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地球 ・ 216/300

日本はなぜ地震が多いの?

Why does Japan have so many earthquakes?

ひとことで言うと

日本のまわりでは何枚ものプレートが動き、一部は別のプレートの下にもぐりこんでいます。その力で岩にひずみがたまり、断層が急にずれることが多いからだよ。

やさしい英語でEasy English ・ 英検5〜4級くらい

The Earth’s hard outer layer is made of huge pieces called plates. They move very slowly. Several plates meet around Japan. Some slide under others. This pushes and pulls the rocks. Sometimes rocks suddenly slip along a crack, and the ground shakes. That is an earthquake.

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地球の外側のかたい部分は、プレートとよばれる大きな板のようなものでできています。プレートは、とてもゆっくり動いています。日本のまわりには、いくつものプレートが集まっています。ほかのプレートの下にもぐりこむものもあります。その動きが岩をおしたり引いたりします。ときどき岩がわれ目にそって急にずれ、地面がゆれます。それが地震です。

ふつうの英語でStandard English ・ 英検3〜準2級くらい

The hard outer layer of Earth is broken into huge moving pieces called plates. Around Japan, several major plates and smaller blocks meet; scientists do not all draw their boundaries in exactly the same way. The Pacific and Philippine Sea plates slide under plates on the Japan side. As the plates move a few centimeters a year, they push and pull the rocks, and stress builds up. When a fault can no longer hold, rocks suddenly slip and the ground shakes. Because Japan lies near several active plate boundaries and has many faults, earthquakes are frequent. Japan has strict earthquake-resistant building rules and a nationwide early-warning system, but a warning cannot always arrive before strong shaking near the source.

日本語の訳を見る

地球の外側のかたい部分は、プレートとよばれる巨大な板に分かれ、動いています。日本のまわりには、いくつもの大きなプレートや小さな岩盤が集まっています。その境界をどこに引くかは、研究者によって少しちがいます。太平洋プレートとフィリピン海プレートは、日本側にあるプレートの下にもぐりこんでいます。プレートが1年に数センチほど動くと、岩がおされたり引かれたりして、ひずみがたまります。断層がそれ以上こらえられなくなると、岩が急にずれて地面がゆれます。日本は、いくつもの活発なプレート境界の近くにあり、断層も多いため、地震がよく起こります。日本には、地震に強い建物を造るためのきびしい決まりや、全国的な緊急地震速報のしくみがあります。ただし、震源に近い場所では、強いゆれより先に速報が届かないこともあります。

この質問の英単語

  • platesプレート
  • surface表面
  • meet出会う
  • slidingすべりこむ
  • stressひずみ・力
  • shakesゆれる
  • earthquake地震

超絶解説もっと知りたい人へ

地球はひびの入ったゆで卵

地球の外側のかたい部分は、プレートとよばれる大きな岩の板に分かれています。プレートは、その下にある流れやすい層の上を、1年に数センチほど動いています。日本の東側では太平洋プレートが、西日本の南側ではフィリピン海プレートが、日本側のプレートの下へもぐりこんでいます。日本側の岩盤を、オホーツクプレートやアムールプレートなどに分ける考え方がありますが、境界の場所や名前については研究者の考えが少しずつちがいます。大切なのは、日本がいくつもの活発なプレート境界の近くにあり、プレートの動きによる力を受け続けていることです。

地震は「ばね」がはじけるように起こる

海のプレートがもぐりこむとき、日本側のプレートのはしを、いっしょに引きずりこもうとします。下じきをゆっくり曲げていくと、やがてパチンとはね返るように、長い年月をかけてたまったひずみが限界をこえると、岩が一気にずれます。これが地震です。プレートの境目で起きる大きな地震のほかに、陸地の下の岩のわれ目(活断層)がずれて起きる地震もあります。日本の陸地には、わかっているだけで2000以上の活断層があるといわれています。

数字で見る日本の地震

日本の国土は、世界の陸地のわずか約0.25%です。それでも日本のまわりでは、大きな地震が数多く起きます。2014年版の防災白書にのった2004年から2013年までの統計では、世界で起きたマグニチュード6以上の地震の約18.5%が、日本とそのまわりで起きていました。ただし、この割合は調べる期間によって変わります。日本で震度1以上を観測する地震の回数も年によって大きく変わり、数千回になる年があります。その多くは弱いゆれで、ゆれを感じる場所もかぎられています。

地震と「大地のめぐみ」はセット

プレートの動きは、地震だけをもたらすわけではありません。海のプレートがもぐりこむと、地下でマグマが生まれて火山ができます。その火山が、富士山のような美しい山や、全国の温泉を生み出しました。プレートにおされて大地がもり上がり、けわしい山脈や深い谷、変化に富んだ景色もできました。日本の自然の美しさと地震の多さは、実は同じ原因から来ているのです。

世界をリードする日本の地震研究と備え

1880年、横浜での地震をきっかけに、日本に滞在していたイギリスの科学者ジョン・ミルンらが、世界で最初の地震学の学会とされる「日本地震学会」をつくりました。今の日本には、全国に数千か所の地震計があり、2007年からは一般向けの「緊急地震速報」も始まりました。地震では、速く伝わる小さなゆれが先に届き、おそく伝わる強いゆれがあとから来ることがあります。速報はこの時間差を使います。ただし、震源に近い場所では、速報が強いゆれに間に合わないこともあります。速報を待つのではなく、家具をとめ、避難場所を家族で確かめておくことが大切です。

みんなが驚く豆知識

  1. 気象庁によると、2023年に日本で震度1以上を観測した地震は2237回ありました。1日に平均すると約6回、日本のどこかで震度1以上が観測された計算です。ただし、震度1は屋内で静かにしている人の一部が気づくほどの弱いゆれで、すべての人が感じるわけではありません。

  2. 江戸時代の人々は、地下の大ナマズがあばれると地震が起きると考え、ナマズの絵(鯰絵)がたくさん作られました。科学者がナマズの行動と地震の関係を長年調べたこともありますが、地震の予知に使えるはっきりした関係は見つかっていません。

  3. 「津波」は、英語でも tsunami とよばれ、世界中で使われる日本語です。むかし英語では tidal wave(潮の波)とよばれていましたが、津波は潮の満ち引きとは関係がないため、今では tsunami という言葉が使われるようになりました。

おうちでやってみよう

おうちの人といっしょに家の中を歩いて、地震のときにたおれたり落ちたりしそうな物がないか探してみよう。家族で「ゆれたらどこに身をかくすか」「避難場所はどこか」を話し合っておくと、いざというときに安心だよ。

英文と解説は、このコーナーのために子ども向けに書き下ろしたものです(AIと人が作成。Codex で英語・和訳・事実をチェックし、人の目でも順次確認しています)。100年以上前の原文をそのまま載せている「おはなし」のページとは分けています。

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