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サボテンにはなぜトゲがあるの?
Why do cactuses have spines?

サボテンのトゲは、葉が形を変えたもの。のどのかわいた動物から身を守り、強い日ざしや風をやわらげて、体の中の大事な水を守っているんだ。
やさしい英語でEasy English ・ 英検5〜4級くらい
Many cactuses live in hot, dry places. Their spines are really special leaves. The spines keep thirsty animals away. They also make a little shade, so the cactus does not lose much water. The green body of a cactus makes food from sunlight.
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多くのサボテンは、暑くてかわいた所にすんでいます。サボテンのトゲは、じつはとくべつな葉です。トゲは、のどがかわいた動物を近よらせません。また、少しかげを作るので、サボテンは水をあまりうしないません。サボテンの緑の体が、日光から栄養を作ります。
ふつうの英語でStandard English ・ 英検3〜準2級くらい
In a desert, water is very precious, and a cactus stores a lot of it inside its thick, green body. That makes it a tasty drink for thirsty animals, so it needs protection. Its sharp spines keep most animals away. But the spines do more than that. They are actually leaves that changed shape long ago. Big, flat leaves lose a lot of water into the dry air, so cactus leaves became thin spines instead. Now the green stem does the leaves' job of making food from sunlight. Many spines also make shade and slow down the wind around the cactus, which helps it stay cool and lose less water. Some cactuses can even catch tiny drops of fog on their spines and send the water down to the stem.
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砂漠では、水はとても大切です。そしてサボテンは、その水を分厚い緑の体の中にたくさんためています。そのため、のどのかわいた動物にとっては、おいしい飲み物になってしまいます。だから、身を守る必要があるのです。するどいトゲは、ほとんどの動物を近よらせません。でも、トゲの役目はそれだけではありません。トゲは、じつは大昔に形を変えた葉なのです。大きくて平らな葉は、かわいた空気の中で水をたくさんうしなってしまうので、サボテンの葉はかわりに細いトゲになりました。今では、緑のくきが、日光から栄養を作るという葉の仕事をしています。多くのトゲはかげを作ったり、サボテンのまわりの風を弱めたりもするので、サボテンはすずしく保たれ、水をうしないにくくなります。トゲで小さな霧のしずくをつかまえて、その水をくきへ送るサボテンまでいるのです。
この質問の英単語
- desert砂漠
- spinesトゲ
- leaves葉
- shadeかげ・日かげ
- stemくき
- fog霧
- thirstyのどがかわいた
超絶解説もっと知りたい人へ
トゲの正体は『葉っぱ』
サボテンのトゲをよく見ると、1か所から何本もまとまって生えています。そのつけねには、わたのような小さなクッションがあり、これを刺座(しざ)といいます。刺座は、ふつうの植物でいえば葉や枝が出る場所。サボテンは、ここから出る葉を細くかたいトゲに変えてしまったのです。葉の仕事だった光合成(日光から栄養を作ること)は、緑色のくきが引き受けました。つまりサボテンの体は、ほとんどが『くき』なのです。トゲの形もいろいろで、つり針のように曲がったもの、紙のように平たいもの、やわらかい毛のようなものまであります。
体はまるごと水タンク
アメリカとメキシコの砂漠に生えるベンケイチュウ(サワロ)は、高さ12メートル以上になり、150年以上生きることもあります。体にはひだがあり、雨がふるとアコーディオンのようにふくらんで水をためます。水をたっぷりすうと、重さは1.5〜2トンにもなるといわれます。さらにサボテンは、暑い昼間は緑色のくきにあるあな(気孔)を閉じ、すずしい夜に開いて二酸化炭素を取りこみます。こうして、水をむだにしにくい特別な方法で光合成をしています。
日がさ・風よけ・水集め
トゲの仕事は、身を守るだけではありません。びっしり生えた白っぽいトゲは、強い日ざしをはね返し、体にかげを作ります。トゲのすきまでは風が弱まり、体のまわりに動かない空気のそうができるので、水が蒸発しにくくなります。2012年には、中国の研究チームが、ウチワサボテンのなかまの小さなトゲが霧の水てきを集め、つけねのほうへ運んでいることを発表しました。トゲの形のくふうで、空気中の水まで集めているのです。
ほとんどがアメリカ大陸生まれ
サボテンのなかまは千数百種類ありますが、ほぼすべてが南北アメリカ大陸の生まれです。アフリカの砂漠には、サボテンそっくりのトゲとふくらんだくきをもつトウダイグサのなかまが生えていますが、こちらはまったく別のグループ。同じようなかわいた環境でくらすうちに、別々のなかまが、よくにた形になったのです。このような進化を『収れん進化』といいます。例外はリプサリスというサボテンのなかま1種類だけで、アフリカやスリランカにも野生で生えています。鳥がたねを運んだのではないかなどと考えられていますが、くわしいことはまだわかっていません。
みんなが驚く豆知識
アメリカの砂漠のサボテン『ベンケイチュウ(サワロ)』は、高さ12メートル以上になります。水をたっぷりすうと重さ1.5〜2トンにもなり、腕が生えるまで50年以上かかることもあります。
日本語の『サボテン』は、石けんを意味する『シャボン』から来たという説があります。昔、切り口で油よごれを落としたからだといわれています。
英語の cactus(サボテン)の複数形は cacti(カクタイ)。ラテン語風の形ですが、cactuses も正しい英語として使われています。

おうちでやってみよう
大人といっしょに、サボテンから手や顔を十分にはなして観察しよう。トゲには手でさわらず、虫めがねも日光に向けないでください。1か所から何本のトゲが生えているか、色や長さはどうか、数えたりスケッチしたりしてみてね。
英文と解説は、このコーナーのために子ども向けに書き下ろしたものです(AIと人が作成。Codex で英語・和訳・事実をチェックし、人の目でも順次確認しています)。100年以上前の原文をそのまま載せている「おはなし」のページとは分けています。






