
身のまわりのもの ・ 225/300
シャボン玉はなぜ丸いの?
Why are bubbles round?

シャボン玉のまくは、ゴムのようにちぢもうとする力で、できるだけ小さくなろうとするからだよ。中の空気を包むいちばん小さな形が「球(まんまる)」なんだ。
やさしい英語でEasy English ・ 英検5〜4級くらい
A bubble is air inside a thin skin of soapy water. The skin pulls in tight, like a stretchy balloon. It tries to be as small as it can. A ball shape is the smallest skin that can hold the air. So bubbles are round!
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シャボン玉は、せっけん水のうすい皮の中に空気が入ったものです。皮は、のびるゴム風船のように、ぎゅっと内側へ引っぱります。皮はできるだけ小さくなろうとします。ボールの形は、空気を包むことのできるいちばん小さな皮なのです。だからシャボン玉は丸いのです!
ふつうの英語でStandard English ・ 英検3〜準2級くらい
A soap bubble is a tiny bit of air wrapped in a very thin film of soapy water. The water molecules in the film pull on one another, so the film tries to shrink. This effect is called surface tension. Think of a stretched rubber sheet that wants to get smaller. The air inside pushes out, and the film pulls in. The bubble settles into the shape that holds the air with the smallest surface area. That shape is a sphere, or a ball. Even if you blow through a square or star-shaped wand, the bubble becomes round once it floats free. A film of pure water breaks almost at once. Soap lowers the surface tension and helps the film stay stable, so the bubble can last long enough to fly.
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シャボン玉は、とてもうすいせっけん水のまくに、少しの空気が包まれたものです。まくの中では水の分子がおたがいに引っぱり合うため、まくはちぢもうとします。このはたらきを「表面張力(ひょうめんちょうりょく)」といいます。ぴんとのばしたゴムのシートが、小さくなりたがっているところを思いうかべてください。中の空気は外へおし、まくは内へ引っぱります。シャボン玉は、いちばん小さい表面積で空気を包める形に落ち着きます。その形が「球」、つまりボールの形です。四角や星の形のわっかで吹いても、ふわりと飛び立てば、シャボン玉は丸くなります。ただの水だけで作ったまくは、すぐにこわれてしまいます。せっけんは表面張力を弱め、まくをこわれにくくするので、シャボン玉は飛べるくらい長もちするのです。
この質問の英単語
- bubbleあわ・シャボン玉
- filmうすいまく
- shrinkちぢむ
- surface tension表面張力
- sphere球
- wand(シャボン玉の)わっか・棒
- stretchyよくのびる
超絶解説もっと知りたい人へ
まくはいつも「ちぢみたい」
水のつぶ(分子)は、おたがいに手をつなぐように引っぱりあっています。水の中のつぶは前後左右から引っぱられてつりあっていますが、表面のつぶは外側に仲間がいないので、内側へ引きこまれます。そのため水の表面は、いつも小さくちぢもうとします。これが表面張力です。アメンボが水の上を歩けるのも、コップに水を山もりに入れてもすぐにこぼれないのも、この力のおかげ。シャボン玉のまくは表と裏の両側でちぢもうとしている、うすいうすい水の皮なのです。
球は「いちばんケチな形」
同じ量の空気を包むとき、いちばん少ない皮ですむ形が球です。たとえば1リットルを包むのに、さいころの形(1辺10センチ)なら皮は600平方センチいりますが、球なら約484平方センチですみます。このことは数学でもきちんと証明されています。ちぢみたいまくは、自然とこの「ケチな形」を選ぶのです。宇宙ステーションで水を浮かべると、ふるふるとまんまるの水の玉になるのも同じ理由。ちなみに雨つぶは、絵のような「しずく形」ではありません。小さな雨つぶはほぼ球で、大きな雨つぶは空気におされて下が平らな、ハンバーガーのパンのような形になります。
くっついたシャボン玉の決まり
シャボン玉がいくつもくっつくと、ふしぎな決まりが見えてきます。まくが1本の線で出会う所では、3まいのまくが集まり、そのあいだの角度はどれも120度になります。さらに、その線が集まる点では、4本の線がほぼ同じ角度で出会います。19世紀のベルギーの科学者ジョゼフ・プラトーは、針金のわくをせっけん水にひたして、できるまくの形をくわしく調べました。プラトーは研究のとちゅうで目が見えなくなりましたが、家族や助手の助けを借りて研究を続けたといわれます。台所のせっけんのあわをよく見ると、3まいのまくが1本の線に集まっている所が見つかりますよ。
せっけんの本当の役目
ただの水でシャボン玉ができにくいのは、まくがすぐにうすくなって切れてしまうからです。せっけんを入れると表面張力が弱まり、まくを広げやすくなります。また、まくの一部がうすくなると、表面張力の差によって、まわりの液がうすい所へ引きもどされることがあります。このはたらきが、まくを安定させます。まくの厚さは場所や時間で変わりますが、髪の毛の100分の1ほどになることもあります。水がかわいたり下へ流れたりして、どこかがうすくなりすぎると「パチン」とわれるのです。シャボン液に洗たくのりや砂糖を少し入れると、水が流れたりかわいたりする速さがおそくなり、長もちすることがあります。
みんなが驚く豆知識
屋外で自由に浮かんだ世界最大のシャボン玉は、2015年にアメリカで作られたもので、体積は約96立方メートル。ふつうの教室の半分ほどの空気が、1つのシャボン玉に包まれていた計算です。
雨つぶは「しずく形」ではありません。小さい雨つぶはほぼまんまるで、大きくなると下が平らなハンバーガーのパンのような形になり、さらに大きくなると、パラシュートのようにふくらんで分かれてしまいます。
英語の bubble は、ぷくぷくという音から生まれたと考えられている言葉です。burst someone's bubble(だれかのシャボン玉をわる)は、「人の楽しい夢や思いこみをこわす」という意味で使われます。

おうちでやってみよう
大人に手伝ってもらい、モール(毛の生えた針金)の先を内側に折りこんで、四角や星やハートの形のわっかを作ろう。台所用洗剤を水でうすめたシャボン液につけて、そっと吹いてみよう。わっかの形がちがっても、飛んでいくシャボン玉はみんな丸くなるかな?シャボン液は吸ったり飲んだりせず、目に入らないように気をつけてね。
英文と解説は、このコーナーのために子ども向けに書き下ろしたものです(AIと人が作成。Codex で英語・和訳・事実をチェックし、人の目でも順次確認しています)。100年以上前の原文をそのまま載せている「おはなし」のページとは分けています。






