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くるくる回ると目が回るのはなぜ?のイラスト

からだ ・ 72/300

くるくる回ると目が回るのはなぜ?

Why do I get dizzy when I spin around?

ひとことで言うと

耳のおくの液体が、回るのをやめてもしばらく動きつづけるので、脳が「まだ回っている」とかんちがいするからだよ。

やさしい英語でEasy English ・ 英検5〜4級くらい

Deep inside your ears, there are tiny tubes full of liquid. When you spin, the liquid spins too. When you stop, the liquid keeps moving for a while. Your brain thinks you are still spinning. So the room seems to go around and around!

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耳のずっとおくには、液体がつまった小さな管があります。あなたが回ると、液体もいっしょに回ります。止まっても、液体はしばらく動きつづけます。脳は、あなたがまだ回っていると思ってしまいます。だから、部屋がぐるぐる回って見えるのです!

ふつうの英語でStandard English ・ 英検3〜準2級くらい

Inside each inner ear, there are three tiny loops called semicircular canals. Each loop is filled with liquid and has tiny hairs that sense movement. The three loops face different directions, so together they can tell your brain how your head is turning. When you start spinning, the liquid stays behind at first, then it starts to spin along with you. When you suddenly stop, your head stops, but the liquid keeps swirling, just like water in a cup keeps turning after you stop stirring. The tiny hairs bend, and they tell your brain that you are still turning. But your eyes say you are standing still. Your brain gets mixed messages, so you feel dizzy, and your eyes may even jerk from side to side. After a few seconds, the liquid slows down and you feel normal again.

日本語の訳を見る

左右の耳のおくには、「三半規管(さんはんきかん)」という3つの小さな輪があります。輪の中には液体が入っていて、動きを感じる小さな毛があります。3つの輪はそれぞれちがう向きを向いているので、いっしょになって、頭がどんなふうに回っているかを脳に伝えることができます。回りはじめたとき、液体は最初はその場に取り残されますが、やがてあなたといっしょに回りはじめます。急に止まると、頭は止まりますが、液体はうずを巻きつづけます。かきまぜるのをやめても、コップの水が回りつづけるのと同じです。小さな毛がたおれて、脳に「まだ回っているよ」と伝えます。でも、目は「止まっているよ」と伝えます。脳はくいちがう知らせを受けとるので、目が回ったように感じ、目が左右にぴくぴく動くことさえあります。数秒たつと、液体の動きがおさまって、もとどおりに感じるようになります。

この質問の英単語

  • dizzy目が回る
  • spin回る
  • inner ear耳のおく(内耳)
  • liquid液体
  • loops輪
  • brain脳
  • stirringかきまぜること

超絶解説もっと知りたい人へ

耳は聞くだけじゃない

耳のおくには、音を聞くための「うずまき管」と、頭の回転を感じるための「三半規管」などがならんでいます。三半規管は、1つの輪の大きさが数ミリほどの、とても小さな器官です。3つの輪は、たがいにほぼ直角に組み合わさっていて、「うなずく」「首をかしげる」「首を横にふる」という3つの方向の回転を、それぞれ受けもっています。この小さな装置のおかげで、私たちは目をつぶっていても、頭が回ったことを感じられるのです。

生たまごは急に止まれない

回る液体のふしぎは、たまごでもたしかめられます。生たまごとゆでたまごをお皿の上で回し、指で一瞬だけおさえて止めて、すぐはなしてみると、生たまごはまた少し回りだします。中の液体が回りつづけているからです。ゆでたまごは中身が固まっているので、ぴたりと止まります。耳のおくの液体も、この生たまごの中身と同じように、急には止まれないのです。

目がぴくぴく動くわけ

回ったあとの人の目をよく見ると、目が左右に、ゆっくり動いてはすばやくもどる、をくり返していることがあります。これを「眼振(がんしん)」といいます。ふだんは、頭が回ると三半規管が知らせを出し、目を反対方向に動かして、見ている景色がぶれないようにしています。回ったあとは、この働きが「まだ回っている」というまちがった知らせで動いてしまうのです。お医者さんは、この目の動きを見て、耳のおくが元気かどうかを調べることもあります。

バレエダンサーはなぜ平気?

フィギュアスケーターやバレエダンサーは、何回転もしたあとでも、ふらつかずにポーズを決めます。バレエダンサーは「スポッティング」といって、回るときに顔をできるだけ1点に向けたまま残し、最後にすばやく首を回すことで、頭が回っている時間を短くしています。さらに2013年のイギリスの研究では、長年練習したダンサーは、脳が目まいの感覚を弱めるように変わっていることがわかりました。練習で、脳まできたえられているのです。

乗り物よいも同じなかま

車や船でよってしまうのも、目からの知らせと、耳のおくからの知らせがくいちがうことが原因の一つと考えられています。車の中で本を読むと、目は「止まっている」と感じるのに、耳のおくは「ゆれている」と感じます。宇宙飛行士も、無重力では耳のおくにある、重力やまっすぐな動きを感じる器官からの知らせが地上と変わり、目からの知らせともくいちがうため、はじめの数日は「宇宙よい」になることがあります。

みんなが驚く豆知識

  1. フィギュアスケートのスピンでは、1秒間に数回、1分間にすると200回をこえるほどの速さで回ることもあります。それでも演技を続けられるのは、長い練習で回転に強い体と脳を作っているからです。

  2. ニワトリの体を持って、上下や左右にゆっくり動かしても、頭はほとんど同じ場所にぴたりと止まったままです。耳のおくや首のセンサーを使って、頭をぶれさせないようにする名人なのです。

  3. dizzy(目が回る)は、古い英語の dysig から来た言葉で、もともとは「おろかな」という意味でした。今では dizzying で「目がくらむほどすごい」という意味にも使われます。

おうちでやってみよう

おうちの人といっしょに、生たまごとゆでたまごをお皿の上でそれぞれ回してみよう。指で一瞬おさえて止め、すぐはなすと、また回りだすのはどっち?耳のおくの液体と同じ「急に止まれない」性質が見られるよ。もし生たまごがわれたら、さわらずにおうちの人に片づけてもらい、実験のあとは手をよく洗おう。

英文と解説は、このコーナーのために子ども向けに書き下ろしたものです(AIと人が作成。Codex で英語・和訳・事実をチェックし、人の目でも順次確認しています)。100年以上前の原文をそのまま載せている「おはなし」のページとは分けています。

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