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飛行機で耳がツーンとするのはなぜ?のイラスト

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飛行機で耳がツーンとするのはなぜ?

Why do our ears pop on airplanes?

ひとことで言うと

飛行機が上がったり下がったりすると、空気のおす力(気圧)が変わるよ。耳の奥と外で気圧に差ができて、鼓膜(こまく)がおされるからなんだ。

やさしい英語でEasy English ・ 英検5〜4級くらい

There is a little air inside your ears. When a plane goes up or down, the air outside pushes harder or softer. Then your eardrum gets pushed, and your ears feel strange. If you yawn or swallow, air moves, and your ears feel better.

日本語の訳を見る

耳の中には、少し空気が入っています。飛行機が上がったり下がったりすると、外の空気のおす力が強くなったり弱くなったりします。すると鼓膜がおされて、耳がへんな感じになります。あくびをしたりつばを飲みこんだりすると、空気が動いて、耳が楽になります。

ふつうの英語でStandard English ・ 英検3〜準2級くらい

Air is always pushing on us. We call this push air pressure. Inside each ear, behind your eardrum, there is a small space filled with air. Usually, the air pressure inside and outside is the same. When a plane flies high, the air pressure in the cabin becomes lower, about the same as on a tall mountain. When the plane comes down, the pressure goes up again. If it changes faster than your ears can follow, your eardrum is pushed in or out. That feels stuffy or even painful. A thin tube connects this space to the back of your nose. When you swallow, yawn, or chew, the tube opens, air moves through, and pop! Your ears feel normal again.

日本語の訳を見る

空気は、いつもわたしたちをおしています。このおす力を「気圧」といいます。耳の奥、鼓膜の向こう側には、空気の入った小さな部屋があります。ふだんは、内側と外側の気圧は同じです。飛行機が高く飛ぶと、機内の気圧は低くなり、高い山の上と同じくらいになります。飛行機が下りてくると、気圧はまた上がります。その変化に耳が追いつかないと、鼓膜が内側や外側におされます。すると、耳がつまったように感じたり、いたくなったりするのです。この小さな部屋と鼻のおくは、細い管でつながっています。つばを飲みこんだり、あくびをしたり、かんだりすると、この管が開いて空気が通り、ポンッ!耳が元にもどるのです。

この質問の英単語

  • air空気
  • pressureおす力(圧力)
  • eardrum鼓膜
  • yawnあくびをする
  • swallow飲みこむ
  • tube管
  • cabin(飛行機の)客室

超絶解説もっと知りたい人へ

空気は、いつもわたしたちをおしている

目には見えませんが、地球は空気の厚い層につつまれていて、その重さがいつもわたしたちをおしています。地面の近くでは、手のひらくらいの広さに、なんと100kgほどもの力がかかっています。それでもつぶれないのは、体の中からも同じ力でおし返しているからです。ところが、高い所へ行くほど上にある空気が少なくなるので、気圧は低くなります。外と中のバランスがくずれると、体のうすい部分が、おされたり引っぱられたりするのです。そのいちばん敏感な場所が、耳の鼓膜です。

耳の奥の小部屋と、ひみつのトンネル

鼓膜の奥には「中耳(ちゅうじ)」という、空気の入った小さな部屋があります。この部屋と鼻のおくをつなぐ細い管を「耳管(じかん)」といいます。16世紀のイタリアの医者エウスタキオがくわしく調べたので、英語では「エウスタキオ管」ともよばれます。耳管はふだんは閉じていて、つばを飲みこんだり、あくびをしたりしたときだけ、一瞬パカッと開きます。そのとき空気が出入りして、鼓膜の内側と外側の気圧がそろうのです。耳の奥で「ポン」と音がするのは、このときです。

飛行機の中は、富士山の5合目くらい

ジェット機は、高さ1万mくらいの空を飛びます。そこの気圧は地上の4分の1ほどしかなく、人は息をするのもむずかしくなります。そこで飛行機は、機内に空気をおしこんで気圧を上げています。それでも、地上と同じにするのではなく、高さ2000〜2400mの山の上くらいの気圧にしています。富士山の5合目(約2300m)と同じくらいです。だから、飛行機が上がるときと下りるとき、機内の気圧はゆっくりですが大きく変わり、耳がツーンとするのです。

下りるときのほうがツーンとしやすい

多くの人は、飛行機が上がるときより、着陸に向けて下りるときに耳がいたくなりやすいといいます。上がるときは、中耳の空気がふくらんで、耳管をおし開けて自然に外へ出ていきます。ところが下りるときは、外の気圧が上がって耳管がおしつぶされるような形になり、空気が中へ入りにくいのです。子どもの耳管は大人より短くて細く、かぜで鼻がつまっていると、さらに開きにくくなります。赤ちゃんが着陸のときに泣くことが多いのはそのためで、ミルクを飲ませると楽になります。

エレベーターやトンネルでも

耳がツーンとするのは、飛行機だけではありません。山道を車で上り下りするとき、新幹線がトンネルに入るとき、高いビルのエレベーターに乗ったときにも起こります。東京スカイツリーのエレベーターは分速600mで、高さ350mの展望デッキまで約50秒で上がります。耳がツーンとしたら、つばを飲む、あくびをする、ガムをかむ、水を飲む。耳管を開けてあげれば、たいていすぐに元にもどります。

みんなが驚く豆知識

  1. 飛行機にポテトチップスのふくろを持ちこむと、空の上でパンパンにふくらむことがあります。ふくろの中は地上の気圧のままなのに、まわりの気圧が下がるからです。耳の中でも同じことが起きています。

  2. 東京スカイツリーのエレベーターは分速600m。地上から高さ350mの展望デッキまで、約50秒で上がります。あっという間に気圧が変わるので、耳がツーンとする人もいます。

  3. 日本語では「耳がツーンとする」と、つまった感じを言いますが、英語では My ears popped.(耳がポンと鳴った)と、治るときの音で表します。同じことでも、注目するところがちがうのですね。

おうちでやってみよう

静かな部屋で、つばをゴクンと飲みこんでみよう。耳の奥で「コクッ」や「ポン」と小さな音がしないかな?それが、耳管が一瞬開いて空気が通ったしるしだよ。あくびでも試してみてね。

英文と解説は、このコーナーのために子ども向けに書き下ろしたものです(AIと人が作成。Codex で英語・和訳・事実をチェックし、人の目でも順次確認しています)。100年以上前の原文をそのまま載せている「おはなし」のページとは分けています。

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