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地球 ・ 212/300

洞窟はどうしてできるの?

How are caves made?

ひとことで言うと

多くの洞窟は、雨水が「石灰岩」という岩を、何十万年もかけて少しずつとかしてできたものだよ。溶岩や波がつくった洞窟もあるよ。

やさしい英語でEasy English ・ 英検5〜4級くらい

Many caves are made by water. Rain falls and goes into the ground. It moves through a rock called limestone. The water slowly makes small holes in the rock. Little by little, the holes grow. After a very long time, they can become big caves.

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多くの洞窟は、水によってできます。雨がふり、水が地面の中へ入ります。水は、石灰岩という岩の中を通ります。水はゆっくりと、岩に小さな穴を作ります。少しずつ、その穴が大きくなります。とても長い時間がたつと、大きな洞窟になることがあります。

ふつうの英語でStandard English ・ 英検3〜準2級くらい

Most big caves are made by water, very slowly. Rainwater picks up a little carbon dioxide from the air and soil, so it becomes a bit like very weak soda water, which can slowly melt some rocks. When this water seeps into cracks in a rock called limestone, it dissolves the rock little by little. Over hundreds of thousands of years, tiny cracks grow into tunnels and huge rooms. Inside the cave, water drips from the ceiling. Each drop leaves behind a tiny bit of stone. These bits build up into icicle-shaped stones called stalactites hanging from the ceiling, and stone towers growing up from the floor. Some caves are made in other ways. Waves can carve caves into sea cliffs, and flowing lava can leave long tubes when its outside cools and hardens.

日本語の訳を見る

大きな洞窟のほとんどは、水によって、とてもゆっくりとできます。雨水は空気や土から二酸化炭素を少しとりこむので、ごく弱い炭酸水のようになり、ある種の岩を少しずつとかせるようになります。この水が石灰岩という岩のわれ目にしみこむと、岩を少しずつとかしていきます。何十万年もかけて、小さなわれ目はトンネルや巨大な部屋へと育っていきます。洞窟の中では、天井から水がしたたります。しずくの1つ1つが、ほんの少しの石を残していきます。それが積み重なって、天井からぶら下がるつららのような「鍾乳石」や、床から上へのびる石の塔になるのです。ほかの方法でできる洞窟もあります。波は海のがけに洞窟をけずり、流れる溶岩は、外側が冷えて固まると、長いトンネルを残すことがあります。

この質問の英単語

  • caves洞窟
  • limestone石灰岩
  • cracksわれ目
  • dissolvesとかす
  • dripsしたたる
  • stalactites鍾乳石
  • lava溶岩

超絶解説もっと知りたい人へ

石灰岩は、大むかしのサンゴや貝のなごり

石灰岩の多くは、大むかしのサンゴや貝がら、小さな生きもののからなどが積もって固まった岩です。水の中で炭酸カルシウムが直接たまってできる石灰岩もあります。日本最大級のカルスト台地、山口県の秋吉台の石灰岩は、約3億年前、はるか南の暖かい海にあったサンゴ礁などがもとになり、プレートの動きに乗って運ばれてきたものだと考えられています。石灰岩の主な成分は炭酸カルシウムです。チョークや卵のからにも多くふくまれる物質で、弱い酸にとけやすい性質があります。

雨水は「岩をとかす炭酸水」

雨水は、空気中や土の中の二酸化炭素をとかしこみ、ごく弱い酸性の水になります。この水が石灰岩のわれ目を通るとき、岩をほんの少しずつとかして運び去ります。1年にとけるのはわずかでも、何万年、何十万年と続けば、われ目は人が歩けるほどのトンネルになり、やがて体育館より大きな空間ができます。こうしてできた洞窟を「鍾乳洞」といいます。地上では、地面が丸くへこんだ穴(ドリーネ)があちこちにできます。

つらら石は、気の長い彫刻家

洞窟の天井からしたたる水には、とけた石灰の成分が入っています。しずくが空気にふれて二酸化炭素がにげると、とけていた成分が固まって、ほんの少しの石が残ります。これが積み重なってできるのが、つららのような鍾乳石と、床からのびる石筍(石のたけのこ)。2つがつながると石柱になります。のびる速さは場所によってちがいますが、1センチのびるのに数十年から数百年かかることもあります。洞窟の中のつらら石には、さわらずにそっと見守りましょう。

溶岩や波がつくる洞窟、巨大な洞窟

洞窟は鍾乳洞だけではありません。富士山のふもとの「富岳風穴」や「鳴沢氷穴」は、流れる溶岩の表面が先に冷えて固まり、中のとけた溶岩が流れ去ってできた溶岩洞窟です。海岸では、波が何千年もがけをけずって海食洞をつくります。世界一大きな洞窟の通路として知られるベトナムのソンドン洞窟には、40階建てのビルが入るほどの空間があり、中にジャングルや雲までできています。

真っ暗な世界で生きる生きもの

光がまったくとどかない洞窟のおくにも、生きものがくらしています。メキシコの洞窟にすむある魚は、長い年月のうちに目がなくなり、体の色もうすくなりました。おもしろいことに、同じ種類の魚が川にもすんでいて、そちらにはちゃんと目があります。暗やみでは目を使わないので、そのかわりに、水の流れや振動を感じる力が発達したのです。洞窟は、生きものの進化を調べる天然の実験室でもあります。

みんなが驚く豆知識

  1. 世界でいちばん長い洞窟は、アメリカ・ケンタッキー州のマンモスケーブです。調査された通路だけで、合わせて680キロメートル以上。東京から大阪までの直線きょりの1.5倍をこえ、今も新しい通路が見つかっています。

  2. ニュージーランドのワイトモ洞窟では、天井が星空のように青白く光ります。光っているのはツチボタルという、キノコバエの仲間の幼虫。光でおびき寄せた虫を、ぶら下げたねばねばの糸でつかまえて食べるのです。

  3. 英語では、天井からぶら下がる鍾乳石を stalactite、床からのびる石筍を stalagmite といいます。英語圏では、c は ceiling(天井)、g は ground(地面)と覚えます。どちらも、ギリシャ語の「したたる」から来た言葉です。

おうちでやってみよう

おさらの上に角砂糖をいくつか積んで、スポイトやストローで上から水を1てきずつたらしてみよう。水の通り道がとけて、穴やトンネルができていくよ。雨水が長い時間をかけて石灰岩をとかすようすを、早送りで見ているみたいだね。

英文と解説は、このコーナーのために子ども向けに書き下ろしたものです(AIと人が作成。Codex で英語・和訳・事実をチェックし、人の目でも順次確認しています)。100年以上前の原文をそのまま載せている「おはなし」のページとは分けています。

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