのに

音楽の正体は、空気のふるえ(振動)です。それが耳のこまくをゆらし、耳のおくの「うずまき管(かん)」で電気の信号に変わって脳へ送られます。ふしぎなのは、ただの空気のふるえなのに、わたしたちが泣いたり、わくわくしたりすることです。脳は音の高さ、リズム、くり返しを分析しながら、「次はこうなるかな?」と予想しています。予想どおりだと安心し、ちょっと予想をうらぎられると「おっ!」とおどろく。このゲームのようなやりとりが、音楽の楽しさの大きな部分だと考えられています。生まれて2〜3日の赤ちゃんでさえ、リズムの拍(はく)がぬけると脳が反応するという研究もあり、リズムを感じる力は生まれつきそなわっているようです。

サビの前にドーパミンが出る

2011年、カナダの研究チームは、音楽を聞いている人の脳を特別な装置で調べました。すると、鳥肌が立つほど感動する瞬間に、脳の「ごほうび回路」とよばれる場所でドーパミンが出ていました。さらにおどろいたことに、その少し前、「もうすぐあのいいところが来るぞ」と待っているあいだにも、別の場所でドーパミンが出ていたのです。食べ物やゲームのごほうびと同じしくみが、目に見えず食べられもしない音楽にも働いている。これは科学者にとっても大発見でした。

みんなで歌うと、なかよくなる

イギリスの研究では、みんなで歌ったりおどったりしたあと、人は痛みを感じにくくなり、まわりの人とのつながりを強く感じることがわかりました。体の中で、気分をよくする物質が出ているためだと考えられています。音楽は、言葉がなかったころから人と人をつなぐ「のり」の役目をしていたのかもしれません。ドイツの洞窟(どうくつ)からは、鳥の骨で作られた約4万年前の笛が見つかっています。人間は大昔から、音楽といっしょに生きてきたのです。

音楽で楽しくならない人もいる

じつは、音楽を聞いてもあまり楽しい気持ちにならない人が、数パーセントほどいることもわかってきました。こうした人も、おいしい物やお金のごほうびにはふつうによろこびます。音楽を聞く耳と、ごほうび回路とのつながりが弱いのではないかと考えられています。どんな音楽が好きかは人それぞれ。音楽の感じ方のちがいも、人間の多様さの一つなのです。

みんなが驚く豆知識

  1. ドイツの洞窟からは、ハゲワシの骨で作られた、約4万年前の笛が見つかっています。今わかっている中で、最も古い楽器の一つです。穴が5つあり、音階をふけたと考えられています。

  2. アメリカで飼われていたオウムの「スノーボール」は、音楽のリズムに合わせて頭をふっておどりました。テンポを速くしたりおそくしたりしても、ちゃんとついていけることが研究で確かめられています。

  3. 英語の music は、ギリシャ神話で芸術を守る女神たち「ミューズ(Muse)」から来た言葉です。博物館を意味する museum も、同じミューズが語源です。

おうちでやってみよう

楽しい曲と悲しい曲を1曲ずつ聞いてみよう。聞いている間、心ぞうのドキドキや、体が動きたくなる感じがどう変わるかな?家族にも聞いてもらって、感じ方をくらべてみましょう。

英文と解説は、このコーナーのために子ども向けに書き下ろしたものです(AIと人が作成。Codex で英語・和訳・事実をチェックし、人の目でも順次確認しています)。100年以上前の原文をそのまま載せている「おはなし」のページとは分けています。

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