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からだ ・ 77/300

くすぐったいのはなぜ?

Why are we ticklish?

ひとことで言うと

体の弱い所を守るためとも、なかよくなるためともいわれるけれど、本当の理由は科学者にもまだはっきりわかっていないんだ。

やさしい英語でEasy English ・ 英検5〜4級くらい

When someone tickles you, you laugh and wiggle. But when you tickle yourself, it usually does not feel very ticklish! Your brain knows what your own hands will do. So it is not a surprise. Scientists are still not sure why we are ticklish. Maybe it helps us play and make friends.

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だれかにくすぐられると、あなたは笑って体をくねくねさせます。でも、自分で自分をくすぐっても、ふつうはあまりくすぐったくありません!脳は、自分の手が何をするかを知っています。だから、びっくりしないのです。なぜくすぐったいのか、科学者にもまだはっきりわかっていません。もしかしたら、遊んだり友だちを作ったりするのに役立っているのかもしれません。

ふつうの英語でStandard English ・ 英検3〜準2級くらい

Tickling is a strange feeling. It can make you laugh even when you want it to stop. Scientists have two main ideas about why we are ticklish. One idea is protection. The places that are most ticklish, like your sides, neck, and armpits, are soft and easy to hurt, so reacting quickly may help protect them. Another idea is play. Parents tickle babies, and friends tickle each other, and the laughter helps people feel close. Here is a fun fact: you cannot really tickle yourself. When you move your hand, your brain predicts how the touch will feel, so it turns down the feeling. In one experiment, people used a robot to tickle themselves. When the robot's movement was a little delayed, it felt more ticklish! Surprise seems to be an important part of tickling.

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くすぐったさは、ふしぎな感覚です。やめてほしいときでさえ、笑ってしまうことがあります。なぜくすぐったいのかについて、科学者には主に2つの考えがあります。1つは「体を守るため」という考えです。わきばらや首、わきの下など、いちばんくすぐったい場所は、やわらかくてきずつきやすい所なので、すばやく反応することで、そこを守るのに役立つのかもしれません。もう1つは「遊びのため」という考えです。親は赤ちゃんをくすぐり、友だちどうしもくすぐり合います。そしてその笑いが、人と人を近づけてくれるのです。おもしろいことに、自分で自分をくすぐることは、ほとんどできません。手を動かすとき、脳はさわった感じがどうなるかを予想して、その感覚を弱めてしまうからです。ある実験では、人々がロボットを使って自分をくすぐりました。ロボットの動きを少しおくらせると、よりくすぐったく感じたのです!くすぐったさには、「びっくり」が大事な役目をしているようです。

この質問の英単語

  • tickleくすぐる
  • ticklishくすぐったがりの
  • laugh笑う
  • protect守る
  • predicts予想する
  • delayedおくれた
  • surpriseびっくり・おどろき

超絶解説もっと知りたい人へ

自分ではくすぐれないなぞ

1998年ごろ、イギリスのロンドン大学のサラ=ジェイン・ブレイクモアさんたちは、自分で自分をくすぐるとき、脳の「小脳(しょうのう)」という部分が、これから起こる感覚を前もって予想していることを示しました。予想どおりの感覚は、脳が「これは自分がやったこと」と判断して、弱めてしまうのです。歩くたびに服が体にこすれる感じに、いちいちびっくりしないのも、同じようなしくみのおかげだと考えられています。

ロボットでくすぐる実験

研究チームは、人がレバーを動かすと、ロボットの腕がその人の手のひらをくすぐる装置を作りました。動きがすぐに伝わるときはあまりくすぐったくありませんでしたが、ほんの0.1〜0.3秒おくらせたり、動きの向きを少しずらしたりすると、くすぐったさがぐっと強くなりました。脳の予想と実際の感覚とのずれ、つまり「びっくり」が大きいほど、くすぐったく感じるのです。

くすぐったさは2種類

科学者は、くすぐったさを2つに分けることがあります。1つは、羽毛や虫がそっとはうような、軽い「むずむず」。これは笑いにはならず、思わず手ではらいたくなります。体についた虫を追いはらうのに役立つのかもしれません。もう1つは、わきばらなどを強めにくすぐられたときの「こちょこちょ」で、こちらは大笑いを引き起こします。笑いをともなうくすぐったさは、人やサルのなかまなど、一部の動物で見られます。

ネズミも笑う!

アメリカの研究者ジャーク・パンクセップさんは、ネズミをくすぐると、人の耳には聞こえない高い声で鳴くことを発見し、これをネズミの笑い声だと考えました。2016年にはドイツの研究チームが、くすぐられたネズミがうれしそうにぴょんと飛びはね、くすぐってくれた人の手を追いかけてくることを報告しました。ただし、不安な気持ちのときには、くすぐってもあまり鳴かなかったそうです。チンパンジーやゴリラも、くすぐられると息をはずませて笑います。

楽しいくすぐり、いやなくすぐり

くすぐられて笑っていても、本当に楽しいとはかぎりません。笑いは、体が思わず出してしまう反応でもあるからです。くすぐったさは、相手との関係や気分によっても変わり、なかのよい人なら楽しくても、知らない人だとただいやな気持ちになることがあります。友だちをくすぐるときは、相手が「やめて」と言ったら、すぐにやめるのがやさしさです。

みんなが驚く豆知識

  1. 赤ちゃんが声を出して笑うようになるのは、生後3〜4か月ごろからといわれます。くすぐりや「いないいないばあ」は、世界中で赤ちゃんの笑顔を引き出す人気の遊びです。

  2. 「なぜ人は自分で自分をくすぐれないのか」という問いは、2000年以上前の古代ギリシャの書物にも書かれています。人はそんな昔から、このなぞが気になっていたのです。

  3. 英語の be tickled pink は、直訳すると「くすぐられてピンク色になる」。そこから「とてもうれしい、大よろこび」という意味で使われます。tickle には「(気持ちを)楽しませる」という意味もあります。

おうちでやってみよう

家族や友だちに、まず「くすぐってもいい?」と聞いてから、自分で自分の足のうらをくすぐったときと、ほかの人にそっとくすぐってもらったときで、くすぐったさがどうちがうかくらべてみよう。相手が「やめて」と言ったら、すぐにやめるのがルールだよ。

英文と解説は、このコーナーのために子ども向けに書き下ろしたものです(AIと人が作成。Codex で英語・和訳・事実をチェックし、人の目でも順次確認しています)。100年以上前の原文をそのまま載せている「おはなし」のページとは分けています。

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