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からだ ・ 57/300

おならはなぜ出るの?

Why do we fart?

ひとことで言うと

飲みこんだ空気や、おなかの中の細菌が食べもののかすを分解するときに作るガスが、おしりから外へ出るからだよ。だれでも毎日出る、元気なしるしなんだ。

やさしい英語でEasy English ・ 英検5〜4級くらい

Everybody farts. When you eat, you swallow some air. Also, tiny living things in your belly eat the food you cannot break down. They make gas. The gas has to go out. So it comes out of your bottom. Toot! Farting is normal and healthy.

日本語の訳を見る

だれでも、おならをします。食べるとき、あなたは少し空気を飲みこみます。それに、おなかの中にいるとても小さな生きものが、あなたが分解できない食べものを食べます。その生きものがガスを作ります。ガスは外へ出なければなりません。だから、おしりから出てくるのです。プッ! おならは、ふつうのことで、健康なしるしです。

ふつうの英語でStandard English ・ 英検3〜準2級くらい

Farts are gas that comes out of your bottom, and everyone makes them every day. The gas comes from two places. First, when you eat, drink, or talk, you swallow a little air. Second, your large intestine is home to trillions of bacteria. They eat the parts of your food that your body cannot break down, such as fiber from beans, potatoes, and vegetables, and they make gas as they eat. Most of this gas has no smell at all. The stinky smell comes from tiny amounts of special gases, which the bacteria make from some foods, like meat and eggs. Studies count very different numbers, but most people fart several times a day, and some people much more. So farting is normal. It means your body and your tiny helpers are working!

日本語の訳を見る

おならは、おしりから出てくるガスで、だれでも毎日出しています。そのガスは、2つのところから来ます。1つ目に、食べたり、飲んだり、話したりするとき、わたしたちは少し空気を飲みこんでいます。2つ目に、大腸(だいちょう)には、何兆もの細菌がすんでいます。細菌は、豆やイモ、野菜にふくまれる食物せんいのように、体が分解できない食べものの部分を食べ、食べながらガスを作るのです。このガスのほとんどには、まったくにおいがありません。くさいにおいは、肉や卵のような一部の食べものから細菌が作る、ほんの少しのとくべつなガスから来ています。研究によって数は大きくちがいますが、ほとんどの人は1日に何回かおならをし、もっとずっと多い人もいます。ですから、おならはふつうのことです。それは、あなたの体と小さな助っ人たちがはたらいているしるしなのです!

この質問の英単語

  • swallow飲みこむ
  • bellyおなか
  • gasガス
  • bottomおしり
  • bacteria細菌
  • fiber食物せんい
  • smellにおい

超絶解説もっと知りたい人へ

おならの材料は2つ

おならのもとは、大きく分けて2つあります。1つは、口から飲みこんだ空気です。食べたり飲んだり話したりするたびに、わたしたちは少しずつ空気を飲みこんでいます。その一部はげっぷで出ますが、残りは腸へと進んでいきます。もう1つは、大腸にすむ細菌が作るガスです。人の大腸には数十兆ともいわれる細菌がすんでいて、体が消化しきれなかった食べもののかす(食物せんいなど)を食べて、ガスを出しているのです。1日に出るおならの量は、合わせて0.5〜1.5リットルほどといわれています。

くさいにおいのもとは、ほんの少し

おならの成分のほとんどは、窒素(ちっそ)、水素、二酸化炭素などで、これらにはにおいがありません。メタンというガスをふくむ人もいますが、メタンもにおいはありません。くさいにおいのもとは、全体の1%にも満たない、ほんのわずかな成分です。たとえば、くさった卵のようなにおいの硫化水素(りゅうかすいそ)などで、これらは、細菌が肉や卵などにふくまれる成分を分解するときに多くできます。そのため、肉をたくさん食べた日のおならはくさくなりやすく、イモや豆をたくさん食べた日は、量は多くても、あまりくさくないことが多いのです。

がまんしたおならは、どこへ行く?

人前で、おならをがまんすることもありますね。がまんしたおならは、消えてなくなるわけではありません。その一部は腸のかべから血の中にすいこまれ、肺まで運ばれて、息といっしょに口から出ていくこともあります。がまんを続けると、おなかがはったり、いたくなったりすることもあります。おならは、体が正常にはたらいているしるし。トイレに行ったときなど、出せるときに出すのがいちばんです。

おならで合図する魚がいる!

おならをするのは、人間だけではありません。ニシンという魚は、おしりから空気のあわを出して、「プププ…」という音を出します。この音は、暗い海の中で、なかまどうしが群れを作るための合図ではないか、と考えられています。また、「ウシのおならが地球温暖化の原因の1つ」と聞いたことがあるかもしれません。たしかにウシのおなかの中の微生物はメタンというガスを作りますが、じつはその大部分は、おならではなく、げっぷとして口から出ているのです。

みんなが驚く豆知識

  1. 人の大腸には数十兆もの細菌がすんでいて、その重さは合わせて200グラムほどにもなるといわれます。おならは、この大ぜいの「おなかの住人」たちが、元気にはたらいているしるしなのです。

  2. ニシンが、おしりから出すあわの音でなかまと合図しているらしいことを見つけた研究は、2004年に「イグ・ノーベル賞」(人を笑わせ、そして考えさせる研究におくられる賞)を受賞しました。

  3. 英語の fart はとても古いことばで、600年以上前にチョーサーという作家が書いた『カンタベリー物語』にも出てきます。少していねいに言うときは、pass gas や break wind などと言います。

おうちでやってみよう

1週間、毎日食べたものと、おなかの調子、おならの回数を記録してみましょう。イモや豆を多く食べた日と、そうでない日でちがいはあるでしょうか。食べもの以外のことでも変わるので、結果は「自分の場合の記録」として見てみましょう。

英文と解説は、このコーナーのために子ども向けに書き下ろしたものです(AIと人が作成。Codex で英語・和訳・事実をチェックし、人の目でも順次確認しています)。100年以上前の原文をそのまま載せている「おはなし」のページとは分けています。

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