
こころとくらし ・ 266/300
歯はなぜみがかなきゃいけないの?
Why do we have to brush our teeth?

歯にくっついた細菌が、食べ物の糖分から酸を作って歯をとかしてしまうので、みがいて細菌を落とす必要があるんだよ。
やさしい英語でEasy English ・ 英検5〜4級くらい
Tiny germs live in your mouth. They love sugar. When you eat sweets, the germs eat the sugar, too. Then they make acid. Acid can make holes in your teeth. These holes are called cavities. Brushing takes the germs away. Brush your teeth every day!
日本語の訳を見る
口の中には、とても小さな細菌がすんでいます。細菌はさとうが大好きです。あなたがあまい物を食べると、細菌もさとうを食べます。そして、酸を作ります。酸は歯に穴をあけてしまうことがあります。この穴を「むし歯」といいます。歯みがきは細菌を取りのぞきます。毎日歯をみがきましょう!
ふつうの英語でStandard English ・ 英検3〜準2級くらい
Your mouth is home to hundreds of kinds of bacteria. Some of them stick to your teeth and make a soft, sticky layer called plaque. When you eat or drink something sugary, the bacteria in plaque eat the sugar and make acid. This acid slowly dissolves the hard outside of your teeth, which is called enamel. Enamel is the hardest part of your whole body, but acid can still hurt it. If the acid keeps attacking, a hole called a cavity can form. Your teeth cannot fix a deep hole by themselves, so a dentist has to repair it. Brushing for about two minutes removes plaque before it can do much harm. Toothpaste with fluoride also makes enamel stronger. Remember, your adult teeth have to last for the rest of your life!
日本語の訳を見る
口の中には、何百種類もの細菌がすんでいます。その中には歯にくっついて、「歯垢(しこう)」というやわらかくてねばねばした層を作るものがいます。あまい物を食べたり飲んだりすると、歯垢の中の細菌がさとうを食べて酸を作ります。この酸は、歯の外側のかたい部分を少しずつとかします。この部分を「エナメル質」といいます。エナメル質は体全体でいちばんかたい部分ですが、それでも酸には弱いのです。酸がこうげきを続けると、むし歯という穴ができることがあります。深い穴は歯が自分で治すことができないので、歯医者さんに治してもらわなければなりません。2分ほど歯をみがけば、歯垢が大きな害をあたえる前に取りのぞけます。フッ素入りの歯みがき粉は、エナメル質を強くもしてくれます。おとなの歯は、一生使い続けなければならないことをわすれないでね!
この質問の英単語
- germs細菌・ばい菌
- acid酸
- cavitiesむし歯(の穴)
- bacteria細菌
- plaque歯垢(しこう)
- enamelエナメル質
- dentist歯医者さん
超絶解説もっと知りたい人へ
歯垢は「細菌の町」
歯の表面につく白っぽいねばねばは、食べかすではありません。「歯垢(しこう)」、英語でプラークとよばれる、細菌のかたまりです。歯垢わずか1ミリグラム(米つぶ1つぶよりずっと小さい量)の中に、1億こ以上もの細菌がいるといわれます。細菌たちはねばねばの物質で歯にしっかりくっつき、まるで町を作るように集まってくらしています。うがいだけでは落ちないのはこのためで、歯ブラシでこすり落とす必要があるのです。歯垢をそのままにしておくと、だ液の成分と結びついて石のようにかたい「歯石(しせき)」になり、歯ブラシでは取れなくなってしまいます。
体でいちばんかたいのに、酸に弱い
歯のいちばん外側をおおうエナメル質は、人の体でいちばんかたい部分で、骨よりもずっとかたいのです。ところが、エナメル質は酸にはとけやすいのです。細菌が糖分を食べて酸を出すと、口の中は酸性にかたむき、エナメル質から成分が少しずつとけ出します。ふだんは、だ液(つば)が酸を中和し、とけた成分を歯にもどしてくれます。でも、だらだらとあまい物を食べ続けると、だ液がもどす時間がなくなり、むし歯が進んでしまいます。だから「食べる時間を決める」ことも、歯みがきと同じくらい大切なのです。
歯ブラシの歴史
大昔の人は、木の枝の先をかんでブラシのようにした「かみ棒」で歯をそうじしていました。動物の毛を使った歯ブラシも、中国などで古くから使われていましたが、いつ、だれが最初に作ったのかは、はっきりしていません。江戸時代の日本では、柳(やなぎ)などの小枝の先をたたいてふさにした「房楊枝(ふさようじ)」が使われていました。今の歯ブラシに近い形のものを18世紀のイギリスで大量に作った人物として、ウィリアム・アディスが知られています。
人間の歯は、2回しか生えない
サメは一生のあいだに何千本も歯が生えかわりますが、人間の歯は、乳歯(にゅうし)20本から、永久歯(えいきゅうし)28〜32本へと、たった一度生えかわるだけです。永久歯がむし歯でぬけてしまうと、もう生えてきません。日本では「80歳になっても自分の歯を20本以上残そう」という「8020(ハチマルニイマル)運動」が1989年から進められています。今みがいている歯は、おじいさん・おばあさんになるまで使う、大切な道具なのです。
みんなが驚く豆知識
歯垢わずか1ミリグラム(米つぶよりずっと小さい量)の中には、1億こ以上の細菌がいるといわれます。日本の人口とほぼ同じ数の細菌が、歯のすみにすんでいるのです。
動物の毛を使った歯ブラシは、中国などで古くから使われていましたが、いつ、だれが最初に作ったのかは、はっきりしていません。江戸時代の日本では、小枝の先をたたいてふさにした「房楊枝(ふさようじ)」で歯をみがいていました。
英語の dentist(歯医者さん)は、ラテン語の dens(歯)から。タンポポの dandelion も、ギザギザの葉を「ライオンの歯(フランス語 dent de lion)」に見立てた名前です。

おうちでやってみよう
鏡を見ながら、いつもどおり歯をみがいてみよう。そのあと、舌で歯の表面をそっとさわり、みがく前とくらべてみます。つるつるになったか、ざらざらした所が残るかをメモしましょう。ざらざらしていても、みがき残しとはかぎりません。気になる所は、おうちの人や歯医者さんに聞いてみましょう。
英文と解説は、このコーナーのために子ども向けに書き下ろしたものです(AIと人が作成。Codex で英語・和訳・事実をチェックし、人の目でも順次確認しています)。100年以上前の原文をそのまま載せている「おはなし」のページとは分けています。






