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地球 ・ 213/300

温泉はなぜ温かいの?

Why are hot springs hot?

ひとことで言うと

地面にしみこんだ雨水が、地下の熱やマグマであたためられて、また地上にわき出してくるからだよ。

やさしい英語でEasy English ・ 英検5〜4級くらい

Rainwater goes deep into the ground. Deep down, the Earth is hot. In some places, hot magma is near the water. The water gets hot and comes back up. That is a hot spring. Japan has many volcanoes, so it has many hot springs.

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雨水が、地面の深いところまでしみこみます。地下の深いところは熱くなっています。場所によっては、熱いマグマが水の近くにあります。水は熱くなって、また上にもどってきます。それが温泉です。日本には火山がたくさんあるので、温泉もたくさんあるのです。

ふつうの英語でStandard English ・ 英検3〜準2級くらい

Hot springs are made when underground water gets heated and comes back up to the surface. Rain and snow soak into the ground and slowly travel deep down through cracks in the rocks. The deeper you go, the hotter the Earth becomes, about 3 degrees warmer for every 100 meters on average. In volcanic areas, hot, melted rock called magma may be relatively close to the surface, heating the water even more. The water picks up minerals from the rocks along the way. Underground pressure can then push it upward through cracks, and warm water is also less dense than cold water. Japan has many volcanoes, so it has more than 27,000 hot spring sources. Some hot springs, though, are far from volcanoes. Their water is warm simply because it comes from very deep underground.

日本語の訳を見る

温泉は、地下の水があたためられて、また地上にわき出してくることでできます。雨や雪は地面にしみこみ、岩のわれ目を通ってゆっくりと深くまで進みます。地球は深くなるほど熱くなり、平均すると100メートルにつき約3度ずつ温度が上がります。火山のある地域では、マグマとよばれる熱くとけた岩が地表から比較的近いところにあり、水をさらにあたためることがあります。水は、とちゅうで岩から鉱物の成分をとりこみます。その後、地下の圧力で岩のわれ目を通って上へおし上げられます。また、温かい水が冷たい水より密度が小さいことも、上がるのを助けます。日本には火山がたくさんあるので、2万7000以上もの温泉の源泉があります。でも、火山から遠い温泉もあります。その水は、とても深い地下から来ているというだけで温かいのです。

この質問の英単語

  • hot springs温泉
  • underground地下の
  • heatedあたためられた
  • magmaマグマ
  • volcanoes火山
  • minerals鉱物(の成分)
  • rises上がる

超絶解説もっと知りたい人へ

地球は、深くほるほど熱くなる

地面の下は、深くなるほど温度が上がります。場所によって差はありますが、平均すると100メートルで約3度、1000メートルなら約30度上がります。地下が熱いのは、地球ができたときの熱が残っていることや、地球の中の放射性元素が少しずつ熱を出していることなどが理由です。地球の中心は5000度をこえると考えられています。とくに日本のような火山の多い国では、地下数キロメートルのところに、1000度近いマグマのたまり場があることもあります。地下にしみこんだ雨水がその近くを通ると、ぐんぐんあたためられて、温泉としてわき出してくるのです。

法律では「冷たい温泉」もある!

日本には「温泉法」という法律があり、温泉かどうかが決められています。地中からわき出す水で、温度が25度以上あるか、決められた成分のどれかが一定量以上ふくまれていれば、温泉とよべるのです。つまり、25度より冷たい水でも、成分の条件を満たせば立派な温泉。逆に、ただの地下水をわかしただけでは温泉にはなりません。火山から遠い東京や大阪にも温泉があるのは、1000メートル以上の深い井戸をほって、地下深くの温かい水をくみ上げているからです。

温泉の色とにおいのひみつ

温泉には、白、赤茶色、緑、黒など、いろいろな色があります。神戸の有馬温泉の「金泉」が赤茶色なのは、お湯にとけた鉄が空気にふれてさびるから。東京などに多い黒い「黒湯」は、大むかしの植物が分解された成分がとけこんだものです。温泉地の「ゆで卵のようなにおい」を硫黄のにおいとよく言いますが、正体は硫化水素というガス。硫黄そのものには、ほとんどにおいがありません。

海の底から来た水?有馬温泉のなぞ

有馬温泉は近くに火山がないのに、90度をこえる熱いお湯がわき出します。研究者たちは、日本の下にしずみこんでいく海のプレートから、地下深くでしぼり出された水がまじっているのではないかと考えています。お湯にふくまれる成分の特ちょうが、その考えを支えています。わたしたちが入っている温泉には、何十キロメートルも深い地下からの長い旅をしてきた水が、ふくまれているかもしれないのです。

温泉の熱で電気もつくれる

地下の熱は、おふろだけでなく発電にも使えます。地下深くの熱い蒸気でタービンを回して電気を起こすのが「地熱発電」です。天気に関係なく、昼も夜も発電できるのが強みです。日本は火山が多いおかげで、地熱の資源の量がアメリカ、インドネシアに次いで世界で3番目に多いといわれています。大分県や岩手県、秋田県などには地熱発電所があり、温泉と同じ地球の熱が、わたしたちのくらしを支えているのです。

みんなが驚く豆知識

  1. 日本の温泉の源泉は約2万8000か所。都道府県別では大分県が5000か所以上で日本一です。別府には、色とりどりの熱いお湯がわく「地獄めぐり」もあり、温泉の国・日本を代表する場所になっています。

  2. 長野県の地獄谷野猿公苑では、野生のニホンザルが雪の中で温泉に入ります。1960年代に、子ザルが温泉に入ったのが始まりといわれます。冬に温泉に入るサルは、ストレスが少なくなるという研究結果もあります。

  3. 英語で温泉保養地を意味する spa は、ベルギーの温泉の町「スパ(Spa)」の名前から来ています。熱湯をふき上げる間欠泉の geyser も、アイスランドの間欠泉「ゲイシール(ふき出すもの)」の名前です。

おうちでやってみよう

温泉に行ったら、脱衣所にはってある「温泉分析書」を見てみよう。お湯の温度(泉温)や、どんな成分が入っているかが書いてあるよ。いくつかの温泉でくらべると、それぞれの温泉の「生まれ」のちがいが見えてくるよ。

英文と解説は、このコーナーのために子ども向けに書き下ろしたものです(AIと人が作成。Codex で英語・和訳・事実をチェックし、人の目でも順次確認しています)。100年以上前の原文をそのまま載せている「おはなし」のページとは分けています。

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