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こころとくらし ・ 267/300

手はなぜ洗わなきゃいけないの?

Why do we have to wash our hands?

ひとことで言うと

手には目に見えないばい菌やウイルスがついていて、口や鼻から体に入ると病気になることがあるからだよ。石けんで洗えば落とせるんだ。

やさしい英語でEasy English ・ 英検5〜4級くらい

Your hands touch many things. Doors, toys, and pets. Tiny germs get on your hands. You cannot see them. Some germs can make you sick. Germs can go into your mouth and nose. Soap and water wash the germs away. Wash your hands before you eat!

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手は、たくさんの物にさわります。ドア、おもちゃ、ペット。とても小さなばい菌が手につきます。目には見えません。病気を起こすばい菌もいます。ばい菌は口や鼻から入ってしまうことがあります。石けんと水で、ばい菌を洗い流せます。食べる前には手を洗いましょう!

ふつうの英語でStandard English ・ 英検3〜準2級くらい

Every day, your hands touch hundreds of things, from door handles to phones. Germs from those things stay on your skin. Most germs are harmless, but some can give you a cold, the flu, or a stomachache. The problem is that we touch our faces very often without noticing. One study found that people touched their faces about 23 times an hour! Each time, germs can enter through your eyes, nose, or mouth. Water alone cannot remove germs well, because many of them stick to the oils on your skin. Soap is special. One end of a soap molecule likes water, and the other end likes oil. So soap pulls germs off your skin, and water carries them away. It can even break some viruses apart. Scrub for about 20 seconds, then rinse well.

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毎日、手はドアの取っ手から電話まで、何百もの物にさわります。そうした物についたばい菌が、皮ふに残ります。ほとんどのばい菌は害がありませんが、中にはかぜやインフルエンザ、腹痛を起こすものもいます。問題は、わたしたちが気づかないうちに、とてもよく顔をさわっていることです。ある研究では、人は1時間に約23回も顔をさわっていました!そのたびに、ばい菌が目や鼻や口から入る可能性があります。水だけではばい菌をうまく落とせません。多くのばい菌が、皮ふのあぶらにくっついているからです。石けんは特別です。石けんのつぶ(分子)の片方のはしは水が好きで、もう片方のはしはあぶらが好きです。だから石けんがばい菌を皮ふから引きはがし、水がそれを流してくれるのです。ウイルスの中には、石けんでこわれてしまうものもあります。20秒ほどごしごし洗って、よくすすぎましょう。

この質問の英単語

  • touchさわる
  • germsばい菌
  • soap石けん
  • sick病気の
  • harmless害のない
  • virusesウイルス
  • scrubごしごしこする

超絶解説もっと知りたい人へ

手は「ばい菌のタクシー」

かぜやおなかの病気を起こすウイルスや細菌の多くは、自分で動き回ることができません。そこでかれらが乗るのが、わたしたちの「手」です。ドアノブやつり革にさわった手で、目をこすったり、おやつをつまんだりすると、ばい菌は手というタクシーに乗って、体の入り口までとどけられてしまいます。オーストラリアの研究では、医学部の学生たちが、授業中に1時間あたり平均23回も顔をさわっていました。手を洗うことは、このタクシーを止める、いちばんかんたんな方法なのです。

手洗いの大切さを見つけた医者

1847年、ハンガリー出身の医者ゼンメルワイスは、オーストリアのウィーンの病院で、なぞに取り組んでいました。医者が担当する産科病棟では、赤ちゃんを産んだお母さんが熱を出して亡くなる割合が、多いときで10%をこえていたのです。かれは、医者が手をよく洗わないまま診察していることが原因ではないかと考え、さらし粉(消毒薬)の液で手を洗うようにしました。すると、亡くなる人の割合は1〜2%ほどに大きく下がりました。ところが当時の医者たちの多くはこの考えを受け入れず、ゼンメルワイスは不遇(ふぐう)のまま亡くなりました。ばい菌が病気を起こすことが広く認められたのは、その後のパスツールやコッホの研究からです。

石けんは「あぶらとり名人」

石けんのつぶ(分子)は、マッチ棒のような形をしています。頭は水となかよし、しっぽはあぶらとなかよしです。手のあぶらについたばい菌のまわりに、石けんのしっぽがささるように集まり、まるごと包みこんで、水の中へ連れ出します。さらに、インフルエンザや新型コロナウイルスなど、表面をあぶらのまくでおおわれたウイルスは、石けんでまくがこわされてしまいます。だから、水だけで洗うより、石けんでしっかりあわ立てるほうがずっと効果があるのです。

洗いのこしやすい場所は?

手を洗っても、指先、つめのあいだ、親指のまわり、手首は洗いのこしがちです。おすすめは、手のひら、手の甲、指のあいだ、指先、親指、手首の順に、20〜30秒かけて洗うこと。「ハッピーバースデー」の歌を2回歌うと、だいたい20秒になります。洗ったあとは清潔なタオルでふくことも大切です。ぬれた手は、かわいた手より、ばい菌がうつりやすいといわれているからです。

みんなが驚く豆知識

  1. 医学部の学生を観察した研究では、人は1時間に平均23回も顔をさわっていました。そのうち半分近くは、目・鼻・口にさわっていたのです。

  2. 毎年10月15日は「世界手洗いの日」です。石けんで手を洗う習慣を広めるために、2008年に始まりました。手洗いは、世界中で子どもの命を守るとても安い方法の一つです。

  3. 英語には wash my hands of it(そのことから手を引く)という言い回しがあります。「もうそのことには関わらない」という意味で、手洗いが言葉の表現になったものです。

おうちでやってみよう

手のひらにハンドクリームを少しぬって、その上にこしょうか、かつおぶしの粉を少しつけよう。水だけで洗った場合と、石けんで洗った場合で、どれだけ落ちるかくらべてみます(おうちの人といっしょに)。

英文と解説は、このコーナーのために子ども向けに書き下ろしたものです(AIと人が作成。Codex で英語・和訳・事実をチェックし、人の目でも順次確認しています)。100年以上前の原文をそのまま載せている「おはなし」のページとは分けています。

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