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雨のあとにキノコが生えるのはなぜ?
Why do mushrooms pop up after it rains?

キノコの本体は、土や木の中にのびる細い糸(菌糸)。雨で水をたっぷりもらうと、準備していた小さなキノコが水をすってぐんとふくらみ、一気に顔を出すからだよ。
やさしい英語でEasy English ・ 英検5〜4級くらい
A mushroom is only a small part of a fungus. The main part is like thin white threads under the ground. After rain, the threads get lots of water. Then the mushrooms grow very fast and pop up. They spread their tiny spores.
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キノコは、菌類という生き物のほんの一部分です。本体は、地面の下にある細くて白い糸のようなものです。雨のあと、その糸はたくさんの水をもらいます。すると、キノコはとても速く育って、ひょっこり出てきます。そして、小さな胞子をまき散らします。
ふつうの英語でStandard English ・ 英検3〜準2級くらい
The mushroom you see is not the whole living thing. It is just the 'fruit' of a fungus. The main body is a huge net of very thin white threads that spreads through the soil or inside old wood. These threads eat fallen leaves and dead wood, and they can live there for many years. When it rains, the threads get plenty of water. Mushrooms are about 90 percent water, so the fungus needs a lot of it to make them. Tiny baby mushrooms are often already waiting in the ground. They don't need to make many new cells. They mostly fill their cells with water and stretch, like balloons. That's why they can pop up overnight. Then the mushroom drops its spores, which work like seeds, into the damp air.
日本語の訳を見る
みなさんが見ているキノコは、生き物の全体ではありません。菌類の『実』にすぎないのです。本体は、土の中や古い木の中に広がる、とても細い白い糸でできた大きなあみです。この糸は落ち葉やかれた木を食べていて、そこで何年も生きることができます。雨がふると、糸はたっぷり水をもらいます。キノコは約90パーセントが水なので、キノコを作るには、菌類はたくさんの水が必要なのです。小さな赤ちゃんキノコは、たいてい地面の中ですでに待っています。新しい細胞をたくさん作る必要はありません。ほとんどは、細胞に水を入れて、風船のようにのびるだけです。だから、一晩でひょっこり出てこられるのです。それからキノコは、たねのような役目をする胞子を、しめった空気の中に落とします。
この質問の英単語
- mushroomキノコ
- fungus菌類(キノコやカビのなかま)
- threads糸
- soil土
- spores胞子
- rain雨
- stretchのびる
超絶解説もっと知りたい人へ
キノコは『リンゴの実』のようなもの
キノコを植物のなかまだと思っている人は多いかもしれません。でも、キノコは植物ではなく、カビと同じ『菌類』という生き物です。そして、ふだん見ているかさとじくの部分は、菌類の『実』のようなもの(子実体といいます)にすぎません。本体は、土や落ち葉、かれた木の中に、目に見えないほど細い糸(菌糸といいます)をあみの目のように広げてくらしています。リンゴの木にたとえるなら、キノコはリンゴの実で、菌糸が木そのもの。菌糸は落ち葉やかれ木を分解して栄養にしているので、森の『そうじ屋さん』ともよばれます。
一晩で出てくるひみつは『水ふうせん』
キノコは約9わりが水でできています。だから、キノコを育てるにはたくさんの水が必要です。雨がふって土や木が水をたっぷりふくむと、多くのキノコは育ちやすくなります。ただし、キノコが出る合図は種類によってちがい、気温が下がることなども関係します。じつは地面の中には、すでに小さなキノコのもとが用意されていることが多く、雨のあとは、その細胞が水をすってぐんぐんのびます。細胞の数をふやすより、水で1つ1つをふくらませるほうがずっと速いので、昨日は何もなかった所に、朝になるとキノコがならんでいるのです。
世界最大の生き物はキノコのなかま?
アメリカのオレゴン州の森の地下には、オニナラタケというキノコの菌糸が、約965ヘクタール(東京ドーム約200こ分)にわたって広がっています。調べたところ、これはすべて遺伝子の同じ1つの個体でした。年れいは少なくとも2400年、計算によっては8000年をこえるともいわれます。秋に地面に出てくる小さなキノコは、この巨大な生き物のほんの一部なのです。面積で比べると、世界最大級の生き物の一つと考えられています。
胞子をまくのにも水が大事
キノコの役目は、胞子をまくことです。胞子は、植物のたねのような役目をする、とても小さなつぶ。かさの裏のひだにびっしりと作られ、1本のキノコから何十億こも出ることがあります。多くのキノコは、胞子のそばに小さな水てきを作り、その水てきがくっつく勢いを利用して、胞子をピョンとはじき飛ばします。しめった空気は、胞子を飛ばすのにも、遠くで芽を出すのにも好都合。雨のあとは、キノコにとって最高のチャンスなのです。
みんなが驚く豆知識
キノコやカビなどの菌類は、植物より、じつは動物に近いなかまだということが、DNAの研究でわかっています。見た目は植物のようでも、親せきは動物のほうなのです。
サルノコシカケのなかまのキノコには、1日に最大300億こもの胞子を出し、それを半年ほども続けるという記録があります。空気中には、いつも胞子がただよっています。
英語の mushroom は『キノコのように急に増える』という動詞にもなります。The town mushroomed.(町が急に大きくなった)のように使います。

おうちでやってみよう
雨の次の日に、公園や庭でキノコをさがして、絵や写真で記録しよう。どんな場所に生えていたかな?毒のあるキノコも多いので、さわったり食べたりしないでね。
英文と解説は、このコーナーのために子ども向けに書き下ろしたものです(AIと人が作成。Codex で英語・和訳・事実をチェックし、人の目でも順次確認しています)。100年以上前の原文をそのまま載せている「おはなし」のページとは分けています。






