
こころとくらし ・ 276/300
お金はなぜあるの?
Why do we have money?

お金があると、ほしい物を持っている人とすぐに交換しなくても、物やサービスを手に入れられて、とても便利だからだよ。
やさしい英語でEasy English ・ 英検5〜4級くらい
People sometimes trade things directly. “I give you fish. You give me apples.” But the apple farmer may not want fish. Money makes trading easier. People know that other people will take money, too. You can sell fish for money. Then you can use the money to buy many different things.
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人は、ときどき物と物を直接交換します。「魚をあげるから、リンゴをちょうだい」。でも、リンゴ農家の人は魚をほしくないかもしれません。お金があると、交換がかんたんになります。ほかの人もお金を受け取ってくれると、みんなが知っているからです。魚を売ってお金にかえ、そのお金でいろいろな物を買えます。
ふつうの英語でStandard English ・ 英検3〜準2級くらい
Imagine you have a basket of fish and want new shoes. Without money, you must find someone who has shoes and wants fish at the same time. Money makes trading much easier. You can sell the fish for money and use that money at a shop that sells shoes. Money also helps people save for later and compare prices. Across history, some communities have used shells, salt, or metal objects as forms of money. Coins and paper bills later became common in many places. Today, people can also pay electronically with cards or phones. The card or phone is a payment tool: it moves money recorded in an account. Money works because people generally trust that other people and shops will accept it.
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かごいっぱいの魚を持っていて、新しいくつがほしいと想像してください。お金がなければ、くつを持っていて、同時に魚をほしがっている人を見つけなければなりません。お金があると、交換がずっとかんたんになります。魚を売ってお金にかえ、そのお金をくつを売る店で使えます。お金は、あとで使うためにためたり、値段をくらべたりするのにも役立ちます。歴史の中では、貝がらや塩、金属の品などをお金として使った地域がありました。その後、多くの場所で硬貨や紙のお札が広く使われるようになりました。今では、カードやスマホを使って電子的に支払うこともできます。カードやスマホは支払いの道具で、口座に記録されたお金を動かします。お金が使えるのは、ほかの人や店も受け取ってくれると、多くの人が信じているからです。
この質問の英単語
- traded交換した
- value価値
- saveためる・貯金する
- prices値段
- shells貝がら
- coins硬貨
- trusts信用する
超絶解説もっと知りたい人へ
お金の3つのスーパーパワー
お金には大きく3つの働きがあります。1つ目は「交換する力」。ほしい物を持っている人と、自分の物をほしい人が、ぴったり出会わなくても取り引きができます。2つ目は「価値をためる力」。魚や野菜はくさりますが、お金はとっておけます。3つ目は「価値をはかる力」。くつが3000円、リンゴが100円とわかれば、くつはリンゴ30こ分だとすぐにくらべられます。もしお金がなかったら、ゲーム1つを手に入れるのに、どれだけの物と交換すればいいか、毎回なやむことになりますね。
物々交換からお金ができた…は本当?
「大昔は物々交換で、不便だからお金が生まれた」と、よく説明されます。ところが、世界中の人々のくらしを調べてきた学者たちは、物々交換だけでくらしていた社会の例は、ほとんど見つかっていないと指摘しています。小さな村では「今日は肉を分けてあげるから、今度お返ししてね」という「貸し借りの記録」や信頼で、ものをやりとりしていたと考えられています。お金の始まりは、交換の道具だけでなく、貸し借りを記録する道具でもあったのかもしれません。お金の本当の始まりは、まだ研究が続いているテーマなのです。
貝、石、そしてお札へ
古代の中国などでは、タカラガイという美しい貝がお金として使われました。だから漢字の「財」「買」「貨」「貯」「費」「資」には、みんな「貝」が入っています。紀元前600年ごろには、今のトルコにあったリディアという国で、金と銀がまざった金属の硬貨が作られました。紙のお札は、11世紀ごろの中国(宋の時代)で使われ始めたといわれます。日本では7世紀後半の「富本銭(ふほんせん)」や、708年の「和同開珎(わどうかいちん)」などが古い硬貨として知られています。
お金を支える「みんなの信用」
1万円札は、紙として見れば一枚の紙です。それでも支払いに使えるのは、日本銀行が発行し、法律でお金として使えるものと定められ、多くの人や店が受け取ってくれるからです。ただし、1万円で買える物の量まで、いつも同じだと保証されているわけではありません。物の値段が上がれば、同じ1万円で買える物は少なくなります。今では、銀行の口座などに数字として記録されたお金を、カードやスマホで動かすこともできます。お金の仕組みには法律や銀行なども必要ですが、「ほかの人も受け取ってくれる」という信用も、大切な支えの一つです。
みんなが驚く豆知識
太平洋のヤップ島では、大きな石のお金「石貨(せっか)」が使われてきました。大きいものは直径3メートル以上。重すぎて動かせないので、持ち主が変わっても石はそのままの場所に置いておくことがありました。
漢字の「財」「買」「貨」「貯」「費」「資」には、みんな「貝」が入っています。昔の中国で、タカラガイという貝がお金として使われていたなごりです。
英語の money は、古代ローマの女神ユノ・モネタの神殿で硬貨が作られていたことから来ています。お金を作る工場 mint(造幣局)も、同じモネタが語源です。

おうちでやってみよう
家族で「お店やさんごっこ」をしよう。最初はお金なしで物々交換、次に紙で作ったお金を使ってやってみます。どちらが楽に交換できたかな?お金の便利さを体験してみましょう。
英文と解説は、このコーナーのために子ども向けに書き下ろしたものです(AIと人が作成。Codex で英語・和訳・事実をチェックし、人の目でも順次確認しています)。100年以上前の原文をそのまま載せている「おはなし」のページとは分けています。






