原田英語の多読ベストジュニア このサイトについてはじめて
紙はなにからできているの?のイラスト

身のまわりのもの ・ 245/300

紙はなにからできているの?

What is paper made from?

ひとことで言うと

紙はおもに木などの植物の「せんい(細い糸のようなもの)」でできているよ。せんいを水の中でバラバラにして、うすくすいて、かわかすと紙になるんだ。

やさしい英語でEasy English ・ 英検5〜4級くらい

Most paper comes from trees. Wood has tiny thin threads called fibers. People break wood into fibers and mix them with water. Then they spread the mix thin and dry it. The fibers hold on to each other, and you get paper! Old paper can be used again, too.

日本語の訳を見る

ほとんどの紙は木から作られます。木には、せんいとよばれる小さくて細い糸があります。人は木をばらばらにしてせんいにし、水とまぜます。それをうすく広げて、かわかします。せんいどうしがしっかりくっついて、紙ができるのです!古い紙をもう一度使うこともできます。

ふつうの英語でStandard English ・ 英検3〜準2級くらい

Most paper is made from plants, usually wood. Wood is full of tiny, thin threads called fibers. At a paper factory, wood chips are cooked or ground until the fibers come apart. This soft, wet mix is called pulp. Next, the pulp is mixed with lots of water and spread very thin on a moving screen. The water drains away, and the fibers lie on top of each other in a messy net. As the sheet is pressed and dried, the fibers stick together tightly, and paper is born. In Japan, a lot of paper is also made from used paper, like old newspapers and boxes. Traditional Japanese paper, called washi, is made from the bark of special bushes.

日本語の訳を見る

ほとんどの紙は植物、たいていは木から作られます。木には、せんいとよばれる小さくて細い糸がぎっしりつまっています。紙の工場では、木の小さなかけらをにたり、すりつぶしたりして、せんいをばらばらにします。このやわらかくてぬれたものをパルプといいます。次に、パルプをたくさんの水とまぜ、動いているあみの上にとてもうすく広げます。水がぬけていき、せんいがばらばらのあみのように重なります。このシートをおしつけてかわかすと、せんいどうしがしっかりくっついて、紙が生まれます。日本では、古い新聞紙や箱などの使い終わった紙からも、たくさんの紙が作られています。日本の昔ながらの紙である和紙は、特別な木の皮から作られます。

この質問の英単語

  • paper紙
  • wood木(木材)
  • fibersせんい
  • pulpパルプ
  • screenあみ
  • driedかわかされた
  • bark木の皮

超絶解説もっと知りたい人へ

紙の正体は植物の「糸」

植物の体は、セルロースという物質でできた、細くて長いせんいがたくさん集まってささえられています。紙は、このせんいを取り出して、うすいシートにしたものです。おもしろいのは、紙には接着ざいがほとんど使われていないことです。せんいを水にうかべてあみですくい、水がぬけてかわいていくとき、せんいどうしが目に見えない小さな力で手をつなぐようにくっつきます。紙がぬれるとふにゃふにゃになって、やぶれやすくなるのは、水がせんいとせんいの間に入りこんで、その手をはなしてしまうからです。

2000年以上前の中国で生まれた

紙は中国で生まれました。2000年以上前の紙のきれはしが、中国の遺跡から見つかっています。西暦105年ごろ、蔡倫(さいりん)という役人が、木の皮やぼろきれ、古い魚とりのあみなどから、じょうぶな紙を作る方法をまとめ、皇帝にさし出したといわれています。それまで文字は、木や竹の細いふだや、高い絹の布に書いていました。紙が広まったことで、文字や知識がずっと多くの人にとどくようになったのです。日本の古い歴史の本『日本書紀』には、610年に朝鮮半島から来たお坊さんが紙の作り方を伝えたと書かれています。

1000年以上のこる和紙もある

和紙は、コウゾ、ミツマタ、ガンピなどの木の皮のせんいから作られます。これらのせんいは長くてじょうぶで、からみ合うととても強い紙になります。奈良の正倉院には、702年に作られた戸籍(家族の記録)の紙が、1300年以上たった今も残っています。2014年には、石州半紙(せきしゅうばんし)、本美濃紙(ほんみのし)、細川紙(ほそかわし)という3つの和紙作りの技が、ユネスコの無形文化遺産に登録されました。日本のお札にも、ミツマタなどのせんいが使われていて、ぬれても、何度おりまげてもやぶれにくくなっています。

紙は何度も生まれ変わる

日本では、使い終わった紙の多くが回収され、また紙に生まれ変わります。古紙を水にとかすと、せんいがまたばらばらになり、新しい紙をすけるのです。ただし、リサイクルするたびにせんいは少しずつ短く、弱くなっていきます。そのため、何度かリサイクルされたせんいは、トイレットペーパーなどの紙にも使われます。古紙を使うと、新しく使う木をへらせます。また、紙の種類や作り方によっては、使うエネルギーや水をへらせることもあります。

みんなが驚く豆知識

  1. 英語の paper は、古代エジプトの水草「パピルス」が語源です。ただしパピルスは草のくきをうすく切って重ねてたたいたもので、せんいをばらばらにしてすく本当の紙とは作り方がちがいます。

  2. アシナガバチやスズメバチは、木をかじってだ液とまぜ、紙のような巣を作ります。1700年代のフランスの科学者レオミュールは、ハチの巣を見て「木から紙が作れるはず」と考えました。

  3. 厚さ0.1mmの紙を42回半分におれたとしたら、厚さは約44万kmになり、月(約38万km先)までとどく計算です。実際には、紙をおれる回数はせいぜい10回ちょっとです。

おうちでやってみよう

ティッシュペーパーを光にすかして、虫めがねで見てみよう。細いせんいがあみの目のようにからまっているのが見えます。少し水でぬらして、ぬれたところがどれだけ弱くなるかもくらべてみてね。

英文と解説は、このコーナーのために子ども向けに書き下ろしたものです(AIと人が作成。Codex で英語・和訳・事実をチェックし、人の目でも順次確認しています)。100年以上前の原文をそのまま載せている「おはなし」のページとは分けています。

身のまわりのものの「なぜ?」をもっと

「なぜ?」300の一覧へ えいご なぞなぞ大会