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人はなぜ笑うの?のイラスト

こころとくらし ・ 257/300

人はなぜ笑うの?

Why do we laugh?

ひとことで言うと

笑いは「楽しいね」「仲間だよ」という気持ちを伝え合う合図で、人と人のつながりを強くするためにあると考えられているよ。ただ、まだわかっていないこともたくさんあるんだ。

やさしい英語でEasy English ・ 英検5〜4級くらい

We laugh when something is funny. But we laugh most with other people. Laughing can say, “I am happy, and I like you!” It helps friends feel close. Some animals make laughter-like sounds, too. Rats make very high sounds when they play or are tickled.

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わたしたちは、何かがおもしろいときに笑います。でも、ほかの人といっしょにいるときにも、よく笑います。笑うことで、「楽しいよ。きみが好きだよ」と伝えられることがあります。笑いは、友だちを近く感じさせてくれます。笑い声ににた声を出す動物もいます。ネズミは、遊んだり、くすぐられたりすると、人には聞こえないほど高い声を出します。

ふつうの英語でStandard English ・ 英検3〜準2級くらい

You might think we laugh mostly at jokes, but scientists who watched people in everyday life found something surprising. Most laughter happens during normal talk, after simple lines like 'See you later!' We are also about 30 times more likely to laugh when we are with other people than when we are alone. So many scientists think laughter is mainly a signal. It tells others, 'I'm friendly, this is play, and we are together.' Laughing together makes people feel closer and less stressed. Laughter may also be very old. Chimpanzees and other apes make breathy, panting sounds when they play and tickle each other, and young rats even make tiny, high 'laughs' that humans can't hear. Still, there is a lot about laughter that science doesn't fully understand yet.

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わたしたちはおもにジョークで笑うと思うかもしれませんが、ふだんの生活の中で人々を観察した科学者たちは、おどろくことを発見しました。笑いのほとんどは、「またね!」のようなふつうの言葉のあとなど、ふだんの会話の中で起こっていたのです。また、わたしたちはひとりでいるときより、ほかの人といっしょのときのほうが、約30倍も笑いやすいのです。そこで多くの科学者は、笑いはおもに「合図」だと考えています。笑いはまわりに「わたしはなかよくしたいよ、これは遊びだよ、わたしたちは仲間だよ」と伝えるのです。いっしょに笑うと、人はより近く感じ、ストレスも小さくなります。笑いはとても古いものなのかもしれません。チンパンジーなどの類人猿(るいじんえん)は、遊んだりくすぐり合ったりするとき、ハアハアという息の音を出します。子どものネズミさえ、人間には聞こえない、小さくて高い「笑い声」を出すのです。それでも、笑いには、科学がまだ十分にわかっていないことがたくさんあります。

この質問の英単語

  • laugh笑う
  • funnyおもしろい
  • signal合図
  • tickleくすぐる
  • jokesジョーク・じょうだん
  • friendlyなかよくしたい・やさしい
  • close親しい・近い

超絶解説もっと知りたい人へ

笑いはジョークのためじゃない?

アメリカの心理学者ロバート・プロヴァインは、町の人々の会話をこっそり聞いて、どんなときに笑いが起こるかを記録しました。すると、ジョークのようなおもしろい話のあとの笑いは、全体の1〜2わりほどしかなかったのです。ほとんどは「そうなんだ」「じゃあまたね」のような、ふつうの言葉のあとでした。しかも、話を聞いている人より、話している人のほうがよく笑っていました。このことから、笑いは「おかしさへの反応」というより、「なかよくしようね」と伝え合う合図として働いていると考えられるようになりました。

サルやネズミの、笑いににた声

チンパンジーやゴリラの子どもは、追いかけっこやくすぐりっこをすると、口を開けた「遊びの顔」をして、ハアハアと息を出します。人間の「ハハハ」は、この息づかいから進化したと考えられています。さらにおどろくのは、ネズミです。アメリカの研究者パンクセップは、子どものネズミをくすぐると、人間には聞こえない高い声(超音波)でチュンチュンと鳴くことを発見しました。くすぐられたネズミは、くすぐってくれた手を追いかけてくるようになったそうです。笑いのもとになるしくみは、人間が生まれるずっと前からあったのかもしれません。

自分でくすぐってもくすぐったくない

自分のわきの下を自分でくすぐっても、あまりくすぐったくありません。それは、脳が自分の手の動きを前もって予想していて、「これは自分がやったことだ」とわかっているからです。くすぐったさには「次にどこをさわられるかわからない」というおどろきが大事なのです。

笑いはうつる

だれかが大笑いしているのを聞くと、理由がわからなくても、ついこちらまで笑ってしまいますね。研究では、人の笑い声を聞くだけで、脳の中の笑顔を作るための場所が動き出すことがわかっています。赤ちゃんは、言葉を話すよりずっと前の生後3〜4か月ごろから声を出して笑いはじめます。生まれたときから目の見えない赤ちゃんも、同じように笑います。笑いは、見て学ぶ前から、人間にそなわっている力なのです。ただし、なぜ笑いがこれほど人間に大切なのか、くわしいことはまだ研究が続いています。

みんなが驚く豆知識

  1. タイでは、ネットで笑いを表すのに「555」と書きます。タイ語で数字の5は「ハー」と読むので、「ハハハ」になるのです。日本の「www」と同じですね。

  2. 2021年に発表された研究では、それまでの研究を調べ、遊んでいるときに特別な声を出す動物を少なくとも65種類まとめました。サルの仲間だけでなく、イヌ、ウシ、鳥の仲間などもふくまれています。ただし、どの声も人間の笑いと同じだと決まったわけではありません。

  3. テレビのコメディ番組で流れる録音の笑い声は、1950年代のアメリカで広まりました。笑い声が入ると、同じ話でもよりおもしろく感じる人が多いことが研究でわかっています。

おうちでやってみよう

家族のだれかに、わざと「ハッハッハ」と大きな声で笑ってもらおう。ほかの人もつられて笑いだすかな?最初はつくり笑いでも、だんだん本当の笑いに変わっていくか観察してみてね。

英文と解説は、このコーナーのために子ども向けに書き下ろしたものです(AIと人が作成。Codex で英語・和訳・事実をチェックし、人の目でも順次確認しています)。100年以上前の原文をそのまま載せている「おはなし」のページとは分けています。

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