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テントウムシにはなぜ水玉もようがあるの?のイラスト

虫 ・ 124/300

テントウムシにはなぜ水玉もようがあるの?

Why do ladybugs have spots?

ひとことで言うと

目立つ赤と黒のもようで、「ぼくはまずいよ!食べないで!」と鳥などに知らせているんだよ。テントウムシは、おそわれるとにがい汁を出すんだ。

やさしい英語でEasy English ・ 英検5〜4級くらい

Many ladybugs have bright red, orange, or yellow bodies with dark spots. These colors can say, "Do not eat me! I taste bad!" Birds can learn this warning. When a ladybug is in danger, it may let out a yellow, bitter liquid. This helps many ladybugs stay safe.

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多くのテントウムシには、赤やオレンジ色、黄色の目立つ体と、黒っぽい点があります。この色は「食べないで! ぼくはまずいよ!」という合図になります。鳥は、この警告を覚えることがあります。テントウムシはきけんなとき、黄色くてにがい液を出すことがあります。これが、多くのテントウムシの身を守るのに役立ちます。

ふつうの英語でStandard English ・ 英検3〜準2級くらい

A ladybug's bright body and dark spots are easy to see. Why would a small insect stand out? Its colors can serve as a warning. When attacked, a ladybug may release yellow liquid from its leg joints. The liquid smells bad, tastes bitter, and can make some animals feel sick. A bird that tries to eat a ladybug may remember its colors and avoid similar insects later. Some birds may also have a natural tendency to avoid warning colors. Scientists call this "warning coloration." The number of spots does not show a ladybug's age; it depends on its species and color form. Some species have many patterns. Scientists in Japan found that one gene controls much of this pattern variation in the Asian ladybug.

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テントウムシの目立つ体と黒っぽい水玉は、よく見えます。小さな虫がなぜ目立つのでしょう? この色は、警告の合図になるからです。テントウムシはおそわれると、足の関節から黄色い液を出すことがあります。その液はくさくてにがく、動物によっては具合が悪くなることもあります。テントウムシを食べようとした鳥は、その色を覚え、あとで似た虫をさけることがあります。警告する色を生まれつきさけやすい鳥もいます。科学者は、これを「警告色」とよびます。水玉の数は年れいを表すものではなく、種類や色の型によって決まります。たくさんのもようを持つ種類もいます。日本の科学者は、ナミテントウでは、一つの遺伝子がもようのちがいの多くを決めていることを発見しました。

この質問の英単語

  • spots水玉・点
  • bright目立つ・あざやかな
  • bitterにがい
  • juice汁
  • warning警告
  • remember覚えている
  • patternsもよう

超絶解説もっと知りたい人へ

目立つのは「食べないで!」のサイン

小さな虫の多くは、葉っぱや土の色にとけこんで、敵に見つからないようにしています。ところがテントウムシには、赤や黄色、オレンジ色に黒っぽい点があるなど、よく目立つ種類がいます。じつは、これが身を守る作戦です。テントウムシの体液はにがく、まずい味がします。鳥がテントウムシを食べていやな思いをすると、「この目立つ色の虫はまずい」と覚え、次からさけることがあります。また、鳥の中には、生まれつき警告する色をさけやすいものもいます。このように、まずさや毒を知らせる目立つ色を「警告色(けいこくしょく)」といいます。黄色と黒のしまもようを持つハチも、警告色を使っています。

ひざから出る「にがい汁」

テントウムシをつまむと、足のつけ根やひざのあたりから、黄色い汁が出ることがあります。これは体液(血のようなもの)で、にがくてくさい成分がふくまれています。鳥やアリはいやがって、はき出してしまうのです。さらに、テントウムシは足をちぢめて、ころりと「死んだふり」をすることもあります。目立つ色、まずい汁、死んだふりの三段構えで、身を守っているのです。

星の数は年れいではない

「星の数で年がわかる」という話を聞いたことがあるかもしれませんが、これはまちがいです。星の数やもようは、テントウムシの種類で決まっています。ナナホシテントウは7つ、ニジュウヤホシテントウは28個です。なかでもナミテントウは、同じ種類なのに、赤に黒い点、黒に赤い点、点なし……と、200種類以上のもようがあります。2018年、愛知県にある基礎生物学研究所などのチームが、このもようのちがいを、たったひとつの遺伝子(体の作り方を決める設計図)がまとめて決めていることをつきとめました。

名前は「お天道様の虫」

テントウムシは、漢字で「天道虫」と書きます。指にのせると、上へ上へとのぼっていき、てっぺんまで来ると、空に向かって飛び立ちます。その姿が、お天道様(太陽)に向かって飛んでいくように見えたことから、この名前がついたといわれます。ナナホシテントウやナミテントウは、植物のしるをすうアブラムシを食べてくれる「益虫(えきちゅう)」です。幼虫も成虫と同じようにアブラムシを食べ、1日に何十ぴきも平らげます。一方、ニジュウヤホシテントウはナスやジャガイモの葉を食べるので、農家にはきらわれています。

みんなが驚く豆知識

  1. 日本では、飛ぶのが苦手なナミテントウを選んで、何十世代もかけて育てた「飛ばないテントウムシ」が作られました。畑やビニールハウスにはなすと、飛んでにげずに、その場でアブラムシを食べ続けてくれます。

  2. ナミテントウは、冬になると岩のすき間や建物のかげなど、風雨をさけられる場所に集まります。何百ぴき、ときには何千びきもの集団になり、活動をおさえて冬をこします。春にあたたかくなると、また動き始めます。

  3. 英語ではテントウムシを ladybug(アメリカ)や ladybird(イギリス)とよびます。この lady は聖母マリアのことで、赤い羽をマリアの赤いマントに見立てたという言い伝えがあります。

おうちでやってみよう

公園でテントウムシを見つけたら、星の数とならび方をメモしてみよう。ナミテントウは同じ種類でももようがバラバラだよ。そっと指にのせると、上へ上へとのぼって、てっぺんから飛び立つかも。黄色い汁がついたら、手を洗えば大丈夫。

英文と解説は、このコーナーのために子ども向けに書き下ろしたものです(AIと人が作成。Codex で英語・和訳・事実をチェックし、人の目でも順次確認しています)。100年以上前の原文をそのまま載せている「おはなし」のページとは分けています。

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