
身のまわりのもの ・ 222/300
飛行機はなぜ飛べるの?
How do airplanes fly?

つばさが空気を下へおし下げ、そのおかえしに空気がつばさを上へおし上げる力(揚力)が生まれるからだよ。
やさしい英語でEasy English ・ 英検5〜4級くらい
A plane has big wings. The engines push the plane forward fast. Air rushes over and under the wings. The wings are tilted and curved. They push the air down. The air pushes the wings up. This push is called lift. Lift holds the heavy plane in the sky.
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飛行機には大きなつばさがあります。エンジンが飛行機を前へ速くおします。空気がつばさの上と下をいきおいよく流れます。つばさは少しかたむいていて、曲がっています。つばさは空気を下へおします。すると、空気がつばさを上へおします。このおす力を「揚力(ようりょく)」といいます。揚力が、重い飛行機を空にささえているのです。
ふつうの英語でStandard English ・ 英検3〜準2級くらい
An airplane flies because its wings push air downward. The engines push the plane forward very fast, so lots of air flows past the wings. Each wing is curved and tilted up a little at the front. As air moves over and under it, the wing turns the air and sends it down. When the wing pushes air down, the air pushes the wing up. This upward push is called lift. Here is another way to see it: the air above the wing presses on it less than the air below, so the wing is pushed up. Some books say air on top must race to meet the air below at the back edge, but that is not true. In fact, the top air gets there first! The faster a plane goes, the more lift it gets. That is why planes need long runways.
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飛行機が飛べるのは、つばさが空気を下へおすからです。エンジンが飛行機をとても速く前へおすので、たくさんの空気がつばさのまわりを流れます。つばさは曲がっていて、前のほうが少し上にかたむいています。空気がつばさの上と下を通るとき、つばさは空気の向きをかえて下へ送ります。つばさが空気を下へおすと、空気はつばさを上へおします。この上向きの力を「揚力(ようりょく)」といいます。べつの見方もあります。つばさの上の空気がつばさをおす力は、下の空気がおす力より弱いので、つばさは上へおされるのです。「上の空気は、下の空気とつばさの後ろのはしで出会うために急がなければならない」と書いてある本もありますが、それは正しくありません。じつは、上の空気のほうが先に着くのです!飛行機は速く進むほど、大きな揚力を得ます。だから飛行機には長い滑走路が必要なのです。
この質問の英単語
- wingsつばさ
- enginesエンジン
- lift揚力(上へおす力)
- tiltedかたむいた
- pushおす
- runways滑走路
超絶解説もっと知りたい人へ
つばさは空気を下へ「投げて」いる
プールで手のひらを少しかたむけて水の中を動かすと、手がぐっと持ち上がりますね。つばさも同じです。前のはしが少し上を向いたつばさは、ぶつかる空気の流れを下向きに曲げます。「何かをおせば、同じ強さでおし返される」というニュートンの法則のとおり、空気を下へ送り出したおかえしに、つばさは上へおし上げられます。飛行機のうしろでは、空気が大きなうずをまきながら下へ流れていて、これが重い機体をささえている証拠です。
「上の空気が追いつく」はまちがい
「つばさの上は道のりが長いので、上の空気は下の空気と同時に後ろへ着くために速く流れる」という説明をよく見かけます。でも、風洞(ふうどう)という実験装置で空気に色をつけて見ると、上の空気は下の空気よりずっと先に後ろへ着いてしまいます。上の空気が速く流れて、つばさをおす力が弱くなるのは本当ですが、「同時に着く」理由はどこにもないのです。その証拠に、平らなつばさの紙飛行機も飛びますし、アクロバット飛行機はさかさまになっても飛べます。大事なのは、つばさの「かたむき」と形で、空気を下へ曲げることなのです。「流れが速いとおす力が弱まる」という見方と、「空気を下へおすとおし返される」という見方は、同じできごとを別の方向から見たもので、どちらも正しいのです。
4つの力のつなひき
飛んでいる飛行機には、上へおす揚力、下へ引く重力、前へ進めるエンジンの推力(すいりょく)、うしろへ引きもどす空気の抵抗(ていこう)の4つの力がはたらいています。世界最大の旅客機エアバスA380は、いちばん重いとき約575トン。それでも時速300キロ近くまで加速すると、つばさの揚力が重さを上回り、ふわりと浮き上がります。ふだん飛ぶ高さは約1万メートル。そこでは空気のこさが地上の約3分の1しかないので、空気の抵抗が小さく、時速900キロほどで楽に飛べるのです。
12秒の大ぼうけん
1903年12月17日、アメリカのライト兄弟は、エンジンつきの飛行機で人類初の動力飛行に成功しました。1回目の記録はわずか12秒、約36メートル。その日、兄弟は4回飛び、4回目は59秒で約260メートルも飛びました。でもその前に、兄弟は手作りの風洞で200種類以上のつばさの形を調べ、グライダーで何百回も練習を重ねていました。そしてその66年後の1969年、人間は月に立ったのです。
みんなが驚く豆知識
ライト兄弟の初飛行の距離(約36メートル)は、ジャンボジェット(ボーイング747)のつばさのはば(約60〜68メートル)よりも短かったのです。たった100年ちょっとで、飛行機はここまで大きくなりました。
ワタリアホウドリは、つばさを広げると3メートルをこえることもある、今いる鳥でいちばんつばさの長い鳥です。風をうまく使って、ほとんど羽ばたかずに海の上を何時間もすべるように飛び続けます。
飛行機の操縦席を英語で cockpit(コックピット)といいます。もとは「闘鶏(とうけい)=ニワトリを戦わせる見世物の、くぼんだ場所」という意味で、それが船の一部、そして飛行機の操縦席の名前になりました。

おうちでやってみよう
紙飛行機を折って、つばさのうしろのはしを左右とも少しだけ上に折って飛ばしてみよう。つぎは少し下に折って飛ばそう。つばさが空気をどちらへ曲げるかで、上へ向かったり下へ向かったりするよ。人に向けて飛ばさないでね。
英文と解説は、このコーナーのために子ども向けに書き下ろしたものです(AIと人が作成。Codex で英語・和訳・事実をチェックし、人の目でも順次確認しています)。100年以上前の原文をそのまま載せている「おはなし」のページとは分けています。






