
海の生きもの ・ 144/300
イルカはなぜジャンプするの?
Why do dolphins jump out of the water?

速く泳ぐときに空気の中を飛ぶと楽になるからや、仲間に合図するため、遊ぶため、体についた生きものを落とすためなど、いくつもの理由があると考えられているよ。
やさしい英語でEasy English ・ 英検5〜4級くらい
Dolphins jump for many reasons. Scientists do not know every reason. When dolphins swim very fast, jumping may help them move more easily. Air slows them less than water does. Dolphins may also jump to look around or make a loud splash. Sometimes young dolphins jump while they play.
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イルカは、いろいろな理由でジャンプします。すべての理由がわかっているわけではありません。とても速く泳ぐときは、ジャンプすると楽に進めることがあります。空気から受けるじゃまは、水から受けるじゃまより小さいからです。まわりを見たり、大きな水しぶきの音を立てたりするためにジャンプすることもあります。子どものイルカは、遊びながらジャンプすることもあります。
ふつうの英語でStandard English ・ 英検3〜準2級くらい
Dolphins are mammals, so they must surface to breathe air through the blowhole on top of their head. They jump for several possible reasons, and scientists cannot always tell why. At high swimming speeds, repeated leaps may reduce resistance because air pushes back much less than water. This movement, called porpoising, may help some dolphins travel quickly while breathing. A jump can also give a dolphin a view above the water. The splash may send a sound to other dolphins. Spinner dolphins twist in the air, but scientists are still studying why; one idea is that the hard splash helps remove small animals attached to their skin. Dolphins also leap during play. For young dolphins, play may build movement skills and social bonds.
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イルカはほ乳類なので、頭の上にある呼吸の穴から空気を吸うために、水面へ出なければなりません。イルカがジャンプする理由はいくつか考えられますが、いつも理由がわかるわけではありません。とても速く泳ぐときは、何度もジャンプすると水の抵抗をへらせることがあります。空気から受ける抵抗は、水から受ける抵抗よりずっと小さいからです。この動きは英語で porpoising とよばれ、イルカによっては、息をしながら速く進むのに役立つかもしれません。ジャンプすると、水の上を見わたすこともできます。着水したときの音は、ほかのイルカへの合図かもしれません。ハシナガイルカは空中で回転しますが、なぜ回るのかはまだ研究中です。強く着水して、皮ふについた小さな生きものを落とすためだという考えもあります。イルカは遊びながらもジャンプします。子どものイルカにとって、遊びは動き方や仲間とのつながりを学ぶ助けになるかもしれません。
この質問の英単語
- jumpジャンプする、とぶ
- mammalsほ乳類
- breathe息をする
- surface水面
- energyエネルギー、力
- splash水しぶき
- spin回る
超絶解説もっと知りたい人へ
空を飛ぶほうが楽ちん
水は空気の約800倍も重く、その中を進むと大きな抵抗を受けます。イルカが速く泳ぐと、水面近くでは波の抵抗が特に大きくなります。1980年に発表された研究では、ある速さをこえると、水中を泳ぎ続けるより、ジャンプしながら進むほうがエネルギーが少なくてすむと計算されました。ジャンプしながら息つぎもできて一石二鳥。このとびはねながら泳ぐ方法を、英語で porpoising(ネズミイルカ泳ぎ)とよびます。
見はり台と、遠くへの合図
イルカは水中では音を使ってエサをさがしますが、ジャンプすれば水の上も見わたせます。海鳥が集まって海に飛びこんでいる場所には、魚の群れがいることが多いので、それを見つけるのに役立つと考えられています。また、ジャンプして水面にたたきつけられる大きな音は、水中を遠くまで伝わります。群れの仲間に「ここにいるよ」「集まれ」と伝える合図になっているという説があります。
くるくる回るハシナガイルカ
ハシナガイルカ(英語で spinner dolphin)は、空中で体をひねって何回転もするジャンプで有名で、1回のジャンプで最大7回転ほどすることもあるといわれます。なぜ回るのかははっきりわかっていませんが、着水のしぶきで体についたコバンザメなどをふり落とす、仲間への合図にする、などの説があります。科学者にもまだわからないことがたくさんあるのです。
遊びも大切な仕事
イルカは遊ぶのが大好きな動物です。子どものイルカは、ジャンプをしたり、海草を投げたり、波に乗ったりして遊びます。こうした遊びは体をきたえ、仲間とのつながりを深め、狩りの練習にもなると考えられています。イルカには一頭ずつちがう「名前」のような口笛の音(シグネチャーホイッスル)があることもわかっていて、仲間とのコミュニケーションをとても大切にする動物なのです。
巨大なクジラもジャンプする
イルカとクジラは、じつは同じ仲間です。大まかに、体長4メートルくらいより小さいものをイルカとよぶことが多いのです。大きなザトウクジラも、体ごと海の上にとび出す「ブリーチング」をします。何十トンもある体がとびあがる理由は、仲間への合図、体についた生きものを落とすため、などいくつかの説がありますが、まだはっきりわかっていません。
みんなが驚く豆知識
イルカはねむるとき、脳の半分ずつを交代で休ませることができます。半分起きているので、ねながら泳いだり、息つぎに上がったりできるのです。
イルカには一頭ずつちがう口笛の音があり、仲間はその音でおたがいをよび合います。人間の「名前」に近いものだと考えられています。
英語の dolphin は、古代ギリシャ語の delphis から来た言葉で、「子宮」を意味する delphys と関係があるという説があります。赤ちゃんをおなかで育てる「魚」と見られていたのかもしれません。

おうちでやってみよう
おふろで、おうちの人といっしょに、手のひらを水の中でゆっくり動かしたときと、空中で同じように動かしたときの手ごたえをくらべてみよう。顔は水につけず、すべらないように気をつけてね。水の中のほうが動かしにくく感じるはずです。イルカが速く泳ぐとき、水の外へ出ると受ける力が小さくなることを感じられます。
英文と解説は、このコーナーのために子ども向けに書き下ろしたものです(AIと人が作成。Codex で英語・和訳・事実をチェックし、人の目でも順次確認しています)。100年以上前の原文をそのまま載せている「おはなし」のページとは分けています。






