
身のまわりのもの ・ 232/300
冬にドアノブでバチッとするのはなぜ?
Why do I get a shock from doorknobs in winter?

服や体がこすれると、体に静電気がたまるよ。冬は空気がかわいていて電気がにげにくいので、金属のドアノブにさわった瞬間、たまった電気がバチッと一気に流れるんだ。
やさしい英語でEasy English ・ 英検5〜4級くらい
When things rub together, tiny bits of electricity move. Your clothes rub when you walk. Electricity builds up on your body. In winter, the air is dry, so it cannot get away. When you touch a metal doorknob, it jumps out all at once. Zap!
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ものとものがこすれあうと、電気の小さなつぶが動きます。歩くと、服がこすれます。体に電気がたまっていきます。冬は空気がかわいているので、電気がにげられません。金属のドアノブにさわると、電気が一気に飛び出します。バチッ!
ふつうの英語でStandard English ・ 英検3〜準2級くらい
Everything is made of tiny parts, and some of them carry electricity. When two things rub together, like a sweater and your skin, some of these tiny parts called electrons jump from one to the other. Your body can end up with extra electricity that just sits there. This is called static electricity. In summer, the air is full of water vapor, and a thin layer of water on things lets the extra electricity slowly leak away. But winter air is dry, so the electricity keeps building up. When your finger gets close to a metal doorknob, the electricity suddenly jumps across the tiny gap. That jump is the zap you feel, and sometimes you can even see a little spark in the dark.
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すべてのものは小さなつぶでできていて、その中には電気をもっているものがあります。セーターと皮ふのように、2つのものがこすれあうと、「電子」とよばれるその小さなつぶの一部が、一方からもう一方へ飛びうつります。すると体に、行き場のない電気がたまったままになることがあります。これを「静電気」といいます。夏は空気に水蒸気がたっぷりふくまれていて、ものの表面のうすい水のまくを通って、よけいな電気が少しずつにげていきます。でも冬の空気はかわいているので、電気はどんどんたまっていきます。指が金属のドアノブに近づくと、電気がとつぜん小さなすき間を飛びこえます。その飛びうつりが、あなたが感じるバチッなのです。暗い所では、小さな火花が見えることさえあります。
この質問の英単語
- rubこする
- electricity電気
- electrons電子
- static electricity静電気
- dryかわいた
- doorknobドアノブ
- spark火花
超絶解説もっと知りたい人へ
こすると電子がお引っこし
ものをつくる原子の中には、マイナスの電気をもった「電子」というつぶがあります。2つのものをこすりあわせると、電子がうばいやすいほうへ引っこしをします。電子がふえたほうはマイナスに、へったほうはプラスに電気がかたよります。どちらになりやすいかは材料で決まっていて、ウールや人の皮ふ、かみの毛はプラスに、ポリエステルやアクリルはマイナスになりやすいといわれます。だから、ウールのセーターの上にポリエステルのフリースを重ねると、静電気がたまりやすくなるのです。
体は数千ボルトの電池?
かわいた冬の日には、じゅうたんの上を歩いたり、服をぬいだりするだけで、体に数千ボルト、ときには1万ボルトをこえる電気がたまることがあります。ふつう、3000ボルトくらいたまると「バチッ」と感じるといわれます。家のコンセントは100ボルトなのに、なぜ静電気は平気なのでしょう。それは、静電気がたまっている電気の量がとても少なく、100万分の1秒ほどのごく短い時間で流れ終わってしまうからです。コンセントの電気は止まらずに流れ続けるので、とても危険です。ぜったいにさわったり、物を入れたりしないでね。
なぜ冬に多いの?
空気がしめっていると、ものの表面にうすい水のまくができ、たまった電気はそこを通って少しずつにげていきます。ところが冬は空気がかわいているうえ、だんぼうで部屋の中はさらにかわきます。だから電気がにげにくく、体にたまりやすいのです。バチッをへらすには、加湿器を正しく使って部屋のしつ度を上げたり、手にクリームをぬって皮ふをかわかさないようにしたりします。金属のかぎを金属部分までしっかり持ち、かぎの先を先にドアノブへ近づけると、火花が指先に直接当たりにくくなります。ただし、かぎをコンセントや電気製品のすき間に近づけてはいけません。ガソリンスタンドに静電気をにがすシートがあるのは、火花でガソリンに火がつかないようにするためです。
かみなりは巨大な静電気
かみなり雲の中では、氷のつぶどうしがぶつかりあい、プラスとマイナスの電気が分かれてたまっていきます。たまった電気が空気の中を一気に流れるのが、かみなりです。つまり、かみなりはドアノブのバチッのとても大きなもの。1752年、アメリカのフランクリンは、かみなりと静電気が同じものだと確かめるために、雷雨の中でたこをあげたと伝えられています。これはとても危険で、まねをして命を落とした人もいます。ぜったいにやってはいけません。
みんなが驚く豆知識
かみなりの電圧は、数千万ボルトから数億ボルトほどになると見つもられています。ただし、放電の大きさや測り方によって値は大きく変わります。ドアノブの静電気が数千ボルトなら、かみなりはその何万倍にもなることがあります。まぶしい光は電気が空気中を流れるときに生まれます。雷鳴は、電気で急に熱くなった空気がはげしく広がり、まわりの空気をゆらすために聞こえるのです。
ミツバチやマルハナバチは、飛ぶうちに体にプラスの静電気をためています。マルハナバチは、花のまわりの電気のようすを体の毛で感じとり、ほかのハチがすでにみつをすった花かどうか見分けているらしいことが、研究でわかってきました。
静電気を英語で static electricity といいます。static は「止まっている、動かない」という意味。電線の中を流れる電気とちがって、ものの上にとどまっている電気なので、こうよばれます。

おうちでやってみよう
ふくらませた風船を、かみの毛やセーターでよくこすろう。小さくちぎった紙に近づけると、紙がぴょんとくっつくよ。かべにそっとつけると、風船がかべにはりつくかも。冬と夏でくっつき方がちがうかも、くらべてみよう。
英文と解説は、このコーナーのために子ども向けに書き下ろしたものです(AIと人が作成。Codex で英語・和訳・事実をチェックし、人の目でも順次確認しています)。100年以上前の原文をそのまま載せている「おはなし」のページとは分けています。






