
こころとくらし ・ 300/300
英語で写真をとるとき「Cheese!」と言うのはなぜ?
Why do people say 'Cheese!' when taking photos?

cheese の「イー」の音を言うと、くちびるが横にのびて歯が見え、自然に笑ったような顔になるからだよ。
やさしい英語でEasy English ・ 英検5〜4級くらい
When you say 'cheese,' your mouth makes a wide shape. The 'ee' sound pulls your lips to the sides. It looks like a smile! So people say 'cheese' when someone takes a photo. It is also fun to say.
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「チーズ」と言うと、口が横に広い形になります。「イー」の音が、くちびるを横に引っぱるのです。それが笑顔のように見えます!だから、写真をとってもらうときに「チーズ」と言うのです。言うのも楽しいですね。
ふつうの英語でStandard English ・ 英検3〜準2級くらい
Try saying 'cheese' slowly while you look in a mirror. At the end, the long 'ee' sound stretches your lips to the sides and shows your teeth. That looks just like a smile! Photographers want happy faces, so 'Say cheese!' became a quick way to get one. The phrase was in American newspapers by the 1940s. Long ago, people rarely smiled in photos. Early cameras needed a long time to take a picture, so holding a smile was hard. Many people also thought a serious face looked better. Today, people around the world have their own words for photos. In Japan, people say 'Hai, chiizu!' In Korea, some people say 'kimchi,' which also ends with an 'ee' sound.
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鏡を見ながら、ゆっくり「チーズ」と言ってみてください。最後の長い「イー」の音で、くちびるが横にのびて、歯が見えます。まるで笑顔のようですね!写真をとる人は楽しそうな顔をとりたいので、「チーズって言って!」は、笑顔を作るかんたんな方法になりました。このことばは、1940年代にはアメリカの新聞にのっていました。昔は、写真で笑う人はほとんどいませんでした。初期のカメラは1まいとるのに長い時間がかかったので、笑顔を続けるのはたいへんだったのです。それに、まじめな顔のほうがよいと考える人も多くいました。今では、世界中の人が写真をとるときのことばを持っています。日本では「はい、チーズ!」と言います。韓国では「キムチ」と言う人もいて、このことばも「イー」の音で終わるのです。
この質問の英単語
- photo写真
- smile笑顔
- lipsくちびる
- mirror鏡
- sound音
- camerasカメラ
- seriousまじめな
超絶解説もっと知りたい人へ
「イー」の口は、笑顔の形
笑うとき、わたしたちのほおの筋肉は、口の両はしを横と上に引っぱります。いっぽう、英語の cheese の最後の「イー」の音を出すときも、くちびるが横に大きく広がり、上の歯が見えます。つまり「イー」と言うだけで、笑顔とそっくりの口の形になるのです。日本語の「イ」の音も同じで、「はい、チーズ」のほかに「1たす1は?」「にー!」というかけ声を使う写真屋さんもいます。どちらも最後が「イ」で終わるのがポイントです。
昔の写真は、だれも笑っていなかった?
1820年代には、光を使って残した最初期の写真が作られ、1839年には写真の方法が広く発表されました。初期の写真は、1まいとるのに数分かかることもありました。そのあいだ動くとぶれてしまうので、体や頭が動かないようにする器具も使われました。何分も笑顔を続けるのは、とてもむずかしいことです。それに当時は、肖像画と同じように、写真にはまじめな顔で写るものだと考える人が多くいました。19世紀のイギリスでは、小さく結んだ口元が上品だと考えられることもありました。ディケンズの小説『リトル・ドリット』には、「prunes and prism」などのことばが、くちびるをきれいな形にするという話が出てきます。ただし、写真をとるときに「prunes」と言わせる習慣がどれほど広く行われていたかは、はっきりしていません。
「Say cheese!」が広まったのは、いつ?
1900年に、アメリカのコダック社が、だれでも安く買える小さなカメラを売り出すと、写真は家族で楽しむものになりました。写真がもっと身近になり、楽しい表情でとることがふえていきます。「Say cheese!」ということばがよく知られている古い記録のひとつは、1943年のアメリカ・テキサス州の新聞です。元外交官の人が、「政治家に教わった、どんなときでも感じよく写れるコツ」として、写真をとられる前に「チーズ」と言う方法を紹介していました。
「チーズの笑顔」は本物の笑顔?
じつは、「チーズ」と言って作った笑顔と、本当に楽しくて笑った顔は、少しちがいます。19世紀のフランスの医者デュシェンヌは、表情の研究をして、心から笑うときは口だけでなく目のまわりの筋肉も動き、目じりにしわができることを見つけました。この笑顔は、今でも「デュシェンヌ・スマイル」とよばれています。「チーズ」だけでは、口は笑っても目は笑わないことがあるのです。そこで、写真屋さんはおもしろい話をしたり、変な顔を見せたりして、本物の笑顔を引き出そうとくふうしています。
世界の「チーズ」いろいろ
写真のかけ声は、国によってさまざまです。韓国では「キムチ」、スペインでは「パタタ(じゃがいも)」、フランスでは「ウイスティティ(小さなサルのマーモセット)」と言う人がいます。スペインのパタタは最後が「ア」の音なので、口の形より、言うとつい楽しくなることが大事なのかもしれません。どの国でも、みんなに笑ってほしい、という気持ちは同じなのですね。
みんなが驚く豆知識
初期の写真は1まいとるのに数分かかることもあり、写る人はその間じっと動けませんでした。首をささえる器具まで使われたので、笑顔どころではなかったのです。
「Say cheese!」が新聞にのった古い記録の一つは1943年のものです。アメリカ・テキサス州の新聞で、元外交官が「政治家から教わったコツ」として紹介しました。少なくとも80年以上も使われていることになります。
英語の cheesy は「安っぽい・わざとらしい」という意味で、a cheesy grin(チーズっぽい笑顔)は「わざとらしい作り笑い」のこと。チーズはおいしいのに、ちょっとかわいそうですね。

おうちでやってみよう
鏡の前で「チーズ」「プルーン」「キムチ」「パタタ」と言ってみよう。家族で写真をとってくらべて、どのことばがいちばん笑顔に見えるか、ランキングを作ってみてね。
英文と解説は、このコーナーのために子ども向けに書き下ろしたものです(AIと人が作成。Codex で英語・和訳・事実をチェックし、人の目でも順次確認しています)。100年以上前の原文をそのまま載せている「おはなし」のページとは分けています。






