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こころとくらし ・ 279/300

英語でくしゃみをすると「Bless you!」と言うのはなぜ?

Why do people say "Bless you" when someone sneezes?

ひとことで言うと

はっきりした始まりはわかっていないけれど、昔の人がくしゃみを病気や悪いことのしるしと考え、相手の無事を願って祝福の言葉をかけた、という説などがあるよ。

やさしい英語でEasy English ・ 英検5〜4級くらい

In English, when you sneeze, people say, "Bless you!" It means, "I hope you are safe and well." Long ago, people were afraid of sneezing. They thought a sneeze might mean bad luck or sickness. So they said kind words. Now it is just a polite thing to say.

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英語では、くしゃみをすると、まわりの人が「Bless you!(お大事に)」と言います。「あなたが無事で元気でありますように」という意味です。昔、人々はくしゃみをこわがっていました。くしゃみは不運や病気のしるしかもしれないと考えたのです。だから、やさしい言葉をかけました。今では、ただの礼儀正しい言葉になっています。

ふつうの英語でStandard English ・ 英検3〜準2級くらい

"Bless you" is short for "God bless you," which means "May God protect you." Nobody knows exactly how this custom started, but there are a few ideas. One famous story says that about 1,400 years ago, during a terrible sickness in Rome, the Pope asked people to pray for anyone who sneezed. However, historians are not sure this story is true. Another idea is that long ago, some people believed a sneeze could push your spirit out of your body, or let something bad in. Saying a blessing was like a magic shield. Even 2,000 years ago, the Roman writer Pliny wondered why people greeted sneezers. Today, most people say "Bless you" simply to be kind. The polite answer is "Thank you." Some Americans say "Gesundheit," a German word that means "health."

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「Bless you」は「God bless you」を短くした言葉で、「神さまがあなたを守ってくださいますように」という意味です。この習慣がどうやって始まったのか、はっきりわかっている人はいませんが、いくつかの説があります。有名な話の一つは、約1400年前、ローマでおそろしい病気がはやったとき、ローマ教皇が人々に、くしゃみをした人のためにいのるよう命じた、というものです。でも、歴史家たちはこの話が本当かどうか確信していません。別の考えでは、昔の人の中には、くしゃみで魂が体からおし出されたり、何か悪いものが入ってきたりすると信じていた人もいました。祝福の言葉を言うことは、魔法のたてのようなものだったのです。2000年前でさえ、ローマの作家プリニウスは、なぜ人はくしゃみをした人にあいさつするのだろうとふしぎに思っていました。今では、ほとんどの人はただ親切のために「Bless you」と言います。礼儀正しい返事は「Thank you」です。アメリカ人の中には、ドイツ語で「健康」という意味の「Gesundheit」と言う人もいます。

この質問の英単語

  • sneezeくしゃみ(をする)
  • bless祝福する・守る
  • sickness病気
  • polite礼儀正しい
  • protect守る
  • spirit魂(たましい)
  • health健康

超絶解説もっと知りたい人へ

始まりは「なぞ」のまま

Bless you の始まりとしてよく紹介されるのが、590年ごろ、ローマで疫病(えきびょう)がはやったとき、教皇グレゴリウス1世がくしゃみをした人のためにいのるよう命じた、という話です。でも、これを確かめられる当時の記録は見つかっておらず、歴史家は「伝説かもしれない」と考えています。それより古く、約2000年前の古代ローマの学者プリニウスも「なぜくしゃみをした人にあいさつするのか」と書いていて、くしゃみに言葉をかける習慣は、もっと昔からあったようです。つまり、Bless you のはっきりした起源は、今もわかっていないのです。

日本にも「くしゃみのおまじない」があった

じつは日本にも、くしゃみのあとにとなえる言葉がありました。鎌倉時代末の兼好法師(けんこうほうし)の『徒然草(つれづれぐさ)』第47段には、ある年をとった尼さんが「くさめ、くさめ」とつぶやきながら歩く話が出てきます。わけを聞くと、自分が育てた若君がくしゃみをしたときに、こうしてまじないをとなえないと死んでしまうというので、代わりにとなえているのだ、と答えたのです。「くしゃみ」という言葉は、この「くさめ」が変化したものだといわれています。世界中で、くしゃみは何か特別なものと感じられていたのですね。

世界のくしゃみのあとの言葉

くしゃみに声をかける習慣は世界中にあります。ドイツ語では Gesundheit(健康を)、スペイン語では ¡Salud!(健康を)、フランス語では À tes souhaits!(あなたのねがいがかないますように)などと言います。アラビア語の地域では、くしゃみをした人が神をたたえる言葉を言い、まわりの人が「神のめぐみがありますように」と返すのが礼儀とされています。今の日本では、とくに決まった言葉はありませんが、「だれかがうわさをしている」と言うことがありますね。

くしゃみの科学

くしゃみは、鼻の中に入ったほこりや花粉、ウイルスなどを外へふき飛ばす、体の防衛反応です。アメリカのマサチューセッツ工科大学(MIT)の研究では、くしゃみの細かいしぶきが、最大で8メートルほど先までただようことがわかりました。だから、くしゃみはひじの内側やティッシュで口をおおうのがマナーです。また、まぶしい光を見るとくしゃみが出る人が、およそ5人に1人から3人に1人ほどいて、「光くしゃみ反射」とよばれています。

みんなが驚く豆知識

  1. 約700年前の『徒然草』には、くしゃみをしたときに「くさめ」ととなえないと死んでしまう、というおまじないの話が出てきます。「くしゃみ」という言葉は、この「くさめ」から来たといわれます。

  2. まぶしい太陽を見るとくしゃみが出る人は、およそ5人に1人から3人に1人ほどいます。「光くしゃみ反射」とよばれ、親から子へ受けつがれやすい体質です。

  3. アメリカでは、ドイツ語の Gesundheit(ゲズントハイト=健康を)も、くしゃみのあとによく使われます。ドイツから移り住んだ人々が持ちこんだ言葉だといわれています。

おうちでやってみよう

家族にくしゃみが出たら、いろいろな国の言葉で声をかけてみよう。「Bless you!」「Gesundheit!」「¡Salud!」。言われた人は「Thank you!」と返します。どの言葉がいちばん言いやすいかな?

英文と解説は、このコーナーのために子ども向けに書き下ろしたものです(AIと人が作成。Codex で英語・和訳・事実をチェックし、人の目でも順次確認しています)。100年以上前の原文をそのまま載せている「おはなし」のページとは分けています。

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