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雨の日にミミズが出てくるのはなぜ?のイラスト

虫 ・ 123/300

雨の日にミミズが出てくるのはなぜ?

Why do earthworms come out when it rains?

ひとことで言うと

じつは、はっきりした理由は科学者にもまだわかっていないんだ。「おぼれないため」だけでは説明できず、「ぬれた地面なら、かわかずに遠くまで移動できるから」という考えもあるよ。

やさしい英語でEasy English ・ 英検5〜4級くらい

After rain, many earthworms come out of the ground. Why? Scientists are not sure yet. Earthworms breathe through their skin, and their skin must stay wet. Wet ground may let them move farther without drying out. Scientists think this could be one reason, but it may not be the only one.

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雨のあと、たくさんのミミズが地面から出てきます。どうしてでしょう? 科学者にもまだよくわかっていません。ミミズは皮ふで息をするので、皮ふがいつもしめっている必要があります。地面がぬれていれば、体をかわかさずに遠くまで動けるのかもしれません。科学者は、これも理由の一つだと考えていますが、ほかにも理由があるかもしれません。

ふつうの英語でStandard English ・ 英検3〜準2級くらい

On rainy days, you may see many earthworms on roads and sidewalks. People often say they come up to avoid drowning in wet soil. However, some earthworms can live in oxygen-rich water for days, so that cannot be the whole answer. Scientists are still not sure why they surface. Earthworms have no lungs. They breathe through their skin, which must stay wet to take in oxygen. On dry ground, they can lose water quickly. Wet ground may allow them to travel farther and find new places without drying out. This is one possible explanation, but different species may have different reasons for surfacing. Low oxygen in flooded soil may matter in some cases. Rainy weather is also usually dark and cool, which protects earthworms from drying sunlight.

日本語の訳を見る

雨の日には、道路や歩道でたくさんのミミズを見かけることがあります。「ぬれた土の中でおぼれないように出てくる」とよく言われます。しかし、酸素がじゅうぶんとけた水の中で何日も生きられるミミズもいるので、それだけでは説明できません。なぜ地上へ出るのかは、科学者にもまだはっきりわかっていません。ミミズには肺がなく、皮ふで息をします。酸素を取り入れるには、皮ふがしめっている必要があります。かわいた地面では、体の水分がすぐに失われます。ぬれた地面なら、かわかずに遠くへ移動し、新しいすみかを探せるのかもしれません。これは一つの説明ですが、地上へ出る理由は種類によってちがう可能性があります。水びたしの土で酸素が少なくなることが関係する場合もあります。また、雨の日はたいてい暗くてすずしく、体をかわかす日光も弱くなります。

この質問の英単語

  • wormsミミズ
  • ground地面
  • breathe息をする
  • skin皮ふ
  • drownおぼれる
  • oxygen酸素
  • travel旅をする・移動する

超絶解説もっと知りたい人へ

「おぼれないため」は本当?

雨の日や雨上がりに、道路でたくさんのミミズを見かけますね。昔から「土の中が水びたしになって、おぼれそうになるから外へにげ出す」と言われてきました。ところが、ミミズは酸素(さんそ)がとけている水の中なら、何日も生きられることが実験でわかっています。水びたしの土では酸素が足りなくなる場合もあるので、まったく関係ないとは言えませんが、それだけでは説明しきれません。じつは、ミミズが雨の日に出てくるはっきりした理由は、科学者にもまだわかっていないのです。

皮ふで息をする生きもの

ミミズには肺もえらもありません。体の表面の皮ふから、酸素を取り入れています。そのためには、皮ふがいつもしめっていないといけません。ミミズの体がぬるぬるしているのは、そのためです。目もありませんが、皮ふで光を感じることができ、明るい所をさけようとします。ミミズのなかまには、血を送る「心臓」のような太い血管が5対(10個)もある種類がいます。また、ミミズは土を食べて、その中の落ち葉のかけらなどを栄養にし、ふんとして栄養たっぷりの土を作ります。

雨の日は「お引っこし日和」?

いま有力な説のひとつは、「雨の日は、地面の上を遠くまで移動するチャンスだから」というものです。土の中をほって進むより、地面の上をはうほうが、ずっと速く遠くへ行けます。でも晴れた日に外へ出ると、すぐに体がかわいてしまいます。雨の日なら、地面がぬれていて、空はくもり、日光もよわいので、安心して新しいすみかを探せるのです。ただ、コンクリートの道に出てしまったミミズは、土にもどれなくなることがあります。雨がやんで日が照ると、体がかわいたり、紫外線(しがいせん)をあびたりして、死んでしまうのです。

ミミズをよび出す名人

アメリカのフロリダには、地面にくいを打ちこみ、鉄の板でこすってブルブルふるわせ、ミミズをよび出す「ワーム・グランティング」という伝統があります。2008年、アメリカの科学者がこのふるえを調べると、ミミズを食べるモグラが土をほるときのふるえとよくにていました。モグラは地面の上まで追ってこないので、ミミズは地上へにげ出していたのです。この研究では、強い雨のように水をまいても、出てきたミミズはほんの少しでした。少なくともこのミミズにとっては、「雨の音をモグラとまちがえる」わけではなさそうです。

みんなが驚く豆知識

  1. 進化論で有名なダーウィンが最後に書いた本は、ミミズの本でした。ミミズのそばでピアノを大きな音で鳴らしても平気なのに、ミミズの入った植木ばちをピアノの上に置いて鍵盤をたたくと、すぐに土にもぐったそうです。音ではなく、ふるえを感じていたのです。

  2. ダーウィンは、ミミズが1年に、広さ1エーカー(約4000平方メートル)あたり約10トンもの土を地面に運び上げていると計算しました。小さなミミズたちは、畑を耕してくれるすごい働き者なのです。

  3. 英語には The early bird catches the worm.(早起きの鳥は虫をつかまえる=早起きは三文の徳)ということわざがあります。じつは worm は、大昔の英語では、ヘビやドラゴンを指す言葉でもありました。

おうちでやってみよう

雨上がりに、ミミズがどこに出ているか観察しよう。道路でかわいてしまいそうなミミズを見つけたら、木の枝や葉っぱにのせて、近くの土の上にもどしてあげよう。さわったら、手をよく洗おうね。

英文と解説は、このコーナーのために子ども向けに書き下ろしたものです(AIと人が作成。Codex で英語・和訳・事実をチェックし、人の目でも順次確認しています)。100年以上前の原文をそのまま載せている「おはなし」のページとは分けています。

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