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海の生きもの ・ 147/300

貝がらを耳に当てると波の音がするのはなぜ?

Why can you hear the sea when you hold a shell to your ear?

ひとことで言うと

海の音が閉じこめられているのではありません。まわりの音や体の中の音の一部が、貝がらの形によって強く聞こえ、波のような音になるのです。

やさしい英語でEasy English ・ 英検5〜4級くらい

Put a big shell to your ear. You hear a soft sound like waves. But the shell does not keep the sea inside. Quiet sounds around you enter the shell. Its shape makes some sounds stronger. Sounds from inside your body may join them, too. Together, they can sound like waves.

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大きな貝がらを耳に当ててみましょう。波のような、やさしい音が聞こえます。でも、貝がらの中に海の音が入っているのではありません。まわりの小さな音が貝がらに入ります。貝がらの形によって、その一部が強く聞こえます。体の中の音が加わることもあります。それらが合わさって、波のように聞こえるのです。

ふつうの英語でStandard English ・ 英検3〜準2級くらい

Many people say a seashell keeps the sound of the sea inside. It is a lovely idea, but it is not true. Small sounds are almost always around us, even in a quiet room. When you hold a shell to your ear, some of those sounds enter its hollow space. The shell acts like a filter: its size and shape make some pitches stronger and others weaker. This is related to resonance. Holding the opening close to your ear may also make sounds from inside your body easier to notice. Together, these sounds can make a soft, rushing noise like waves. A cup or your cupped hand can produce a similar effect. In a quieter place, the sound usually becomes weaker, but it may not disappear. Larger hollow spaces often strengthen lower sounds, although shape matters too.

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貝がらの中には海の音が閉じこめられている、と言う人がいます。すてきな考えですが、本当ではありません。静かな部屋でも、わたしたちのまわりには、たいてい小さな音があります。貝がらを耳に当てると、その一部が中の空間に入ります。貝がらは音のふるいのようにはたらき、大きさや形に合う高さの音を強め、ほかの音を弱めます。これは共鳴と関係するしくみです。口を耳に近づけることで、体の中の音が目立つこともあります。それらが合わさると、波のような、やわらかい音になります。コップや丸めた手でも、にた音を作れます。静かな場所では音が弱くなることが多いものの、消えるとはかぎりません。大きな空間は低い音を強めることが多いですが、形も大切です。

この質問の英単語

  • shell貝がら
  • sound音
  • waves波
  • bounceはねかえる
  • resonance共鳴
  • quiet静かな
  • louderより大きい(音)

超絶解説もっと知りたい人へ

海の音のおみやげ…ではなかった

海辺でひろった巻き貝を耳に当てると、ザーッ、ゴーッという波のような音が聞こえます。昔から「貝は海の音を覚えている」と言われてきましたが、音を何年も中にためておくことはできません。聞こえる音のおもな材料は、まわりにある小さな音です。ただし、血の流れや筋肉の動きなど、体の中で生まれる音が加わることもあります。どちらか一つだけが音の正体なのではなく、いくつかの音が合わさっています。

まわりの音を貝がらが変える

わたしたちのまわりには、気づかないほど小さな音がいつもあります。空気が動く音、遠くの車や冷蔵庫の音、人の話し声などです。それが貝がらの入り口から入ると、中の空間で反しゃします。このとき、貝がらの大きさや形に合う高さの音は強くなり、合わない音は弱くなります。これを共鳴といいます。また、貝がらで耳をおおうと、体の中の小さな音が目立つこともあります。こうした音がまざり、波のような「ザーッ」という音に聞こえるのです。

コップでも手でも「海」になる

これを確かめるのはかんたんです。コップを耳に当てても、手のひらを丸めて耳をおおっても、にた音が聞こえます。形や大きさを変えると、強く聞こえる音の高さも変わります。大きな空間では低い音が強くなることが多いですが、形によってもちがいます。とても静かな場所では、まわりから入る音が少ないため、波のような音は弱くなるでしょう。ただし、体の中の音が聞こえることもあるので、必ず無音になるわけではありません。

ほら貝が鳴るのも共鳴のおかげ

大きな巻き貝のホラガイに吹き口をつけた「ほら貝」は、昔から山伏(やまぶし)が合図に使ってきた楽器です。口びるをふるわせて息を吹きこむと、貝の中の長いらせんの空間で音が共鳴して、ブオーッと遠くまでひびく大きな音になります。耳に当てたときの「海の音」と、吹いたときの「ほら貝の音」。どちらも、貝の中の空間が特定の音を大きくするという、同じ共鳴のしくみで生まれているのです。

わたしたちの耳も共鳴している

じつは、わたしたちの耳も共鳴を使っています。耳のあなの入り口から鼓膜までは、長さ2.5センチほどの細い通り道になっていて、この通り道が2000〜4000ヘルツくらいの、少し高めの音をよくひびかせます。人の話し声の中で、ことばを聞き分けるのに大切な音の多くが、このあたりにふくまれています。耳のひらひらした部分も、音を集めるパラボラアンテナのような役目をしています。体も知らないうちに、音を大きくする工夫をしているのです。

みんなが驚く豆知識

  1. 貝がらの「海の音」は、まわりの小さな音だけでなく、血の流れや筋肉の動きなど、体の中の音が加わって聞こえることもあります。静かな場所ではまわりの音がへるため、聞こえ方も変わります。

  2. 同じ貝がらでも、にぎやかな駅とおうちの静かな部屋とでは、聞こえる「波の音」の大きさや感じが変わります。場所によって、まわりのざわざわがちがうからです。

  3. 英語には She sells seashells by the seashore.(彼女は海辺で貝がらを売る)という有名な早口言葉があります。s と sh の音が続いて、英語を話す人でもかみやすいのです。

おうちでやってみよう

コップ、丸めた手、トイレットペーパーのしん、大きな貝がらを、順番に耳に当ててみよう。音の高さや大きさはどうちがうかな?テレビを消した静かな部屋と、にぎやかな部屋でもくらべてみよう。

英文と解説は、このコーナーのために子ども向けに書き下ろしたものです(AIと人が作成。Codex で英語・和訳・事実をチェックし、人の目でも順次確認しています)。100年以上前の原文をそのまま載せている「おはなし」のページとは分けています。

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