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ボールはなぜはずむの?
Why do balls bounce?

ボールは地面にぶつかると一しゅんぺちゃんこにつぶれ、ばねのように元の形にもどろうとする力で、地面をおして上へはね返るからだよ。
やさしい英語でEasy English ・ 英検5〜4級くらい
When a ball hits the floor, it gets squashed for a moment. Then it quickly pops back into its round shape. This push sends the ball back up. A ball made of clay does not pop back, so it does not bounce. Each bounce is a little lower than the last one.
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ボールがゆかにぶつかると、一しゅんつぶれます。それから、すぐに元の丸い形にぽんともどります。このおす力で、ボールは上へはね返ります。ねんどでできたボールは元にもどらないので、はずみません。はずむたびに、ボールは前より少しずつ低くなります。
ふつうの英語でStandard English ・ 英検3〜準2級くらい
When a rubber ball filled with air hits the ground, it becomes flatter for a tiny moment. A fast camera can show this clearly. The rubber stretches, and the air inside is squeezed. As its shape changes, the ball stores energy, like a pressed spring. Then it returns toward its round shape and pushes against the ground. The ground pushes the ball back up. That is a bounce! Some energy becomes heat and sound, so the ball usually comes back lower than where it started. A clay ball does not spring back, so it hardly bounces. Temperature can matter too. Many rubber balls become stiffer when they are cold, and the pressure inside an air-filled ball also falls. For these reasons, some cold balls bounce lower.
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空気の入ったゴムボールが地面にぶつかると、ほんの一しゅん、平たくつぶれます。高速カメラで見ると、そのようすがはっきりわかります。ゴムがのび、中の空気がおしちぢめられます。形が変わるとき、ボールには、おされたばねのようにエネルギーがたまります。そして丸い形にもどろうとして地面をおし、地面もボールを上へおし返します。これが「はずむ」ということです!エネルギーの一部は熱や音になるため、ふつうは落とした高さより低い所までもどります。ねんどのボールは元の形にもどらないので、ほとんどはずみません。温度も関係します。多くのゴムボールは冷えるとかたくなり、空気の入ったボールでは中の圧力も下がります。そのため、冷えると低くしかはずまないボールがあります。
この質問の英単語
- bounceはずむ
- squashesつぶれる
- rubberゴム
- springばね
- energyエネルギー
- clayねんど
- temperature温度
超絶解説もっと知りたい人へ
目に見えない「ぺちゃんこ」
ボールがはずむ瞬間を、1秒に何千コマも撮れる高速カメラで見ると、びっくりします。テニスボールはおまんじゅうのように平たくつぶれ、ゴルフボールもクラブで打たれると大きくゆがみます。ゴルフボールとクラブがふれている時間は、わずか2000分の1秒ほどです。ボールがつぶれると、その形を元にもどそうとする「弾性エネルギー」がたまります。ちぢめたばねやトランポリンにエネルギーがたまるのと同じです。そのエネルギーでボールが元の形にもどり、地面をおして飛び上がります。つまり「はずむ」とは、つぶれて、元にもどるという、あっという間のできごとなのです。
はずみ方には「成績表」がある
どのくらいはずむかは、ボールにとって大事な性能です。たとえばテニスの公式ボールは、254センチの高さからコンクリートの上に落としたとき、135〜147センチの高さまではずむものと決められています。落とした高さまでもどらないのは、つぶれてもどるときに、ゴムの中でエネルギーの一部が熱に、また音になってにげていくからです。何度もはずませたボールが少し温かくなるのはそのせい。スカッシュという競技では、ボールが冷えているとあまりはずまないので、試合の前にボールを打って温める「ウォームアップ」をします。
中の空気もばねになる
サッカーボールやバスケットボールのように中が空気のボールでは、つぶれたときにおしちぢめられた空気も、ばねのはたらきをします。空気がぬけかけたボールがはずまないのは、空気のばねが弱くなるからです。そのため、サッカーの公式ボールには、中の空気の圧力の決まりもあります。また、地面の性質も大切です。かたいゆかではよくはずむボールも、やわらかい砂の上では、砂がつぶれて力をすいとってしまい、ほとんどはずみません。ボールと地面、両方がばねのようにもどれるかどうかが、はずみ方を決めるのです。
3500年前のゴムボール
ゴムのボールは、中央アメリカで生まれました。今のメキシコでは、3500年ほど前のゴムのボールが見つかっています。人々はゴムの木から出る白い液に、アサガオのなかまの植物のしるをまぜて、よくはずむボールを作っていたことが、研究でわかっています。ボールを使った儀式的な競技もさかんでした。16世紀にヨーロッパの人々がこのボールを見たとき、まるで生きているようにはずむことに、とてもおどろいたと伝えられています。
みんなが驚く豆知識
テニスの公式ボールは、254センチの高さから落として、135〜147センチの高さまではずむものと決められています。高い山の上の大会用には、空気がうすくてもはずみすぎないよう調整された特別なボールもあります。
カンガルーは、足のけん(アキレスけん)をばねのように使っています。着地のたびにけんがのびて力をため、それがもどる力でまたはね上がるので、少ないエネルギーで長いきょりをぴょんぴょん進めるのです。
1770年、イギリスの科学者ジョゼフ・プリーストリーは、天然ゴムが鉛筆の字をこすって消すのに役立つと書き残しました。英語の rubber という名は、「こする」という意味の rub と結びついて広まりました。イギリスでは今も、消しゴムを rubber とよびます。

おうちでやってみよう
まず、ゴムボール、テニスボール、ピンポン玉などを同じ高さから落とし、どこまではずんだかくらべてみよう。次に、同じ種類のゴムボールを2つ用意します。1つは清潔な袋に入れて冷蔵庫で冷やし、もう1つは部屋に置いておきます。冷とう庫には入れないでね。2つを同じ高さから落として、はずみ方をくらべましょう。ぬれたボールはすべりやすいので、よくふいてから使ってください。
英文と解説は、このコーナーのために子ども向けに書き下ろしたものです(AIと人が作成。Codex で英語・和訳・事実をチェックし、人の目でも順次確認しています)。100年以上前の原文をそのまま載せている「おはなし」のページとは分けています。






