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トンボの目はなぜ大きいの?のイラスト

虫 ・ 127/300

トンボの目はなぜ大きいの?

Why do dragonflies have such big eyes?

ひとことで言うと

トンボは、飛びながら虫をつかまえるハンターだから、まわりを広く、すばやく見る必要があるんだ。大きな目は、「個眼(こがん)」という光を感じる小さな部分が何万個も集まってできているよ。

やさしい英語でEasy English ・ 英検5〜4級くらい

Dragonflies have very big eyes. Each eye has many tiny parts. These parts help a dragonfly see almost all around it. It catches flying bugs in the air. Big eyes help it hunt. A dragonfly is a great hunter!

日本語の訳を見る

トンボは、とても大きな目をしています。それぞれの目には、たくさんの小さな部分があります。この部分のおかげで、トンボはまわりをほとんどぐるりと見ることができます。トンボは、空中で飛んでいる虫をつかまえます。大きな目は、狩りに役立ちます。トンボはすごいハンターなのです!

ふつうの英語でStandard English ・ 英検3〜準2級くらい

A dragonfly's eyes are so big that they cover most of its head. Each one is a compound eye made of thousands of tiny light-sensing units packed together. Some dragonflies have up to 30,000 of these units in each big eye! Together, they let a dragonfly see almost all the way around its body. Why does it need such eyes? Dragonflies are hunters. They catch mosquitoes and other insects in the air while flying fast. Their eyes are very good at noticing quick movements, and they can see some kinds of light that we cannot see. A dragonfly can even predict where a bug will fly next and fly there to meet it. In laboratory studies, some dragonflies caught their food more than 9 times out of 10.

日本語の訳を見る

トンボの目はとても大きく、頭のほとんどをおおっています。それぞれの目は「複眼(ふくがん)」で、光を感じる小さな部分が何千個も集まってできています。大きな目1つに、この部分が3万個ほどあるトンボもいます! それらがいっしょに働いて、トンボは体のまわりをほとんどぐるりと見わたせます。なぜそんな目が必要なのでしょう? トンボはハンターだからです。速く飛びながら、空中でカなどの虫をつかまえます。トンボの目は、すばやい動きに気づくのがとても得意で、わたしたちには見えない種類の光も感じられます。虫が次にどこへ飛ぶかを予想し、そこへ先回りすることさえできます。室内の研究では、10回のうち9回以上えものをつかまえたトンボもいました。

この質問の英単語

  • eyes目
  • tinyとても小さい
  • hunterハンター・狩りをする者
  • catchつかまえる
  • movements動き
  • guess予想する
  • mosquitoesカ

超絶解説もっと知りたい人へ

頭のほとんどが目!

トンボの顔を近くで見ると、頭の大部分を大きな目がしめています。この目は「複眼(ふくがん)」といって、「個眼(こがん)」という光を感じる小さな部分が、ハチの巣のようにびっしり集まってできています。それぞれの個眼は、決まった方向から来る光を受け取り、その情報が合わさって、まわりのようすがわかります。個眼の数は種類によってちがいますが、多いものでは片方の目だけで3万個ほどにもなります。人のように目玉を動かせないかわりに、頭のまわりを大きな目でおおって、前も横も上も、ほぼぐるりと見わたせるのです。

空飛ぶハンターの目

トンボは、カやハエなどの虫を、飛びながらつかまえて食べるハンターです。室内で行われた研究では、ある種類のトンボが、えものをつかまえた割合は9割をこえました。ただし、成功する割合はトンボの種類や調べ方によって変わります。トンボは、ただ後ろから追いかけるだけではありません。えものの動きから「次にどこへ飛ぶか」を予想して、先回りするように飛びます。そのために、すばやい動きを見のがさない大きな目が役立っているのです。

人には見えない光まで見える

人の目は、赤・緑・青の3種類の光を感じる仕組みで色を見ています。ところが2015年、日本の研究者たちがトンボを調べると、光を感じるたんぱく質を作る遺伝子(体の設計図)が、種類によって15~33個もあることがわかりました。トンボは、人には見えない紫外線(しがいせん)や、光のふるえる向き(偏光(へんこう))まで感じとれると考えられています。水面ではね返った光の向きから、池や川の場所を見つけることもできるのです。

目の上と下で、役わり分担

トンボの大きな目は、上のほうと下のほうで働きがちがいます。上のほうは、明るい空を背景にして飛ぶ小さな虫を見つけるのが得意です。下のほうは、地面や草のようすなど、色のある景色を見るのに向いています。トンボは、空にいるえものを、下から見上げるようにしておそうことが多いのです。

3億年前の巨大トンボ

トンボのなかまは、恐竜よりずっと前から空を飛んでいました。約3億年前には、羽を広げると70センチほどもあるメガネウラという、巨大なトンボのなかまがいました。トンボは大昔から「目で見つけて、空でつかまえる」作戦で、生きのびてきたのです。

みんなが驚く豆知識

  1. 日本の古い名前のひとつに「秋津島(あきつしま)」があります。「あきつ」はトンボのこと。『日本書紀』には、神武天皇が山の上から国を見わたし、トンボがつながって飛ぶような形だと言った話がのっています。

  2. トンボの子ども「ヤゴ」は水の中でくらします。たたんだ下くちびるを一瞬でのばして、えものをつかまえます。さらに、おしりから水をいきおいよくふき出して、ジェット機のようにすばやく進むこともできるのです。

  3. 英語では、本物のハエのなかま(house fly など)は2語で書き、ハエではない虫は dragonfly や butterfly のように1語で書く、という昆虫学者のルールがあります。トンボはハエのなかまではないので dragonfly なのです。

おうちでやってみよう

トンボがとまっていたら、そっと近づいてみよう。真横やななめ後ろから近づいても、トンボは気づくかな? 大きな目でほぼぐるりと見えているから、なかなかつかまえられないよ。

英文と解説は、このコーナーのために子ども向けに書き下ろしたものです(AIと人が作成。Codex で英語・和訳・事実をチェックし、人の目でも順次確認しています)。100年以上前の原文をそのまま載せている「おはなし」のページとは分けています。

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