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コオロギはどうやって鳴くの?のイラスト

虫 ・ 125/300

コオロギはどうやって鳴くの?

How do crickets sing?

ひとことで言うと

オスが左右の羽をこすり合わせて音を出しているよ。片方の羽に「やすり」のようなギザギザがあって、もう片方の羽のふちでこすると、羽がふるえて大きな音になるんだ。

やさしい英語でEasy English ・ 英検5〜4級くらい

Crickets do not sing with their mouths. They sing with their wings! Only male crickets sing. A male cricket lifts his wings. He rubs one wing on the other. One wing has tiny bumps, like a comb. Rub, rub! The wings make a loud chirp.

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コオロギは口で鳴くのではありません。羽で鳴くのです! 鳴くのはオスのコオロギだけです。オスは羽を持ち上げます。片方の羽を、もう片方の羽にこすりつけます。片方の羽には、くしのような小さなでこぼこがあります。こすって、こすって! 羽から大きな「リー」という音が出ます。

ふつうの英語でStandard English ・ 英検3〜準2級くらい

Crickets make music without using their mouths. A male cricket raises his front wings and rubs them together. On the underside of one wing, there is a row of tiny ridges called a "file," like the teeth of a comb. The edge of the other wing scrapes across this file, like running your fingernail along a comb. Each tiny bump makes a click, and the clicks come so fast that they sound like one chirp. Part of the wing also shakes and makes the sound louder, like the body of a guitar. Males sing to call females and to tell other males to stay away. And where are a cricket's ears? Not on its head! They are on its front legs, just below the knees.

日本語の訳を見る

コオロギは口を使わずに音楽をかなでます。オスのコオロギは前羽を持ち上げて、こすり合わせます。片方の羽のうらには、くしの歯のような小さなギザギザが一列にならんでいて、「やすり」とよばれます。もう片方の羽のふちが、このやすりの上をこすっていきます。くしの歯を指のつめでなぞるのと同じです。小さなでこぼこ1つごとに「カチッ」と音がして、その音がとても速く続くので、ひとつながりの「リー」という音に聞こえます。羽の一部もふるえて、ギターの胴のように音を大きくします。オスは、メスをよぶためや、ほかのオスに「近づくな」と伝えるために鳴きます。では、コオロギの耳はどこにあるのでしょう? 頭ではありません! 前足の、ひざのすぐ下にあるのです。

この質問の英単語

  • wings羽
  • rubsこする
  • combくし
  • chirp(虫や鳥の)鳴き声
  • maleオス
  • femalesメス
  • ears耳

超絶解説もっと知りたい人へ

羽はバイオリン

コオロギは、口で鳴いているのではありません。オスが背中の前羽を少し持ち上げて、左右をこすり合わせて音を出しています。片方の羽のうらには、小さなギザギザがならんだ「やすり」のような部分があります。もう片方の羽のふちには、かたい「こすり器」があります。こすり器がやすりの上をすべると、ギザギザ1つごとに「カチッ」と小さな音が出ます。それがとても速く続くので、「リー」というひとつながりの音に聞こえるのです。羽には、うすくてピンと張った部分があり、これがふるえて音を大きくします。ギターの胴のような働きですね。くしの歯をつめでなぞると「ジー」と鳴るのと同じしくみです。

歌には意味がある

鳴くのはオスだけです。メスの羽にはやすりがなく、鳴くことができません。メスはおしりに、土の中に卵を産むための長い針のような「産卵管(さんらんかん)」があるので、オスと見分けられます。オスの歌には、遠くのメスをよぶ「よび鳴き」、近くに来たメスにアピールする「くどき鳴き」、ライバルのオスを追いはらう「けんか鳴き」など、いくつかの種類があります。同じコオロギでも、場面によって歌を歌い分けているのです。

耳は前足にある!

コオロギの耳は頭ではなく、前足のひざの少し下にあります。小さなまどのような、うすい膜があり、これで音のふるえを感じます。左右の前足に耳があるので、メスは歌が聞こえてくる方向をつきとめて、オスのもとへ歩いていくことができるのです。同じように鳴く虫でも、トノサマバッタなど一部のバッタでは、耳はおなかの横にあります。

鳴き声で気温がわかる

コオロギのなかまは、ある範囲では気温が高いほど体の動きが速くなり、鳴く速さも上がります。1897年、アメリカの科学者ドルベアは、鳴く回数から気温を計算する式を発表しました。北アメリカのスノーウィー・ツリー・クリケットという種類では、8秒間に鳴く回数に5を足すと、だいたいの気温(℃)になります。ただし、鳴く速さは種類によってちがい、暑すぎたり寒すぎたりすると、この式はうまく当てはまりません。生きものの声から気温を考える、おもしろい目安なのです。

虫の声を楽しむ人たち

日本では平安時代から、秋の虫の声を和歌によんで楽しんできました。江戸時代には、スズムシやマツムシを虫かごに入れて売る「虫売り」もいました。中国でも昔から、鳴く虫を小さな入れ物で飼って、その声を楽しむ文化があります。

みんなが驚く豆知識

  1. ハワイのカウアイ島では、鳴くオスのコオロギが、声をたよりにやってくる寄生バエにねらわれていました。すると、たった20世代(約5年)ほどで、9割以上のオスが音の出ない羽を持つようになりました。進化が目の前で起きたのです。

  2. 百人一首の「きりぎりす鳴くや霜夜のさむしろに」のきりぎりすは、今のコオロギのことだと考えられています。昔の人がよんだ虫の名前は、今の名前とちがっていることがあるのです。

  3. 英語の cricket(コオロギ)は、古いフランス語で「キーキー、ギシギシ鳴る」という意味の言葉から来たといわれ、鳴き声そのものが名前になりました。スポーツのクリケットとつづりは同じですが、別の由来の言葉と考えられています。

おうちでやってみよう

秋の夜、おうちの人といっしょに、同じ場所で聞こえる同じ鳴き声を15秒間数えてみよう。そのときの気温も温度計で記録します。何日かくらべると、あたたかい夜とすずしい夜で、鳴く速さがどう変わるか調べられるよ。種類によって鳴き方がちがうので、気温をぴったり計算するのではなく、変化をくらべてみよう。

英文と解説は、このコーナーのために子ども向けに書き下ろしたものです(AIと人が作成。Codex で英語・和訳・事実をチェックし、人の目でも順次確認しています)。100年以上前の原文をそのまま載せている「おはなし」のページとは分けています。

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