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人の肌の色はなぜちがうの?
Why do people have different skin colors?

肌の色は、主にメラニンの量や種類で決まるよ。祖先が長い間くらした土地の日ざしの強さなどと関係しながら、何世代もかけて変化してきたんだ。
やさしい英語でEasy English ・ 英検5〜4級くらい
Your skin has melanin. It gives your skin color and helps protect it from strong sunlight. Over a very long time, groups of people changed. Groups with ancestors from sunny places often have more melanin. Groups from places with less sun often have less. This is one reason skin colors are different. We are all one human family.
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皮ふには、メラニンがあります。メラニンは肌に色をつけ、強い日ざしから肌を守るのに役立ちます。とても長い時間をかけて、人々の集団は変化してきました。日ざしの強い土地に祖先をもつ集団は、メラニンが多いことがよくあります。日ざしの弱い土地から来た集団は、少ないことがよくあります。これが、肌の色がちがう理由の一つです。私たちはみんな、一つの人間の家族です。
ふつうの英語でStandard English ・ 英検3〜準2級くらい
Skin color comes mostly from a pigment called melanin. Almost everyone has about the same number of melanin-making cells. The main differences are how much melanin those cells make and which types they make. More eumelanin, a dark type of melanin, usually makes skin look darker. Melanin helps protect skin from ultraviolet light in sunlight. After early humans lost much of their body hair in Africa, dark skin probably evolved as protection from strong ultraviolet light. Later, as some groups moved to places with weaker sunlight, lighter skin helped their bodies make enough vitamin D. Over many thousands of years, this helped create the wide range of skin colors we see today. Diet and other factors also played a part. Skin color is only a small part of who we are. All humans share almost all of their DNA. We are all one human family.
日本語の訳を見る
肌の色は、主に「メラニン」という色素から生まれます。メラニンを作る細胞の数は、ほとんどの人で同じくらいです。主にちがうのは、その細胞が作るメラニンの量と種類です。こい色のメラニンであるユーメラニンが多いと、ふつうは肌がこく見えます。メラニンは、日光にふくまれる紫外線から肌を守るのに役立ちます。アフリカでくらしていた初期の人類が体毛の多くを失った後、強い紫外線から身を守るため、こい肌が進化したと考えられています。その後、一部の集団が日ざしの弱い土地へ移ると、うすい肌は、体が十分なビタミンDを作るのに役立ちました。何千年、何万年もの間に、こうした変化が、今見られるさまざまな肌の色を生み出す一因になりました。食べ物など、ほかの条件も関係しています。肌の色は、私たちのほんの一部です。すべての人間は、DNAのほとんどを共有しています。私たちはみんな、一つの人間の家族です。
この質問の英単語
- skin肌・皮ふ
- melaninメラニン(色のもと)
- pigment色素
- sunlight日光
- ancestors祖先
- vitamin DビタミンD
- family家族
超絶解説もっと知りたい人へ
色のもとは2種類のメラニン
メラニンには、こげ茶や黒っぽい色のものと、赤や黄色っぽい色のものがあります。この2つの量と割合、そしてメラニンを入れておく小さなつぶの大きさや広がり方などで、肌の色の大きなちがいが生まれます。血液の色なども、肌の見え方に少し関係します。「ここから先は何色の人」と、はっきり分けられる線はありません。肌の色は、絵の具のグラデーションのように、少しずつ変わっているものなのです。
日焼け止めとビタミンのバランス
肌の色の研究で知られるアメリカの人類学者ニーナ・ジャブロンスキーさんたちは、肌の色と、その土地の紫外線の強さに深い関係があることを示しました。紫外線が強い赤道の近くでは、メラニンの多い肌が、皮ふや、体に大切な栄養の「葉酸(ようさん)」を紫外線から守るのに役立ってきたと考えられています。一方、日ざしの弱い土地では、肌の色がうすいほうが、じょうぶな骨に必要なビタミンDを作りやすくなります。この二つのバランスは肌の色の進化を説明する有力な考えですが、食べ物や人々の移動なども関係しています。
例外が教えてくれること
北極に近い寒い土地でくらしてきたイヌイットの人々には、日ざしの弱い土地に住んでいても、比較的こい肌の人が多くいます。理由は一つに決まっていません。ビタミンDを多くふくむ魚や海の動物を食べてきたため、うすい肌へ変化する力が強く働かなかった、という考えがあります。祖先から受けついだ遺伝子や、人々が移動してきた歴史も関係します。このように、肌の色には、日ざしだけでなく、食べ物や集団の歴史など、いろいろな条件が重なっています。
たくさんの遺伝子のチームプレー
肌の色は、たった1つの遺伝子で決まるのではなく、たくさんの遺伝子が少しずつ関係しています。だから、同じ家族の中でも、きょうだいで肌の色が少しちがうのはふつうのことです。また、同じ人でも、夏に日焼けをすると色がこくなり、冬にはうすくなります。肌の色は、生まれつきの部分と、日光によって変わる部分の両方でできているのです。肌の色だけでなく、目やかみの毛の色も、同じメラニンの量や種類によって決まっています。
ちがいより、同じところがずっと多い
人間どうしのDNAは、99.9パーセントが同じだといわれます。しかも、見た目がにている人どうしよりも、同じアフリカの中の人どうしのほうが、遺伝子のちがいが大きいことさえあります。人類のふるさとアフリカで、いちばん長い歴史がつみ重なっているからです。肌の色は、その人の祖先が歩いてきた長い旅の記録です。人の中身やねうちを決めるものでは、まったくありません。
みんなが驚く豆知識
人類はアフリカで生まれ、数万年前からアフリカの外へ広がっていきました。日本列島に人がやってきたのも、少なくとも3万年以上前のことだと考えられています。私たちはみんな、長い旅をしてきた祖先の子孫なのです。
手のひらや足のうらは、ほかの皮ふよりメラニンが作られにくいため、どんな肌の色の人でも、まわりより明るく見えることが多いです。体の場所によっても、肌の色の見え方はちがうのです。
melanin(メラニン)は、ギリシャ語の melas(黒い)から来た言葉です。同じなかまの言葉に、ゆううつな気分を表す melancholy があり、昔の人は「黒い胆汁(たんじゅう)」が気分を暗くすると考えていました。

おうちでやってみよう
夏のはじめと終わりに、うでの内側(日が当たりにくい所)と外側(日が当たる所)の色を、白い紙とならべてくらべてみよう。同じ人でも、日光で肌の色が変わるのがわかるよ。家族ともくらべてみよう。
英文と解説は、このコーナーのために子ども向けに書き下ろしたものです(AIと人が作成。Codex で英語・和訳・事実をチェックし、人の目でも順次確認しています)。100年以上前の原文をそのまま載せている「おはなし」のページとは分けています。






