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カタツムリにはなぜからがあるの?
Why do snails have shells?

からは、カタツムリの「せおって歩く家」であり「よろい」なんだ。敵から身を守り、やわらかい体がかわかないようにしてくれるよ。
やさしい英語でEasy English ・ 英検5〜4級くらい
A snail has a shell on its back. The shell is its home. When a bird comes, the snail goes inside. When the day is hot and dry, it goes inside, too. The shell keeps its soft body safe and wet. The shell grows with the snail.
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カタツムリは、背中にからを持っています。からは、カタツムリの家です。鳥が来ると、カタツムリは中に入ります。暑くてかわいた日にも、中に入ります。からは、やわらかい体を守り、しめったままにしてくれます。からは、カタツムリといっしょに大きくなります。
ふつうの英語でStandard English ・ 英検3〜準2級くらい
A snail's body is soft and wet, with no bones. That makes it an easy meal for birds, beetles, and other animals, and it can dry out in the sun. Its shell solves both problems. When danger comes, the snail pulls its whole body inside. On hot, dry days, it hides in its shell and covers the opening with a thin, dry layer of mucus, its own slime, to keep water in. The shell is made of a material called calcium carbonate, the same as in eggshells. A snail is born with a tiny shell, and the shell grows with it by adding new layers at the opening. A snail can never leave its shell, because the shell is part of its body.
日本語の訳を見る
カタツムリの体はやわらかくてぬれていて、骨がありません。そのため、鳥や甲虫などの動物にとっては食べやすいごちそうで、日にあたるとかわいてしまうこともあります。からは、この2つの問題をどちらも解決してくれます。きけんがせまると、カタツムリは体ごとからの中に引っこみます。暑くてかわいた日には、からの中にかくれて、入り口を自分のねばねばした液でできたうすい膜でふさぎ、水分をにがさないようにします。からは、卵のからと同じ「炭酸カルシウム」という物質でできています。カタツムリは小さなからを持って生まれ、入り口に新しい層をつけたしながら、からもいっしょに大きくなります。からは体の一部なので、カタツムリはけっしてからからはなれることができません。
この質問の英単語
- shellから
- softやわらかい
- inside中に
- dryかわいた・かわく
- slimeねばねばした液
- opening入り口
- grows大きくなる
超絶解説もっと知りたい人へ
からは「せおって歩く家」
カタツムリの体には骨がなく、やわらかくてぬれています。鳥やカエル、マイマイカブリという虫などにとって、かっこうのごちそうです。そこで役に立つのが、からです。きけんを感じると、カタツムリは体ごとからの中に引っこみます。からは、持ち運べる「よろい」であり、「家」なのです。
かんそうからも身を守る
カタツムリの大敵は、もうひとつあります。それは「かわくこと」です。体の大部分が水なので、日の光をあびると、どんどん水分がなくなってしまいます。晴れた日がつづくと、カタツムリはからの中に引っこみ、入り口をねばねばした液でふさいで、うすい膜(まく)を作ります。この膜はかわくと固くなり、からの中の水分をにがしません。このまま何週間も、ときには何か月もじっとして、雨の日を待つことができるのです。雨の日にカタツムリをよく見かけるのは、このためです。
からは生まれたときからある
カタツムリは、卵から生まれたときから、うすくて小さなからを持っています。体が大きくなるにつれて、からの入り口に新しいからをつけたして、うずまきを大きくしていきます。からは体の一部で、中には内臓が入っています。だから、ヤドカリのように、からをぬいで引っこすことはできません。からの材料は、卵のからや貝がらと同じ「炭酸カルシウム」です。カタツムリは、材料をとるためにコンクリートのかべをかじることもあります。
からをすてたカタツムリ?
ナメクジは、からを持たないカタツムリのなかまです。大昔、からのある祖先から、からを小さくしたりなくしたりして進化したと考えられています。からがないと、せまいすき間にもぐりこめる、材料のカルシウムが少なくてすむ、という利点があります。種類によっては、背中の皮ふの下に、小さなからのなごりが残っているナメクジもいます。からを持つか、すてるか。どちらにも、よいところがあるのです。
うずまきは、たいてい右まき
カタツムリのからを、てっぺんを上にして入り口を手前に向けると、多くの種類は入り口が右側にきます。これを「右まき」といい、世界のカタツムリの大部分は右まきです。ところが、沖縄の八重山諸島には、右まきのカタツムリを食べるのが得意なイワサキセダカヘビというヘビがいて、そこでは左まきのカタツムリが生きのこりやすいことがわかっています。
みんなが驚く豆知識
カタツムリの口には「歯舌(しぜつ)」という、やすりのような舌があり、とても小さな歯がずらりとならんでいます。その数は、種類によっては1万本をこえます。これで葉っぱをけずりとって食べるのです。
イワサキセダカヘビは、カタツムリを食べやすいように、下あごの右側の歯が左側より多くなっています。右まき用の「右ききのヘビ」なのです。そのため、左まきのカタツムリは、おそわれてもにげのびることが多いのです。
英語では、手紙などのふつうの郵便を snail mail(カタツムリ郵便)とよぶことがあります。メールにくらべて、ゆっくり届くからです。at a snail's pace(カタツムリのペースで)は「とてもゆっくり」という意味です。

おうちでやってみよう
雨の日にカタツムリを見つけたら、おうちの人といっしょに、からが右まきか左まきか見てみよう。足の動きを見たいときは、手でさわらず、カタツムリがのっている葉ごと、食べ物には使わないとうめいな容器へそっと入れます。うらから短い時間だけ観察したら、葉ごと元の場所へもどしましょう。観察中は口や顔に手を近づけず、終わったら石けんで手をよく洗ってください。
英文と解説は、このコーナーのために子ども向けに書き下ろしたものです(AIと人が作成。Codex で英語・和訳・事実をチェックし、人の目でも順次確認しています)。100年以上前の原文をそのまま載せている「おはなし」のページとは分けています。






