
身のまわりのもの ・ 253/300
火はなぜ熱いの?
Why is fire hot?

火は、木や油などが空気中の酸素とはげしく結びつく「化学反応」で、中にたくわえられていたエネルギーが一気に熱と光になって出てくるから熱いんだよ。
やさしい英語でEasy English ・ 英検5〜4級くらい
Wood, paper, and wax have energy inside. Fire happens when they join with oxygen in the air very fast. Then the hidden energy comes out as heat and light. That is why fire is hot and bright. Never play with fire!
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木や紙やろうには、中にエネルギーがあります。火は、それらが空気中の酸素ととても速く結びつくときに起こります。すると、かくれていたエネルギーが熱と光になって出てきます。だから火は熱くて明るいのです。火で遊んでは絶対にいけません!
ふつうの英語でStandard English ・ 英検3〜準2級くらい
Things like wood, candle wax, and cooking gas hold energy inside them. For example, a tree stored energy from sunlight as it grew. When these things get hot enough, they start to join with oxygen in the air very quickly. This fast reaction is called combustion, or burning. As it happens, the stored energy is let out as heat and light. The heat makes the tiny particles around the flame move very fast, and fast-moving particles are what we feel as hot. The heat also warms the next bit of fuel, so the fire keeps going by itself. The yellow glow of a candle comes from tiny bits of soot that are so hot that they shine.
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木やろうそくのろう、料理に使うガスのような物は、中にエネルギーをたくわえています。たとえば木は、育つ間に太陽の光のエネルギーをたくわえました。こうした物が十分に熱くなると、空気中の酸素ととても速く結びつきはじめます。このすばやい反応を燃焼(ねんしょう)、つまり「燃えること」といいます。そのとき、たくわえられていたエネルギーが熱と光になって出てきます。熱はほのおのまわりの小さなつぶをとても速く動かし、速く動くつぶこそが、わたしたちが「熱い」と感じるものなのです。熱は次の燃料も温めるので、火はひとりでに燃え続けます。ろうそくの黄色い光は、すすの小さなつぶが、光るほど熱くなっているために出ています。
この質問の英単語
- fire火
- energyエネルギー
- oxygen酸素
- heat熱
- flameほのお
- burning燃えること
- sootすす
超絶解説もっと知りたい人へ
火の正体は「結びつき」
火は「物」ではなく、物と酸素が結びつくときに起こる「できごと」です。物が燃えるには、燃える物、酸素、そして火がつくほどの高い温度の3つがそろわなければなりません。どれか1つがなくなると、火は消えます。消防士さんが水をかけるのは、温度を下げるためです。アルコールランプにふたをすると火が消えるのは、酸素が来なくなるからです。木を燃やすと出てくるエネルギーは、もとをたどれば、木が何十年もかけて太陽の光からたくわえたものです。たき火の温かさは、むかしの太陽の光がもう一度出てきたものだともいえるのです。
「熱い」ってどういうこと?
物をつくっている小さなつぶは、いつもぶるぶるゆれ動いています。速くはげしく動くほど、その物は熱いのです。燃えるときに出たエネルギーは、まわりの空気のつぶをものすごい速さで動かします。そのつぶが手にぶつかると、手のつぶまではげしくゆさぶられ、わたしたちは「熱い!」と感じます。ろうそくのほのおでいちばん熱いのは、明るく光る所ではなく、外側のうっすら青い所で、1400度ほどにもなります。
黄色い光は「すす」の光
ろうそくのほのおが黄色く光るのは、燃えきらなかった炭のつぶ(すす)が、ものすごく熱くなって光っているからです。鉄を熱すると赤く光るのと同じです。いっぽう、ガスコンロのほのおが青いのは、酸素がたっぷりあって、すすができずにきれいに燃えているからです。今から160年以上前、イギリスの科学者ファラデーは、子どもたちに向けてろうそくのしくみを語る講演をし、それは『ロウソクの科学』という本になりました。リチウムイオン電池を開発してノーベル賞を受けた吉野彰さんは、子どものころにこの本を読んで科学が好きになったそうです。
宇宙の火はまんまる
地球では、ほのおはいつも上にのびます。温められた空気が軽くなって上へのぼり、下から新しい空気が流れこむからです。ところが、重さを感じない宇宙ステーションの中では、温まった空気がのぼりません。そのため、ほのおはまんまるのボールのような形になり、青っぽくゆらゆらと燃えます。国際宇宙ステーションでは、こうした火の実験が安全に気をつけながら行われています。
みんなが驚く豆知識
英語の curfew(夜の外出禁止の時刻)は、古いフランス語の「火にふたをせよ」が語源です。昔のヨーロッパでは、夜になるとかねを鳴らし、火事をふせぐために家の火を消させていました。
太陽は燃えているのではなく、核融合という別のしくみで光っています。もし太陽が石炭のかたまりで、ふつうに燃えているのだとしたら、数千年で燃えつきてしまう計算になります。
人類が火を使っていたしょうこは、南アフリカのどうくつで見つかった、約100万年前の燃えた骨や植物の灰だと考えられています。

おうちでやってみよう
両手のひらを10秒間ごしごしこすり合わせてみよう。手が温かくなるのは、こすったことで手のつぶが速く動いたから。「熱い」の正体は、つぶの動きなのです。本物の火は、大人といっしょのときだけね。
英文と解説は、このコーナーのために子ども向けに書き下ろしたものです(AIと人が作成。Codex で英語・和訳・事実をチェックし、人の目でも順次確認しています)。100年以上前の原文をそのまま載せている「おはなし」のページとは分けています。






