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鳥肌はなぜ立つの?のイラスト

からだ ・ 59/300

鳥肌はなぜ立つの?

Why do we get goosebumps?

ひとことで言うと

寒いときやこわいときに、毛の根もとにある小さな筋肉がちぢんで毛が立ち、まわりの皮ふがもり上がるからだよ。毛のふさふさした祖先から受けついだしくみなんだ。

やさしい英語でEasy English ・ 英検5〜4級くらい

When you feel cold or scared, your skin can get little bumps. These are goosebumps. Each hair has a tiny muscle. The muscle pulls, and the hair stands up. Furry animals look bigger and stay warmer this way. We do not have much hair, but we still get bumps!

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寒いと感じたり、こわいと感じたりすると、皮ふに小さなぶつぶつができることがあります。これが鳥肌です。毛の1本1本に、小さな筋肉がついています。その筋肉が引っぱると、毛が立ちます。毛のふさふさした動物は、こうして体を大きく見せたり、あたたかくしたりします。わたしたちには毛があまりありませんが、それでもぶつぶつができるのです!

ふつうの英語でStandard English ・ 英検3〜準2級くらい

Look closely at your arm. You will see many tiny hairs. At the bottom of each hair, there is a very small muscle. When you feel cold, frightened, or deeply moved, your nerves send a signal to these muscles, and they tighten. The hair is pulled upright, and the skin around it rises into a little bump. For furry animals, this is very useful. Standing fur traps a layer of warm air like a fluffy coat, and it also makes the animal look bigger to scare enemies. Think of a cat that puffs up its tail! Humans lost most of their thick body hair long ago, so goosebumps do not keep us very warm. They are like a leftover from our hairy ancestors. Some people even get goosebumps when they hear beautiful music.

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うでをよく見てみましょう。小さな毛がたくさん見えるはずです。それぞれの毛の根もとには、とても小さな筋肉があります。寒いとき、こわいとき、または深く感動したとき、神経がこの筋肉に信号を送り、筋肉がきゅっとちぢみます。毛はまっすぐに引き起こされ、そのまわりの皮ふがもり上がって、小さなぶつぶつになります。毛のふさふさした動物にとって、これはとても役に立ちます。立った毛は、ふわふわのコートのように、あたたかい空気の層をとじこめます。また、体を大きく見せて、敵をおどかすこともできます。しっぽをふくらませるネコを思いうかべてみてください! 人間は、ずっと昔に体のこい毛のほとんどをなくしたので、鳥肌が立っても、あまりあたたかくはなりません。鳥肌は、毛深かった祖先からの「なごり」のようなものなのです。美しい音楽を聞いて鳥肌が立つ人さえいます。

この質問の英単語

  • skin皮ふ
  • bumpsぶつぶつ
  • goosebumps鳥肌
  • muscle筋肉
  • hair毛
  • nerves神経
  • ancestors祖先

超絶解説もっと知りたい人へ

毛の根もとの、小さな小さな筋肉

皮ふの中の毛の根もとには、「立毛筋(りつもうきん)」という、ごく小さな筋肉がななめについています。寒さやこわさを感じると、脳からの信号が「交感神経(こうかんしんけい)」という神経を通って、この筋肉に届きます。すると立毛筋がきゅっとちぢんで毛を引っぱり、ねていた毛がピンと立ちます。同時に、毛の根もとのまわりの皮ふがもり上がって、ぶつぶつができます。これが鳥肌です。この動きは、ふつうは自分の意思では起こせず、体が自動で起こす反応です。

ふさふさの動物には、役に立つしくみ

毛の多い動物にとって、このしくみはとても役に立ちます。寒いとき、毛を立てると、毛と毛の間に空気の層ができます。空気は熱を伝えにくいので、ダウンジャケットのように体温をにがしにくくなるのです。また、こわいときに毛を立てると、体が大きく見えて、敵をおどかすことができます。ネコがおこったりおどろいたりすると、しっぽがふくらむのはこのためです。ヤマアラシのとげも、もとは毛が変化したもので、同じように筋肉の力で立てることができます。

人間の鳥肌は、祖先からのおくりもの

人間は、長い進化の間に、体をおおうふさふさの毛のほとんどをなくしました。そのため、鳥肌が立っても、体はあまりあたたかくなりません。鳥肌は、毛深かった祖先から受けついだ「なごり」だと考えられています。ところが2020年、アメリカのハーバード大学の研究チームが、ネズミを使った実験でおもしろい発見をしました。鳥肌を立てる神経と筋肉は、毛を作るもとになる幹細胞(かんさいぼう)ともつながっていて、寒さが長く続くと、新しい毛が生えるのをうながしていたのです。鳥肌のしくみには、まだ知られていない役目があるのかもしれません。

感動しても、鳥肌が立つ

すばらしい音楽を聞いたときや、感動的な映画を見たときにも、鳥肌が立つことがあります。強い気持ちを感じると、寒いときやこわいときと同じように、交感神経がはたらくからだと考えられています。ある研究では、音楽で鳥肌が立つとき、脳の中で「気持ちいい」と感じる部分が活発にはたらいていることがわかりました。日本語の「鳥肌が立つ」は、もともと寒さやこわさを表すことばでしたが、最近では「感動して鳥肌が立った」のように、よい意味でも使われるようになっています。

みんなが驚く豆知識

  1. 人の全身には、目立たないうぶ毛までふくめると、およそ500万本もの毛が生えているといわれます。その多くの根もとに立毛筋がついているので、寒いとうで全体がぶつぶつになるのです。

  2. 冬のスズメが、まるまると太って見える「ふくら雀(すずめ)」。あれは太ったのではなく、羽毛を立てて空気をためこみ、寒さから身を守っている姿です。毛や羽を立てて空気の層を作るところが、鳥肌のしくみとよくにています。

  3. 英語では goosebumps(ガチョウのぶつぶつ)、ドイツ語では Gänsehaut(ガチョウの皮ふ)、フランス語では chair de poule(めんどりの肉)。羽をむしった鳥の皮ふににていることから、多くの国で鳥にたとえられているのです。

おうちでやってみよう

好きな音楽や、わくわくする曲を聞きながら、うでの毛をよく見てみよう。鳥肌が立つかな? 寒い日に外に出たときともくらべてみよう。虫めがねで見ると、毛の根もとのもり上がりがよくわかるよ。

英文と解説は、このコーナーのために子ども向けに書き下ろしたものです(AIと人が作成。Codex で英語・和訳・事実をチェックし、人の目でも順次確認しています)。100年以上前の原文をそのまま載せている「おはなし」のページとは分けています。

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