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オーロラはなぜ光るの?のイラスト

地球 ・ 210/300

オーロラはなぜ光るの?

Why do auroras glow?

ひとことで言うと

太陽風のエネルギーで勢いをつけた電気をおびたつぶが、地球の磁場にそって北極や南極の上空へ進み、空気にぶつかって光らせるからだよ。

やさしい英語でEasy English ・ 英検5〜4級くらい

The sun sends energy and tiny bits into space. This energy makes tiny bits around Earth move very fast. Earth's magnetic force guides them toward the far north and south. High above the ground, they hit the air. The air then glows green, red, blue, or purple. This light is an aurora.

日本語の訳を見る

太陽は、エネルギーと小さなつぶを宇宙へ出しています。このエネルギーによって、地球のまわりにある小さなつぶがとても速く動きます。地球の磁石の力は、そのつぶを遠い北や南の方へみちびきます。地面よりずっと高いところで、つぶが空気にぶつかります。すると空気が、緑、赤、青、むらさきなどに光ります。この光がオーロラです。

ふつうの英語でStandard English ・ 英検3〜準2級くらい

An aurora is a glowing curtain of light in the night sky, and its story begins at the sun. The sun constantly sends out the solar wind, a stream of tiny bits with electric charge. Most of this wind flows around Earth's magnetic field. However, some of its energy enters the space controlled by the field and makes charged particles there move faster. The magnetic field guides these particles toward the areas around the North and South Poles. About 100 to 300 kilometers above the ground, they hit oxygen and nitrogen in the thin upper air. These gases gain extra energy and then give it off as light. Oxygen can glow green or red, while nitrogen can glow blue or purple. When the sun is very active, auroras can even be seen from Japan.

日本語の訳を見る

オーロラは、夜空にかがやく光のカーテンです。そのお話は、太陽から始まります。太陽は、電気をおびた小さなつぶの流れである太陽風を、いつも宇宙へ出しています。太陽風の大部分は、地球の磁場のまわりへ流れていきます。しかし、そのエネルギーの一部は磁場が支配する空間に入り、そこにある電気をおびたつぶを速く動かします。磁場は、このつぶを北極や南極のまわりへみちびきます。地上から約100〜300キロメートルの高さで、つぶはうすい上空の空気にある酸素やちっ素にぶつかります。これらの気体は余分なエネルギーを受け取り、そのあと光として出します。酸素は緑や赤に、ちっ素は青やむらさきに光ることがあります。太陽の活動がとても活発なときには、日本からでもオーロラが見えることがあります。

この質問の英単語

  • auroraオーロラ
  • glows光る
  • solar wind太陽風
  • guidesみちびく
  • oxygen酸素
  • nitrogenちっ素
  • energyエネルギー

超絶解説もっと知りたい人へ

太陽から吹いてくる「見えない風」

太陽からは、電気をおびたとても小さなつぶ(電子や陽子)が、いつも宇宙へ吹き出しています。これが太陽風で、速さはふつう1秒に数百キロメートルです。太陽ではときどき、「コロナ質量放出」とよばれる現象が起こり、大量の電気をおびたつぶが宇宙へ飛び出します。それが地球の方向へ進むと、1〜3日ほどで地球の近くにとどき、地球の磁場を大きくゆさぶることがあります。すると、ふだんより広い地域に、大きくてはげしいオーロラが現れることがあります。

地球のバリアと「オーロラのドーナツ」

地球の磁場は、太陽風から地球を守るバリアの役目をしています。太陽風のほとんどははじかれますが、一部のエネルギーは地球の磁場の中にたくわえられ、そこで勢いをつけたつぶが、磁場の線にそって北極や南極の上空にふりそそぎます。そのため、オーロラはいつも、北極と南極をドーナツのようにとりまく地域(オーロラ帯)でよく見られます。アラスカやカナダ北部、北欧などが観察の名所です。オーロラが光るのは、ふつう地上100〜500キロメートルの高さ。高度約400キロメートルを飛ぶ国際宇宙ステーションの宇宙飛行士は、オーロラを上から見下ろすこともあります。

色のちがいは「空気の種類」と「高さ」

オーロラの色は、ぶつかられた空気の種類と高さで決まります。いちばんよく見える緑色は、高さ100〜200キロメートルあたりの酸素の光。もっと高い空の、とてもうすい酸素は赤く光ります。ちっ素は、カーテンのすそに青やむらさき、ピンクの色をそえます。日本のように北極から遠い場所では、遠くのオーロラの「高いところ」だけが地平線の上に見えるので、赤いオーロラとして見えることが多いのです。

日本でもオーロラは見えていた

2024年5月には、太陽の大爆発のあと、北海道だけでなく本州の各地でも赤いオーロラが写真にとらえられ、大きな話題になりました。むかしの記録にも残っています。720年にできた『日本書紀』には、620年に「天に赤い気が現れ、形はキジの尾に似ていた」という記述があり、研究者はこれがオーロラだった可能性が高いと考えています。鎌倉時代の歌人、藤原定家の日記『明月記』にも、1204年に夜空に赤い光が見えたという、オーロラとみられる記録があります。

みんなが驚く豆知識

  1. オーロラが光る高さは、ふつう地上100〜500キロメートル。飛行機が飛ぶ高さ(約10キロメートル)の10倍から50倍も上です。カーテンのように見えますが、実は宇宙との境目あたりで光っているのです。

  2. オーロラは地球だけのものではありません。木星や土星にもオーロラがあり、木星のオーロラは、地球がまるごと入ってしまうほど大きいのです。ハッブル宇宙望遠鏡などが、その姿を撮影しています。

  3. 英語の aurora は、ローマ神話の「夜明けの女神アウロラ」の名前です。北のオーロラは aurora borealis(北の夜明け)とよばれ、イタリアの科学者ガリレオが名づけたといわれています。南のオーロラは aurora australis です。

おうちでやってみよう

おうちの人といっしょに、情報通信研究機構(NICT)の「宇宙天気予報」のページを見てみよう。今日の太陽がおだやかか、活発かがわかるよ。太陽がとても活発な日は、北海道などでオーロラが見られるかもしれないね。

英文と解説は、このコーナーのために子ども向けに書き下ろしたものです(AIと人が作成。Codex で英語・和訳・事実をチェックし、人の目でも順次確認しています)。100年以上前の原文をそのまま載せている「おはなし」のページとは分けています。

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