
こころとくらし ・ 262/300
はずかしいと顔が赤くなるのはなぜ?
Why does my face turn red when I'm embarrassed?

はずかしいと自律神経が働き、顔の細い血管が広がって、いつもより多くの血が流れるからだよ。
やさしい英語でEasy English ・ 英検5〜4級くらい
Sometimes you make a mistake in front of people. Your heart beats fast. Your face gets hot and red. This is called blushing. Your body sends more blood to your face. The blood is red, so your cheeks look red too. Many people blush. It is very normal.
日本語の訳を見る
人の前でまちがえてしまうことがありますね。心ぞうがドキドキします。顔が熱くなって、赤くなります。これを「赤面(せきめん)」といいます。体が顔にたくさんの血を送るのです。血は赤いので、ほっぺも赤く見えます。赤面する人はたくさんいます。とてもふつうのことです。
ふつうの英語でStandard English ・ 英検3〜準2級くらい
When you feel embarrassed, your body reacts very quickly. Your autonomic nervous system controls this reaction without you choosing it. Your heart may beat faster, and tiny blood vessels near the skin of your face widen. More blood then flows through them, so your cheeks, ears, or neck can look pink or red and feel warm. People of every skin color blush, although the color change may be harder to see on darker skin. Scientists still do not know exactly why humans blush or every step that causes it. One idea is that blushing shows other people that you care about a mistake or an awkward moment. In some studies, people judged someone who blushed after a mistake as more sincere or trustworthy.
日本語の訳を見る
はずかしいと感じると、体はとてもすばやく反応します。この反応は、自分の意思では動かせない自律神経が動かしています。心ぞうの動きが速くなり、顔の皮ふの近くにある細い血管が広がることがあります。すると、そこを流れる血が増えるので、ほっぺや耳、首がピンク色や赤色に見え、あたたかく感じます。どんな肌の色の人も赤面しますが、肌の色がこいと、色の変化が見えにくいことがあります。人間がなぜ赤面するのか、また、どのようなしくみで起こるのかは、まだすべてわかっていません。赤面には、失敗や気まずい出来事を気にしていることを相手に示す役目があるという説があります。いくつかの研究では、失敗したあとに赤面した人は、より正直そう、または信用できそうだと判断されました。
この質問の英単語
- embarrassedはずかしい
- blushing赤面すること
- blood血
- cheeksほっぺ
- adrenalineアドレナリン
- blood vessels血管
- forgiveゆるす
超絶解説もっと知りたい人へ
顔が赤くなるまで、たった数秒
みんなの前で名前をまちがえて読んだ、その瞬間。脳が「大変だ!」と反応し、自律神経という、自分の意思では動かせない神経のしくみに信号を送ります。すると、心ぞうがドキドキしたり、顔が熱くなったりします。顔の皮ふの近くにある細い血管が広がり、いつもより多くの血が流れるためです。ほっぺだけでなく、耳、首、むねのあたりまで赤くなる人もいます。アドレナリンなども体の反応に関わりますが、赤面が起こる細かなしくみは、まだすべてわかっていません。
なぜ「顔」なの?
顔、とくにほっぺには、細い血管がたくさんあり、しかも皮ふのすぐ近くを通っています。そのため、流れる血の量が少し増えただけでも、外から色の変化がわかりやすいのです。赤面するときには、自律神経の働きで顔の血管が広がりますが、その細かなしくみはまだ完全にはわかっていません。運動したあとや、お風呂上がりに顔が赤くなるのも、皮ふの血管が広がって血の流れが増えるためです。反対に、とてもこわい思いをしたときに顔が青白くなることがあるのは、皮ふの血管がちぢみ、流れる血が減るためです。赤面は、はずかしさなどの気持ちがきっかけになる点が特別です。
ダーウィンも首をかしげた
進化論で有名なダーウィンは、1872年の本の中で、赤面を「すべての表情の中で、もっとも変わっていて、もっとも人間らしいもの」と書きました。ダーウィンは世界各地の人に手紙でたずね、さまざまな文化や肌の色の人にも赤面が見られるという報告を集めました。生まれつき目が見えない人も赤面することがあるため、だれかの赤い顔をまねして覚える反応ではないと考えられます。動物にも皮ふの血の流れや色が変わることはありますが、はずかしさによる人間の赤面と同じものかどうかはわかっていません。赤面は、人間が「ほかの人からどう見られているか」を気にする、社会的な生き物であることと関係しているのかもしれません。
赤面は「ごめんね」のサイン?
なぜ人間は赤面するようになったのか、科学者にもまだはっきりわかっていません。有力な説の一つが「赤面は、言葉より先に反省を伝える合図」というものです。オランダの研究では、失敗したあとに赤面した人の写真を見せると、赤面していない人より「信用できる」「感じがいい」と判断されやすいことがわかりました。顔が赤くなるのはいやなものですが、じつは相手の心をやわらげる、すてきな力を持っているのかもしれません。
みんなが驚く豆知識
ほめられたり、みんなに「ハッピーバースデー」を歌ってもらったりするだけでも、人は赤面します。アメリカの実験では、歌ってもらった人のほおの温度がはっきり上がりました。赤面は「注目されること」でも起こるのです。
アメリカの作家マーク・トウェインは「人間は赤面する唯一の動物だ。あるいは、赤面する必要のある唯一の動物だ」という皮肉(ひにく)をのこしています。
英語の blush(赤面する)は、古い英語の「赤く光る・かがやく」という意味の言葉から来ているといわれます。英語ではピンク色のほお紅(チーク)のことも blush とよびます。

おうちでやってみよう
鏡の前で、ジャンプを20回してみよう(まわりに物がない場所で)。ほっぺの色はどう変わったかな?運動でも血管が広がって顔が赤くなります。はずかしいときの赤さとくらべてみましょう。
英文と解説は、このコーナーのために子ども向けに書き下ろしたものです(AIと人が作成。Codex で英語・和訳・事実をチェックし、人の目でも順次確認しています)。100年以上前の原文をそのまま載せている「おはなし」のページとは分けています。






