
身のまわりのもの ・ 229/300
電話はなぜ遠くの人と話せるの?
How can phones let us talk to people far away?

電話は声のふるえを電気の信号や電波にかえて、ものすごい速さで遠くまで送り、相手の電話でまた声のふるえにもどしているからだよ。
やさしい英語でEasy English ・ 英検5〜4級くらい
When you talk, your voice shakes the air. A phone has a tiny part that feels the shaking. The phone changes your voice into a signal. The signal flies very fast through the air and through wires. The other phone changes it back into your voice.
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話すと、声が空気をふるわせます。電話の中には、そのふるえを感じる小さな部品があります。電話は、あなたの声を信号にかえます。信号は、空気の中や電線の中を、とても速く飛んでいきます。相手の電話が、それをまたあなたの声にもどすのです。
ふつうの英語でStandard English ・ 英検3〜準2級くらい
Your voice makes the air vibrate. Inside a phone, a tiny microphone detects these vibrations and turns them into an electric signal. A smartphone changes the signal into digital data, a long code made of ones and zeros. The phone sends the data using radio waves. These waves are invisible and travel through the air nearly as fast as light. A nearby cell tower receives them. From there, the data travels through cables, sometimes under the sea, to a tower near your friend. Your friend's phone receives the data, turns it back into an electric signal, and uses a small speaker to vibrate the air again. In this way, the sound of your voice can reach the other side of the world in less than a second!
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あなたが話すと、声が空気をふるわせます。電話の中では、小さなマイクがこのふるえを感じとり、電気の信号にかえます。スマートフォンは、その信号をデジタルデータ、つまり1と0でできた長い暗号にかえます。電話は、そのデータを電波にのせて送り出します。電波は目に見えず、空気中を光とほぼ同じ速さで進みます。近くの基地局が電波を受け取ります。そこからデータはケーブルの中を、ときには海の底を通って、友だちの近くの基地局まで進みます。友だちの電話はデータを受け取り、電気の信号にもどします。そして、小さなスピーカーがもう一度空気をふるわせます。こうして、あなたの声の音は1秒もかからずに、地球の反対側までとどくことがあるのです!
この質問の英単語
- voice声
- microphoneマイク
- signal信号
- radio waves電波
- tower(アンテナの)塔・基地局
- cablesケーブル・電線
- speakerスピーカー
超絶解説もっと知りたい人へ
マイクとスピーカーは「逆さの兄弟」
電話のマイクの中には、鼓膜のようなうすいまくがあります。声で空気がふるえると、まくもいっしょにふるえ、そのゆれが電気の強い・弱いの波にかえられます。スピーカーはその反対。電気の波をコイル(まいた電線)に流すと、そばの磁石との間で引きあったりしりぞけあったりして、うすい板がふるえ、空気をゆらして声にもどします。つまり、マイクは「ふるえ→電気」、スピーカーは「電気→ふるえ」。この2つがそろえば、声を電気にして運べるのです。電話の声がふだんの声と少しちがって聞こえるのは、運ぶ量を少なくするために、とても高い音や低い音の一部をけずっているからです。
「ワトソン君、ちょっと来てくれ」
電話の発明には、何人もの研究者や発明家が関わりました。その中でも、実用的な電話の開発者としてよく知られているのがグラハム・ベルです。ベルはアメリカで、耳が聞こえない人や聞こえにくい人の教育にもたずさわっていました。1876年、ベルは電話の特許をとり、その数日後、となりの部屋にいた助手に向かって「ワトソン君、ちょっと来てくれ」と話しかけました。これは、電話ではっきり伝わった最初の言葉として知られています。日本では1890年12月16日に、東京と横浜の間で電話のサービスが始まりました。当時はダイヤルも自動の機械もなく、「交換手」とよばれる人が、手で線をつないで相手を呼び出していました。12月16日は今も「電話創業の日」とよばれています。
声を数字にして送る
今の電話は、声の波を1秒間に何千回も細かくはかって、数字の列にかえています。数字にすると、遠くまで送っても音がにごりにくく、しかも小さくまとめて、たくさんの人の声を同時に運べます。スマホは近くの基地局と電波でやりとりし、電車や車で移動すると、話しながら次々と別の基地局へバトンタッチしていきます。電波も光のなかまで、1秒間に約30万キロ、地球を7周半するほどの速さで進みます。
海の底を走る光の道
外国との電話やインターネットの通信の大部分は、じつは人工衛星ではなく、海の底にしかれたケーブルを通っています。ケーブルの中には、髪の毛ほどの細さのガラスの線(光ファイバー)が入っていて、声や画像を表す数字を、光の点めつにして送ります。ガラスの中の光は、何もない宇宙を進むときより少しおそくなりますが、それでも1秒に約20万キロも進みます。日本とアメリカの間にも、太平洋の海底を横切る長さ1万キロ前後のケーブルが何本もしかれています。あなたの「もしもし」は、深い海の底を光になって旅しているのです。
みんなが驚く豆知識
1890年に日本で電話のサービスが始まったとき、電話を引いていたのは東京と横浜を合わせてたった197か所でした。それが今では、日本の携帯電話の契約数は、人口よりも多くなっています。
電話の「もしもし」は、相手によびかける「申す、申す(言いますよ、言いますよ)」が短くなったものだといわれています。電話が始まったころは、「おいおい」とよびかける人もいたそうです。
英語の電話の第一声 Hello を広めたのは発明家エジソンだといわれています。いっぽう電話を発明したベルは、船乗りのよびかけの言葉 Ahoy(アホイ)を使おうとしていたそうです。

おうちでやってみよう
紙コップ2つの底に、おうちの人につまようじで小さな穴をあけてもらい、たこ糸をつないで糸電話を作ろう。糸をぴんと張って話すと声がとどくよ。とちゅうで糸を指でつまむとどうなるかな?声のふるえが糸を伝わっているしょうこだよ。
英文と解説は、このコーナーのために子ども向けに書き下ろしたものです(AIと人が作成。Codex で英語・和訳・事実をチェックし、人の目でも順次確認しています)。100年以上前の原文をそのまま載せている「おはなし」のページとは分けています。






