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ロケットはなぜ宇宙まで行けるの?のイラスト

身のまわりのもの ・ 247/300

ロケットはなぜ宇宙まで行けるの?

How do rockets get to space?

ひとことで言うと

ロケットはガスをうしろへものすごい勢いでふき出し、そのおし返しで前へ進むよ。燃料を燃やすための酸化剤も自分で積んでいるので、空気のない宇宙でも進めるんだ。

やさしい英語でEasy English ・ 英検5〜4級くらい

Let go of a balloon full of air. The air rushes out the back, and the balloon zooms forward. A rocket works the same way. It burns fuel and pushes hot gas out very fast. The gas goes down, so the rocket goes up!

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空気でふくらませた風船から手をはなしてみましょう。空気がうしろからいきおいよく出て、風船はびゅーんと前へ飛びます。ロケットも同じしくみです。燃料を燃やして、熱いガスをとても速くおし出します。ガスが下へ行くので、ロケットは上へ行くのです!

ふつうの英語でStandard English ・ 英検3〜準2級くらい

Have you ever let go of a balloon full of air? The air rushes out one way, and the balloon flies the other way. A rocket works like that, but much more powerfully. It burns huge amounts of fuel and blasts hot gas out of its bottom at very high speed. When the rocket pushes the gas down, the gas pushes the rocket up. Burning needs a chemical called an oxidizer. There is no air in space, so a rocket carries its own oxidizer. Many rockets use oxygen for this. To stay in space without falling back, a rocket must also go sideways very fast, about 8 kilometers every second. Fuel and oxidizer make up most of a rocket's launch weight. Many rockets drop empty stages along the way to become lighter.

日本語の訳を見る

空気でふくらませた風船から手をはなしたことはありますか。空気がいっぽうへいきおいよく出て、風船は反対の方へ飛んでいきます。ロケットもそれと同じですが、ずっと力強いのです。ものすごい量の燃料を燃やし、熱いガスを下からとても速いスピードでふき出します。ロケットがガスを下へおすと、ガスがロケットを上へおし返します。ものを燃やすには、酸化剤という物質が必要です。宇宙には空気がないので、ロケットは酸化剤も自分で積んでいます。酸素を酸化剤に使うロケットもたくさんあります。落ちてこずに宇宙にとどまるには、ロケットは横向きにもとても速く進まなければなりません。1秒間に約8kmです。打ち上げるときのロケットは、燃料と酸化剤が重さの大部分をしめます。多くのロケットは、空になった段をとちゅうで切りはなして軽くします。

この質問の英単語

  • rocketロケット
  • balloon風船
  • fuel燃料
  • gasガス
  • oxygen酸素
  • space宇宙
  • sideways横向きに

超絶解説もっと知りたい人へ

おしたら、おし返される

ローラースケートをはいてかべを強くおすと、自分がうしろへすべっていきます。何かをおすと、同じ強さで自分もおし返される。これを作用・反作用の法則といいます。ロケットは、燃料を燃やしてできた熱いガスを、ものすごい力でうしろへおし出しています。そのおし返しで前へ進むのです。だいじなのは、ロケットは空気をおして進んでいるのではない、ということです。1920年、アメリカの新聞が「空気のない宇宙では、ロケットはおす物がないから進めない」と、ロケット研究者ゴダードをばかにする記事をのせました。でもそれはまちがいで、ロケットはむしろ空気のじゃまがない宇宙の方がよく進むのです。

宇宙へ行く=横へ超スピード

地面から約100kmの高さは、「宇宙のはじまり」の目安としてよく使われます。ただし、空と宇宙の境目が一本の線のようにはっきりしているわけではありません。ただまっすぐ100km上がるだけでは、やがて地球へ落ちてきます。空気のじゃまがないとして、地球の近くを落ちずに回り続けるには、横向きに秒速約7.9kmという速さが必要です。東京から大阪まで約1分で進むほどの速さです。空気がないところでボールを横に投げると考えてみましょう。速く投げるほど、ボールは遠くまで進んでから落ちます。十分に速ければ、ボールが落ちていく分だけ丸い地球の地面も遠ざかり、地面にぶつからずに地球のまわりを回り続けます。だからロケットは、上がりながらだんだんかたむき、横向きにも加速していきます。

ロケットはほとんど燃料のかたまり

ロケットの重さの多くは、推進剤です。推進剤とは、燃料と、それを燃やすための酸化剤を合わせたよび名です。種類によってちがいますが、打ち上げるときの重さの約9わりを推進剤がしめるロケットもあります。日本のH3ロケットの中心部分と第2段では、約マイナス253度の液体水素を燃料に、液体酸素を酸化剤に使います。使い終わったタンクやエンジンをふくむ段は重いおもりになるので、とちゅうで切りはなします。このようなしくみを多段式ロケットといいます。

えんぴつロケットから始まった日本

日本のロケット研究は、1955年、糸川英夫博士たちが東京の国分寺で飛ばした、長さわずか23cmの「ペンシルロケット」から始まりました。最初は空に打ち上げず、地面と水平に飛ばして、どう飛ぶかをくわしく調べました。それから約50年後、小惑星から初めて砂を持ち帰った探査機「はやぶさ」が向かった星は、博士の名前から「イトカワ」と名づけられています。

みんなが驚く豆知識

  1. 1920年にゴダードをばかにした新聞は、49年後の1969年、アポロ11号が月へ向かっているとちゅうに「ロケットは真空でも働くことがはっきりした。まちがいを残念に思う」というおわびの記事をのせました。

  2. 英語の rocket は、イタリア語の rocchetta(糸をまきつける小さな糸まき)から来ています。細長い形がにていたからです。

  3. 国際宇宙ステーションは、地球を約90分で1周しています。そのため、乗っている宇宙飛行士は1日に16回ほども日の出を見ることができます。

おうちでやってみよう

おうちの人に手伝ってもらい、短めの糸にストローを通して、通り道ではない場所に置いた2つのいすの間へはります。ふくらませた風船の口を指でつまんだまま、テープでストローにはり、顔を近づけずに手をはなしてみよう。風船は空気をふき出しながら、糸にそって飛んでいきます。実験中は糸の近くを走らないでね。

英文と解説は、このコーナーのために子ども向けに書き下ろしたものです(AIと人が作成。Codex で英語・和訳・事実をチェックし、人の目でも順次確認しています)。100年以上前の原文をそのまま載せている「おはなし」のページとは分けています。

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